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「風の海 迷宮の岸」(十二国記)を読みました
残り一章のところでお昼を食べてしまい、動揺が大きくて買ってきたお稲荷さんの味がしませんでした。先に全部読んで食べればよかったです。
表紙について、読み始めるまで毎巻見ないようにしているもので、
今日の表紙を見てこの方めっちゃ有名な方じゃ〜ん!じゃああの男の子やっぱ高里君なんだ!!じゃ〜この巻はこの方が王になる話なんですねオッケー!!とか思って
答え合わせする感覚というか、油断した気持ちで読み始めたのに
高里君あらため蒿里君の誓約時の心情吐露のおかげで、無事最後の一章ギリギリまで怒涛の不安感に襲われました。
おかげさまで終始(え何!?!え!?!?なにが!!?!?
な、なにが!?!?高里君!?!な、なに!?なぜ!?)と頭を疑問符だらけにしながらお昼ご飯を買えました。稀有な経験だったと思います。
本を読んでいてここまで不安になること、なかなか無い。
読書中のテンションについて雑なグラフにすると大凡こうです。
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テンションがガタガタの乱高下ですよ。
驍宗と蒿里君が出会うときに(出会ってしまった…)って思いました。
戴極国が元気いっぱいハッピーカントリーならそう思わなかったんですが。前情報がちょっと…ねえ!?
高里君がとにかく本当に可愛くて可愛くて仕方ない上にすごくいい子なこと、そして乍驍宗が普通に考えたらラスボスにしか見えない見た目なので
本当にいい人なのかなんなのかわからず終盤に延王出てくるまで取り返しつかない感凄まじかった。
かなり何回も小松さん助けてくれ〜〜!!と思っていたので出てきてめちゃめちゃ安心しました。
戴に着いて景麒と再会した時も読んでて胃が痛かった〜…可哀想すぎて。
ほらFF10のシーモアとかさあ、KHのアンセムとかさあ褐色で髪色明るくてデコが出てたじゃないですか…
「それでも自分は王だろうか」
頼もしすぎる(同時に募る行方不明への不安)
絶対行方不明にならなさそうな方が行方不明になるのが確定している。
何故。
でもその時点で延王は無事なんですよね…?こ、小松さんどうにかしてくれ!!!何故延麒が頻繁に世界を出入りしてるのか、何故小松さんに苗字があるのかもよかったら後で教えてください!!
あと廉麟も魔性の子に出てましたよねたしか…
国が乱れてるって言われてましたが、それでもしばらくは無事なんだということが確定していてちょっと安心する。
序盤、自分の存在にずっと悩み続ける泰麒の愛おしさ半端じゃなかったですね。郷愁ではなく惜別と書かれていてもお母さんのところに帰りたいと泣くんですよ!?もうアア〜〜…アアア〜!!しか言うことなかった。
そんでもって、おばあちゃんが一番強情やで…!!
無言で本読んでても頭の中で色々言ってしまう。あるある。
あと景麒が来てくれて色々話してるとこの挿絵があまりにも可愛くて可愛くて。頬を紅潮させて子供らしくはしゃぐさまなどもう〜可愛い!!!!
ずっとそうやって可愛く過ごしてられないのが既に辛かった。
可愛いのにたまに血を見て動けなくなったり不安に襲われる緩急が辛い。
そして景麒の不器用な優しさが慶国にこの後波乱をもたらすのも悲しいです。それはまた別のお話♫みたいなご案内が助かります、
不安ですが楽しみですね。
騶虞狩のところ、本当に李斎が助かって良かったです〜〜。めっちゃ嬉しかった…絶対もうこの方ここで終わりなんだ…と思いました。
でも戴はめちゃくちゃになるんだこの後…その時も無事で居てくれますか…
そして魔性の子で白汕子と一緒に居た傲濫は饕餮だったんだ。
そのものすごい存在の饕餮が…使令なんだ…蒿里君の…。
小さい獣に向かって懸命に呪言を言って無視されてた序盤のほのぼのと一変して…
驍宗も言ってましたが力強すぎるのに覇気が無いの不安すぎますね。
ていうか戴も高里君もめちゃくちゃになるのを知ってるから正直何見ても不安です。箸が転がっても不安です今、私は。
色々躓きながらも成長していく幼き麒麟を超微笑ましく見守っているのがこの本の大半だったのに、おかしい…!!後半から追い上げてくる怒涛の不安に振り回され散らかしました。
黒麒麟とは…珍しくて誇らしいことっぽいのにそれが仇となりそうな気がしてならない。
この後やっぱこの人が王だったんじゃないの!?!?みたいな方とか出てきたらどうしよう、延王とか延麒、景麒の言うことに偽り無いとは思うもののなんか全然安心できない…どうなるんだよ〜〜〜戴は〜〜!!!!
(台舗は死んだとされ、王は行方不明になります)
なんでだよ!!!!!
しかし驍宗さまが帰るのがさみしかった…(しょげ…)みたいなこと言う蒿里君可愛すぎる。そして驍宗が蒿里君無しでもガンガン政務出来るの良いですね。信じられないか?じゃないよ、信じられすぎるから不安だよ。
こんな可愛い子を近所に置いて…どうなるんですか…ほぼお父さんじゃないですか…絵面想像するだけで和むわ…。
いや〜でもね!蒿里君も驍宗のもと、これから台舗として成長して逞し…
いや…帰ってくるんだ…日本に…何故…
な、なんでだよ!!!!!
読み終えてからずっとこの堂々巡りをやっています…。
全裸で帰ってきたってことは麒麟の状態でこっちに来ようとしたのかな…気になるよ〜〜〜!!!気になるけど知るのは怖すぎる。