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うまくいく人が考えていることとは? ~イチローや大谷翔平の思考法~
こんにちは、お金が入るでかねいりです。
コンサルタントという仕事柄、取引先の管理職の方や社員の方から仕事の相談を受ける機会があり、その際に「どうすれば仕事をうまく進めることができるでしょうか?」という質問を受けることがあります。
そこで今日は、どうするれば仕事をうまく進めることができるかということについて考えたことをお伝えできればと思います。
■仕事をうまく進められる人と進められていない人の差は?
コンサルタントとして多くの取引先と仕事をさせて頂く中で、仕事をうまく進められている人がしていて、うまく進められていない人がしていないことがあることがわかりました。
そのひとつが「振り返ること」です。
仕事をうまく進められていない人は、仕事がやりっぱなしになっていることが多いと気づきました。
なぜやりっぱなしになっているかを聞いてみると、「仕事は目の前のことを一生懸命やればいいと考えているケース」が多い。言い換えれば、その人たちは、振り返ること自体の価値を知らないとも言えます。
得点を競うあるゲームをする際に、一度ゲームをやった後に、同じゲームをもう一度やってもらいます。その際に、作戦タイムを取ったチームと取らなかったチームで、成果がかわるかどうかという実験をすると、前者のほうが得点が高くなる傾向があります。
これが振り返りの価値。一度経験したことを踏まえて、次の一手を探し出す。作戦タイムのなかったチームは、次の一手を考えることができず、一度目のゲームの経験を活かすことができませんでした。
振り返るという時間をつくること。そして、過去を振り返るだけではなく、未来のための一手を考えること。
これができている人が仕事をうまく進めらていると考えます。
■さらにうまくいっている人の特徴とは?
この「振り返り」という観点から、さらに仕事をうまく進めている人の特徴に気づきました。
それが「うまくいったことにも目を向ける」ということです。
振り返りの際に、うまくいかなかったことに目を向ける人が多い。さらに言えば、うまくいったらそこで満足してしまっているケースが多い。
一方で、さらに仕事をうまく進めている人たちは、次のことをやっていました。
「うまくいったら次はもっとうまくやる」
イチロー氏は、大リーグ1年目のシーズン、242安打の新人最多安打を記録。2004年には、262安打を記録し、84年間破られることがなかったシーズン最多安打記録を更新しました。そして、10年連続で200本安打の達成という前人未到の記録を打ち立てました。
大谷翔平選手は、大リーグ2021年シーズンに、投手として9勝を挙げ、打者として46本のホームランを打ち、シーズンMVPとなりました。2022年シーズンは投手として15勝、そして2023年シーズンは、44本のホームランを打ち、日本人初のホームラン王となりました。さらには、2024年シーズンに50-50を達成したことは記憶に新しい。
両者ともこれまでのシーズンベストをたたき出しても、その次の年にさらなる高みを目指して、さらにシーズンベストを塗り替えてきました。
シーズンベストを出しても、もっとよくなる可能性を目指して、これまでのやり方を見直して変えていくということをしています。言い換えれば、うまくいっても、さらにうまくやるために変化する勇気を持っていると言えます。
そう考えた際に、仕事をうまく進めていくためには、目指したいと思う目標を持つことが重要であることがわかります。イチロー氏も大谷翔平選手も世界一の野球選手を目指しているからこそ、この思考法が備わったとも考えられます。
目標設定と振り返り。
やらなくても良いけどやったほうが良いこと。
目標設定や振り返りは、やらなくても仕事は何となく進めることはできます。しかし、あくまで何となくで何となくの成果しか望めません。
仕事をうまく進めてられるかどうかの分岐点はここにありそうです。