夏休みの新作アプリ 100玉そろばん お試しあれ!
この夏の新作アプリです!
ボクの学級(特別支援学級:知的クラス)の子は、繰り上がりのある足し算、繰り下がりのある引き算に苦戦しています。
繰り上がらない、あるいは繰り下がらない、答えが1ケタの計算は大丈夫です。両手の指を使って、数えたし、数え引きができるからです。
でも、繰り上がり、繰り下がり、問題が2ケタの計算になると、とたんにあきらめモードになります。指では対応しにくいことがわかるからです。
子:「先生、電卓使っていいですか?」
T:「もちろん、いいよ。電卓ってすごいよね。上手に使おうね!」
子:「うん、(安心した表情)」
T:「でも、電卓が無いときも計算できた方がいいから、その方法をマスターしようね」
子:「(自信なさそうに・・・)うん・・・」
たとえば 繰り上がり足し算
おはじきをならべながら
8 + 5 なら
◎◎◎◎ ◎◎◎◎ + ■■■■■
8は、あと2で10だから
・・・> 5を 2と3 にわけて
8と2 で10 10と3で 13
(◎◎◎◎ ◎◎◎◎ + ■■) + ■■■
いわゆるサクランボ計算
また 数えたしの進化形
8からはじまって 指を5にして
指をタッチしながら、
9,10,11,12・・・13!
◎◎◎◎ ◎◎◎◎
■9 ■10 ■11 ■12 ■13
たとえば、繰り下がり引き算
13 ー 5 なら
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
13は 10と3
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎ と ◎◎◎
3から5は、ひけないので
10-5 は 5
5とのこりの3で・・・8
◎◎◎◎◎ (◎◎◎◎◎) と ◎◎◎
◎◎◎◎◎ と ◎◎◎ →(◎◎◎◎◎)
指を使った数え引きとなると・・・ややこしい!
このような教科書的なやり方で計算の意味を何となく理解できて、あとは繰り返し練習することで、スラスラ計算できるようになる子もいます。
でも、なかなか飲み込めない子もいます。
通常級にも一定数は苦手意識を持っている子はいます。
T「えっ、まだ指使ってるの・・・」
T「いい加減、おぼえちゃいなさいよ。九九もみたいに」
T「くりかえし計算、計算・・・やればできる!」
何かもっといい方法はないでしょうか?
ここで登場するのが、そろばん!
そろばんといっても、
100玉そろばん!・・・検索すると
教示用の大型のものから、卓上用の小型のもの、商品も有れば、百均グッズを使った手作りのもの・・・
やっぱりニーズはあるところにはあるのですね。
今さらボクが・・・とも思いましたが、ボク流のWEB教材アプリとして100玉そろばんアプリ(カネッチの学舎オリジナル)を作ってみました。
100玉そろばんを使って、どのように授業を進めるかについては別の機会にします。(・・・というか別の資料が見つかると思いますので、当面はそちらにお任せします)
ここでは、アプリの仕様・使い方のみを紹介します。
(1)アプリ「100Tama Boad Ver.1」を立ち上げる。
→ ここから
※インストール不要のWEBアプリです。ブラウザ上で動作します。(無料です・・・Noteのみなさまはですが・・・)
★おけいこモード★
動かしたい玉をタッチすると、左・右に玉を動かせる。
・複数個まとめて動かすこともできる。
・クリアボタンをタッチすると、全部の玉を初期化する。
・ペンギンをクリックすると、左側にある玉の数をアナウンスする。
★問題モード★
← → をクリックして問題カテゴリを選択する。
<問題カテゴリ>
1 5まで
2 10まで
3 20まで
4 60まで
5 100まで
6 5までのたしざん
7 10までのたしざん
8 くりあがり 20まで
9 くりあがり 60まで
10 くりあがり 100まで
11 5までのひきざん
12 5- ◯
13 10までのひきざん
14 10-◯
15 くりさがりなし 50まで
16 くりさがり 20まで
17 くりさがり 100まで
18 かけざん 2~5のだん
19 かけざん 6~9のだん
20 かけざん ぜんぶ
たとえば
10 くりあがり 100まで を選択して、「つぎのもんだい」をクリックすると
このまま、答え合わせをしてもいいけれど、「10のまとまりをつくろう」と声をかけると「10」を意識しやすくなる。 ・・・ >】8から1とって 9に1をいれる・・
「こたえあわせ」をタッチして、正解なら「バナナ」プレゼント!
つぎの問題にすすむことができる。
100玉そろばんの他にも、同時進行で5玉タイプ、おはじきタイプいろいろ作りました。
後日紹介します。
追記 7/31
タブレットで動作画面を大型テレビ等で映し出すとマウスカーソルが出ません。これでは説明するとき不便です。そこで、☆型カーソルをつけました。とっても小さなことですが、授業では役立ちます・・・
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