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「意識低い系起業」って実はアリ? 自由を求めた先に成長が待っている話
みなさん、起業って聞くと、なんだか「意識高い系」ってイメージ、ありませんか?
夢やビジョンを掲げて、世の中を変えたいとか、誰かを幸せにしたいとか。
もちろん、そういう起業も素晴らしいけど、実はもっとシンプルな理由で起業してもいいんじゃないかと思うんです。
上司に指示されるのが面倒とか、やりたいことやってる会社がないから自分で作っちゃう、みたいな感じで。
実際、僕自身が起業した理由もそんなに大層なものじゃなかったんです。
会社の方針に従って仕事をするのがだるい、好きなことやりたい!っていう気持ちが大きかったんですよね。
そんな軽い気持ちで始めた起業だけど、事業が成長してくると嫌でも勉強しなきゃいけなくなるし、気づいたら勝手に自分も成長してました。
今回は、そんな「意識低い系起業」について話しつつ、起業することで自分が成長する流れと、実際に起業してからどんなことを学んでいったかを深掘りしてみようと思います。
そもそも、なぜ「意識低い系」起業がアリなのか?
まず、そもそも「意識低い系」の起業がどうしてアリなのか、というところから考えてみます。
よくある「意識高い系」の起業は、最初からビジョンや目標が明確で、しっかりとした計画を立てて始めることが多いですよね。
もちろん、それはすごく大切なことなんですが、一方で「やりたいことが見つからない」「上司に従うのがつらい」などの理由で始める起業も実は大切な一歩です。
なぜなら、何かを始めるには必ずしも崇高な理由が必要なわけではないんです。
たとえ意識が低くても、スタートしてしまえば次第に「必要に迫られて」学び、自分自身が成長していくプロセスが待っているからです。
最初から全てを完璧に準備して始める必要はなく、「やりたくないから」「面倒だから」でも十分な動機になり得るんです。
例えば、僕も最初は「上司に指示されるのが嫌だ」というだけで起業しましたが、次第に自分の事業をどうやって成長させるかを考えるようになり、その結果としてマーケティングや財務管理、組織運営などを学ぶことになりました。
気づけば、嫌でも勉強している自分がいて、それが事業の成長につながっていたんです。
意識低い系のメリット:失敗を恐れずに動ける
意識低い系の起業には、意外なメリットがいくつかあります。
その一つが「失敗を恐れずに動ける」ということ。
なぜかというと、最初から大きな目標を掲げているわけではないので、肩に余計なプレッシャーがかからないんですよね。
「ダメならダメでいいや」と思える余裕があるからこそ、行動力が増すという側面があります。
起業の失敗率が高いと言われる中で、失敗を恐れない姿勢はとても大切です。
意識高く完璧に準備してから始めた人ほど、失敗したときのショックが大きくなりがちです。
でも、意識低く「とりあえずやってみるか」くらいの感覚で始めた場合、失敗しても「まあ、こんなもんか」と受け入れることができ、次のチャレンジにすぐに進むことができます。
勝手に自分が成長していく過程
意識低い系で起業しても、事業が少しずつ成長していくと、自然と自分も勉強せざるを得なくなります。
なぜなら、事業を続けていくためには新しいスキルや知識がどうしても必要になってくるからです。ここからは、僕自身が起業してから学んだことを具体的に挙げてみます。
1. 財務管理の基礎
最初にぶち当たった壁がこれでした。事業を始めた当初は、売上が出ればOKくらいの感覚でしたが、税金や経費、利益率などの計算を考えないといけないことに気づきました。
キャッシュフローを管理することや、帳簿をつけること、さらには税務署とのやり取りなど、避けては通れない部分です。
2. マーケティング
どうやってお客さんを増やすか?これも起業してからの大きな課題です。
SNSでのプロモーションや広告運用、SEO対策など、マーケティングの基本的な知識を学ばなければ、ビジネスは広がりません。
特に今の時代、デジタルマーケティングは必須です。
3. 人材管理・リーダーシップ
一人でやっているうちはまだしも、事業が成長するとチームを作らなければいけなくなります。
ここで必要になってくるのがリーダーシップや人材管理のスキルです。
自分のやり方が必ずしも全員に通じるわけではないことを学び、コミュニケーションの重要性や、部下のモチベーションをどう維持するかが課題になります。
4. 顧客対応
意識低い系で始めたとしても、お客様の期待に応えなければビジネスは続きません。
クレーム対応やアフターケア、そして何よりもお客様との信頼関係を築くことが、事業を成功に導く上で不可欠です。
5. 自己管理
起業して自由を手に入れた反面、時間管理や自己管理のスキルも必要になります。
誰も指示してくれない環境で、どうやって効率よく仕事を進めるか、自分のエネルギーやモチベーションをどう保つかが大切です。
意識低い系だからこその柔軟性
意識低い系の起業のもう一つのメリットは、柔軟性があることです。
最初から「こうでなければならない」といった固定観念がない分、状況に応じて柔軟に方向転換ができるのです。
事業がうまくいかなければ、すぐにピボット(事業の方向転換)を考えることができ、時には業種やサービスそのものを変えてしまうことも可能です。
逆に、意識高くしっかりと計画を立てて始めた場合、途中で方針転換することが難しくなることがあります。
自分が立てたプランに固執してしまい、柔軟に対応できなくなることがあるからです。
意識低い系だからこそ、失敗を恐れず、柔軟に新しい挑戦を続けられる。これは大きな強みです。
意識低い系の起業でも大丈夫!勉強しながら成長していこう
結局のところ、起業においては「意識が高いか低いか」はあまり関係ないんじゃないかと思います。
むしろ、最初は「意識低い系」でも、事業を続けていくうちに必要なスキルを身につけて、勝手に自分が成長していくものです。
重要なのは、始めること。そして、必要な勉強をしながら、事業と自分を成長させていくプロセスを楽しむことです。
もし、今「上司に従うのが嫌だ」とか「やりたいことやってる会社がない」と感じているなら、それは起業するチャンスかもしれません。