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1on1を軸にしたバスケの試合
こんばんは。
更新に大変間が空いてしまい申し訳ありません。
今日はバスケの試合中における1on1について、1on1を使って得点を重ねる方法についてお話しします。
1on1についての記事はいくつか出していますが、
・真正面から戦わない
・勝てる状態を作ってから仕掛ける
この辺りを少しお話ししたのですが、
5on5の試合における1on1にも同じことが言えます。
ただ5on5において1on1を成功させるためには、とても大きな障害がありますよね。
ヘルプディフェンスです。
1人対1人でハーフコートを使って1on1をする場合は抜き去ってしまえばあとはレイアップ…
で良かったのですが、5on5においてはそうはいかず、抜いたあとヘルプに捕まりレイアップすら打てなかったり、中へ切り込んだら囲まれてスティールされてしまった。無理なシュートを打つことになってしまった。こんな事が起きると思います。
これを防ぐために、5on5の中でも1on1を仕掛けられる状況を作る必要があります。
さて、何となくは分かるかも知れませんが子供やチームメイトにそれを伝えるためには言葉にしないといけませんよね。
とても簡単に言うと、「1on1を仕掛けるプレイヤーと、ゴールの間に敵DFが1人以下の状況」を作るのです。
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上のような状態でエーススコアラーの青SGが得意な1on1を仕掛けたい場合です。
能力が高いので赤SGを抜くことが出来たとします。この後ゴールに向かうまでにどれだけ障害があるでしょうか?少し考えてみてください。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/130780908/picture_pc_1a94f86d2e36ae1a5a3ef7f9c81c95d8.png?width=1200)
上記の様に、どこへ向かってもヘルスディフェンスに捕まってしまいます。
勿論能力が高ければ、この様にディフェンスを引きつけて空いた味方にパス…という形を成功させる事もできますが、育成年代や周りのオフェンス力が低い場合には1on1を成功させたい所です。
なのでそもそもの答えとしては、この様な状態で1on1を仕掛けるべきではありません。
ではどうすれば良いのか?
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/130781483/picture_pc_037833c8acc10ccc3643102152a2432c.png?width=1200)
かなり分かりにくいですが青PGのパス後、皆に矢印の様に動く様指示をしながらコーナーへ切れましょう。
青SFは空いたトップへ。
青PFはフリースローライン付近に向かってパス貰いを狙った後青SFがいた付近まで急に切れましょう。
青Cは青PFがいた場所が空くのでそこへ移動…
その結果がこちらです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/130802973/picture_pc_637f31fec7461d1d076a46c182045fd3.png?width=1200)
それぞれが忙しなく移動をした結果、コート半分にこれだけのスペースが生まれました。
この瞬間に青SGの子は1on1を仕掛けてゴールにアタックしましょう!
これで5on5の試合中における1on1オフェンスが成立するわけです。
バスケってそれぞれが好き勝手動く中で何となく噛み合う瞬間を見つけていると思っている方は多いと思いますが、実はこうやってしっかりとした戦略があり、強豪チームやどこに行ってもバスケが上手い人はコレをしっかり理解しているのです。
お気づきだと思いますが、こういった戦略を成功させるには1人のプレイヤーでは不可能です。
上手い子1人に任せれば何とかなる…ことは全く無く、選手全員やコーチ監督も事前にこういった戦略を学び、理解して準備した上でようやく展開出来るのです。
僕はよくお邪魔するミニバスの子達とコーチにこのお話をさせて頂いています。
子供に理解して貰うにはかなり知恵が必要ですが、上手に伝えることができれば団子になってボール遊びしてるチームから一変してしっかりバスケをするチームに変わります。
今回紹介したものははあくまで基本中の基本の一例です。
バスケは頭を使って知ることも大切だと沢山のプレイヤーに伝わると良いなと思います。
ありがとうございました。
カネキ