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「月の影、影の海(上)」(十二国記)を読みました
大変すぎだろうが!!!!!!!
そりゃ実家の家族も口酸っぱく言うわ、というくらい本当に大変な目に遭いっぱなしでした。中嶋さんが。
ていうか理不尽ってこんなに多彩な事例で表せるんですね、すごいや理不尽の見本市みたいな感じだった。
主人公の女子高生を誰も助けてくれないらしいみたいなのはインターネット知識でうっすら聞いてましたけど上巻全部だとは思わんだろうが…!!!!!
ずっと何かしらの汚れでベタベタしたまま人を信じることも飢餓で死ぬこともなく、進むべき正解が何かもわからず状況と世界観がわからないまま孤独で居続けてるの辛すぎる。
そして魔性の子で大丈夫かなと思ってた戴国がまたちらっと出てきてて。
魔物が跳梁跋扈する慶国よりもヤバいってなんなんですか?大丈夫?麒麟戻りました!?!?!
うちの(世界の)高里君が戻ってるはずなんですが!?!?!
と思いつつ、魔性の子の時系列が実際いつなのか今の私にはわからないので
全然知らん右上にある国を今から心配しているオタクであった。
そう戴国右上なんですって!ページ開いた瞬間にめっちゃ国書いてあって真剣に読まねば…絶対に覚えきれん…!
となり、途中の達姐の解説でまだ天空とか海とかに国増えるんか!?となり
やっぱ王ってやべ〜存在なんだ…へぇ〜と思いました。
中嶋さんは真ん中の右下の巧国に漂着したようです。
ていうかこの図なんか知ってるな、八卦の六十四卦图だ!あれに似ている!と思ったものの
それ以上知識があるわけではないのでそうだ…!と思って終わりました。
だからなんなんだ。知識激浅人生でやらせてもらってます。
国は図を見ればわかりますが、怒涛の勢いで登場したいろんな獣の名前を今の所覚えられてない…!
カタカナ四文字以上が覚えられないので漢字表記になったら覚えられるかもな…え〜っと確か学校の屋上で出たのが…蟲…まだ難しい!
あとそう、魔物が嫌な臭気を放ちがちなの人にとっての穢れって感じで好きです。
嫌な匂いって本能的なNGが出るから、人に対しての敵ってはっきりわかる感じというか何というかが。生ぬるくていやな匂いなんだろうなって想像しながら読むのが楽しい。アホみたいな感想になってしまいました。
そして職員室の窓が爆発四散して吹き散らかされるのにうめく先生、毎巻お疲れ様です。
魔物には責任能力がなく多分法律が適応されないので器物破損の罪に問えないと思いますが…火災保険とか降りるんでしょうか。
突然剣を握れと言われ、言われるがままめちゃくちゃな戦闘に身を投じた中嶋さんが(理科の実験の解剖でも無理な私に殺生をさせんでほしい!)みたいなことを思う一文でめっちゃ笑ってしまった。
女子高生が考えそうなことすぎる。本当にそうでしょうね。
異世界に行ったら行ったで
高知県出身のおじいは荷物を盗むし、青い猿は永遠に煽ってくるし
託された剣は毎回絶妙に嫌な映像を刀身から配信してくるし。
ケイキ、多分表記は慶麒なんでしょうけど全然出てこないしで…。
魔性の子で学んだ知識的に慶国の王として選ばれたんですか?中嶋さん。
この世界に来て容姿が変わったり高知のおじいとの差異が色々特別っぽいので…
ていうか髪の毛の色とか目の色についての説明がしっかりあるのすごいですよね。説明なしの世界が普通は多いので、あ、説明ちゃんとあるんだ!と思いました。なんか意味があるのかもしれない。
しかしあの〜…ケイキさん御前を離れないと約束されてましたが…あの…全然離れてますが…
ま、まあでも麒麟って基本的には王のこと裏切らないんでしょう多分、なんか多分…そうなので…はい、味方なんじゃないのかなと思います、どうなんですか!?
なんかほら…ねえ!?荒れてる慶国でもやっていけるよう今荒めのチュートリアルをされてるんじゃないですか…?ねえ流石に?ねえ?!
私が知っている麒麟は今高里君しか居ないのでわかりませんが、正直そう信じてないと中嶋さんが可哀想すぎる…!
出だしから一ヶ月悪夢にうなされてる中嶋さんを見て(読んで?)
ああ今からこの子がなんか大変な目に遭うんだ〜すでに大変だが…と思って読み進め
50頁くらい読んだところで、なんかもうすでに大変だけどまだまだ大変そうだな…
となり、上巻終わる最後には右手の手のひらに鸚鵡が喉から一分間オエオエ出した刀を刺されるし、本当にずっと大変だった。
一分間ヌメ…ヌメ…って自分を刺すための刀が鸚鵡の喉から出てくるのを見守るのめっちゃ嫌だっただろうな。
握ると回復する青色の謎の玉があって本当に良かった。それはそれで何なんだ…!?実は獣の誰かでした〜!とかだったりするのか!?
いや…握ると回復する…謎の青い玉…何!?!?!?
読んでる間全く疑問に思わなかった玉も読了後は異様に気になりますね。
あと高知県出身のおじいと話してる時に(めっちゃ言葉翻訳されとる…!)となるところ、言葉通じるんだ!?と思ってた私はそうだったんだ…!となったんですが
広瀬が白汕子に日本語で話しかけられてたアレなども同じ感じなのかな。
たいきを探してるの…て言ってた時も高校生とかに話が通じてましたもんね。なんかしらで言葉が通じるんだ。
魔性の子読んでた時、
人語を話すのに、もたらす災禍がデカすぎるぜ…情とか無いんか?!と思ってたけど人語を話すと言うよりかは謎の力で通じてる感じなのかもしれない。
下巻では生存本能が研ぎ澄まされ加速している中嶋さんの気が休まりますように…