「わかる」よりも「できる」を目指したほうが速い
「ベテランが強い理由ってなんだろう?」
ずっとそう思ってた。
経験が長いから?スキルが高いから?それもあるけど、やっぱり場数を踏んでるからなんだよね。
場数を踏むと、ややこしいことをいちいち考えなくて済むようになる。
最初は一つひとつ確認してたことも、自然にできるようになる。
頭で「わかる」を通り越して、「できる」に変わっていくんだ。
例えば、ベテランって引き出しが多い。
いろんな状況に対応してきてるから、「あ、このパターン知ってる」って瞬時に動ける。
しかも、繰り返しの中でやり方がどんどん洗練されていく。
初めてのときはドタバタだったことも、場数を重ねるうちにスムーズになっていく。
コミュニケーションもそう。
いろんなタイプの人と接する中で、自分なりのやり方が身についていく。
これは言葉にしにくいけど、何となく「こうすればうまくいく」って感覚が育っていくんだよね。
実は、人って「わからなくてもできる」ことが結構多い。
何度も繰り返していれば、説明はできなくても体が覚える。
その瞬間、自分の中で「これでいいんだ」って感覚が芽生えるんだ。
逆に、「わかる」ってすごく難しい。
理屈で説明できることって限られてるし、完璧に理解しようとすると時間がかかる。
だから、本当は「わかる」より「できる」を目指したほうが速い。
たとえば、自転車に乗るとき。
最初はペダルのこぎ方とかバランスの取り方なんて、わからなくてもとりあえず乗ってみるでしょ?
失敗しながらも何度も繰り返すうちに、気づいたら乗れるようになってる。
それを後から振り返って「こうすればいいのか」ってわかるようになる。
そういう意味では、「できる」ようになったことを「わかる」に変えるのは少し簡単だ。
なぜなら、後付けで言語化すればいいから。
「このときはこうやってたんだ」とか「こういう状況ではこう動けばいいんだな」って後から整理できる。
でもその前に、「できる」まで行かないと始まらない。
だから、やっぱり場数を踏むことが大事。
とにかくやってみる。
たくさん経験する。
失敗してもいいから繰り返す。
その中で、「できる」が増えていく。
そして、「できる」が増えれば増えるほど、自信もついてくる。
自信がつけば、「わかる」ことも増えていく。
ベテランって、そうやって成り立ってるんだと思う。
だから、場数を踏むことを怖がらなくていい。
失敗してもいいから、とにかく経験を重ねていけばいい。
「わからなくても、できる」
この感覚を大切にしていけば、自然と次のステップに進める。
そう信じて、今日もまた一歩踏み出してみるんだ。
読んでくださり、ありがとうございました。
コメントや質問があればぜひお寄せくださいね。