見出し画像

夏休みの新作アプリ No.5 ひきざんおはじき(くりさがりマスター) お試しあれ!

この夏の新作アプリ 第5弾です!

☆子どもたち自身がアプリを操作しながら、くりあがり・くりさがりのあるたしざん・ひきざんのとき方を見つけます。

☆指を使って計算をしていた子も、10のまとまりを意識したとき方の良さを感じ取ることができます。

WEBアプリ 
 ☆ひきざんおはじき(くりさがりマスター)
ここから
※インストール不要のWEBアプリです。ブラウザ上で動作します。(無料です・・・Noteのみなさまはですが・・・)


以下、前出の投稿からの続きになります。

これまで記事(上の4つ)もぜひご覧ください。
 ※記事の中のリンクからアプリをひらくことができます。
  興味がありそうな方に広めていただければうれしいです。

今回も、そろばんから離れます。
元祖 算数おけいこツール・・・おはじきです。

そのおはじきを使って「くりさがりのあるひきざん」の意味をきちんと学ぶためのアプリを作ってみました。

じつは数日前に Ver.1をScratchサイト紹介しました。残念ながら、Scratchサイトで教材アプリを紹介してもほとんど見てもらえない、というか気づいてもらえませんが、

今回、前回の「たしざんおはじき(くりあがりマスター)」と同様、改善したもの(今回のもの)を正式版として公開します。

簡単に仕様を紹介します。

数字パネルをクリックすると、数字が変わります。
 引かれる数は、1~19
 引く数は、1~9
 おはじき(赤いカラーボール)は、数字に連動して変わります。
 引く方の数は、うすい緑色で表示されます。

 赤色おはじきは、ドラッグして動かすことができます。

左側のおはじきを、右側の枠に動かすことができます。

このとき、13の「3」を動かしてから、あと10から「2」を引いて8というやり方もあります。
13-5 ・・・>13ー(3と2)
  ・・・>(13ー3)ー2

先に10から「5」を動かして5、13の「3」と合わせて8というやり方もあります。

13-5・・・>(10と3)ー5
  ・・・>(10ー5)と3

どちらかじゃないとダメというわけでもなく、子ども本人が納得できるやり方で・・・正しい答えにできるだけ早く到達できれば(あっ、ゆっくりでも全然いいです)と思います。

このアプリ(実際のおはじきでもいいですが)で、または前出の100玉そろばんで、「引き算できる!!」を子どもたちに体感してもらいたいのです。

確かに電卓を使えば答えは出ますが、それは脳内活動としての引き算ではありません。

また九九の暗唱のように、13-5は8と覚え込んでも、数字だけの操作だとすればそれも同様です。引き算を意味でとらえた上で、習熟の過程で「13-5は8」と答えがパッとひらめくレベルまで引き上げたいとは思います。

このアプリを使ってしばらくすると、実際におはじきを動かさなくても、答えが出せるようなる子もいます。(そうなることを急がせることはありません)

大きな工夫点なのですが、
おはじきが置かれている場所に、影が残るということです。
この影が動かしたおはじき数に対応するということは、実物のおはじきでは難しいことです。

なお、「?」マークをクリックすると、答えを表示・非表示できます。

また、「おはじきオン・オフ」ボタンをクリックすると、おはじきツールを出したり消したりできます
少し慣れたら、おはじき表示なしでもチャレンジできます。

おはじきツール 非表示状態(表示・非表示の切替可能)

さらに、これも、アプリならでは工夫点ですが、
問題を自動出題する機能があります。

☆もんだいランダム表示
   ヒヨコクリック・・>5までの引き算
   ペンギンクリック・>10までの引き算
   モンキークリック・>1XーY くりさがりなし
   レッドモンキークリック・>1XーY くりさがりあり

 次から次に、問題を出せば、フラッシュカード的に使えます。

いかがでしょうか?

このアプリ、役に立ちそうでしょうか?

<つけたし>

実際の生活場面での引き算は、
ただ式を書いて、答えを出すというだけでなく
それが、
・何かから、いくつ無くなる、減る・・・のか
・何かと何かの量の違いを比べる・・・のか

ということも大切な視点になります。

私たち大人にとっては、そんなことはもうどうでもよく、引き算は引き算でしょ・・・という感じになっていますが、数の入門期のお子さんにとっては、「どういう場面でひきざんを使うのか」についても、ゆっくり指導することが必要です。

初期の段階で、何となくスールしてきてしまったことが、のちのちに響いてくることはよくあります。

本アプリは、支援学級の子たちの数の学びをサポートする目的で開発しましたが、いろいろな場面でも使える可能性があります。

ここまでお読みいただきありがとうございます。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?