か55

生理が来たら、男は黙って風呂掃除

「生理きた」の合図で風呂掃除をしだす旦那。お風呂、それは生理に苦しむ世の女たちを救うことを知っているから。

そのお陰で今朝の地獄から救われたわたしは、こうやって机の前でブログをかけている訳で。でもこれはすぐ始まったことではなくて結婚した当初は何度もぶつかった。

喧嘩の原因って殆どがこの「生理」なんじゃないかな。世の中の女性、そう思う人少なくはないと思う。

わたしは超敏感体質で強い光や大きな音に弱い。感受性や想像力も加勢して、痛みには酷く反応してしまうから、生理2週間前に当たる「排卵」付近も生理と同じく沈没船。

1週目、(生理後)晴れ晴れとした一週間!

2週目、(排卵前)腹痛と頭痛。

3週目、(排卵後)風邪初期症状のようなけだるさ

4週目、(生理)寝込む。初日と7日目の頭痛が酷い。


そう、極端にいえば絶好調なのは一週間で1/4しかない。
3/4は体調が悪いから心も乱れる。それが着火剤となり家族や旦那さんをよく怒らせた。


双子の妹は生理痛が無。同じように産んだのにと母は胸を痛めていたが、不調は妹家族との同居を卒業して一人暮らしを始めた25歳からはじまった。

バイトと遊びに明け暮れた歪んだ生活習慣、おまけに無理してやったお酒とタバコのせいで散々。

「キャリアウーマンになる!」
呪いの言葉と「男(=主に振られた元彼たち)に負けたくない!」という意地が、健全の無さを加速させた。

今でこそ恥じらいだけど「がむしゃら」でやってる自分が好きだった。
そのツケが、どっかーーん来た。

布団にくるまって見るSNSほど辛いものはない。もっとがんばんなきゃ!男に生まれたかった!って思ったりもする。

生理付近は、身体が痛ければ心も痛い。
ホルモンバランスの乱れによって感情のコントロールができないから。
イラついたと思ったら虚しくなって・・・結果、「生理が怖い」「生理が嫌い」ってなる。


血液が出てくる子宮口ってさ、ボールペンの先ぐらいしかないらしい。

どろどろの血液(ストレスやホルモンバランスがよくない時の状態)がそこを一気に通過しようとするとき、痛みが生じるみたい。生理時に感じる痛みってこんな感じ。

下痢に似たような腹痛➕子宮の中に熱い砂鉄が蠢いてる感➕腰が砕ける(筋トレで乳酸が溜まる感じ)➕熱中症時のような締め付けられるような頭痛

それらが一気に襲いかかってくる。

貧血が重なった時は本当にきつくて。

視界が白くなっていって、脳みそぞぞぞぞぞ…鳥肌が立つ。頭痛と腹痛のあまりの痛さに吐き気がするもなんとかタクシーにこぎつける。
揺れに絶え絶えようやく家に着き・・・
目覚めたらこうなってた。笑

電車の中「すいません、席かわってください」という言葉を発すれば吐くんじゃないかという恐怖を抱く。

なにも言えず前に座ってるサラリーマンたちに怒りを覚えた。
けど思った。気づく訳ないやん。

しょうがない、性質が違うから。

良い悪いとかじゃなくて、男星人女星人。全く別の生き物だとわたしは思ってる。

女がどこまでも深い海だったら、男はどこまでも広がる、ふいふい浮かぶ軽い雲。

「女の子」を描いてる時、無意識にわたしは「男」になってる。だから男の感覚なんとなくわかるよ。こういうくだりも、笑える。

「今日あいつ機嫌わるくね?」
「せーりじゃね?w」

だけど男が笑ってる時、悶えながらも「命」を感じてるのが女。

酷い生理前症候群を緩和するべく、身体の勉強をしていた旦那さんは色々教えてくれたし手助けしてくれた。
それでもコントロールがうまくいかない時、別れを告げられるんじゃないかってひとり不安で焦ってた。

ようやく暖和された今年。やったのがこれ。

・歩き方やヨガで骨盤矯正

・玄米食べる(よく噛む)

・味噌汁飲む

・水ちゃんと飲む

・毎日しっかり寝る

・栄養を摂る(サプリとタンパク質)

・好きなことをする。嫌なことはしない。

実に当たり前のこと。
そらができていなかった。
これらをしたら普通に7キロ落ちたし、肌の調子も良くなった。綺麗になったねと言われたよ。

「生理」と向き合うことは、「自分」を大切にすることって気付いたんだ。


何故、痛いのか。何故だるいのか。

大事なのは、自分に問うてみること。

お腹が痛いなら、何故お腹が痛いかを問う。

身体からのメッセージを既読スルーじゃダメ。「ルル飲んどけばいい」「漢方で暖和しよう」じゃ解決にはなってない。

「痛い」には理由があって答えもある。

これは以前行った人体展で知ったんだけど、体は宇宙のネットワーク。
体内で何か問題が起こると臓器や体内菌たちが一斉に体を休ませようとするんだって。

だから、眠たくなったり、お腹が痛くなったり、音の負担を抑える為難聴を起こしたり・・・寝なきゃいけないようにわざとしてるんだって。

宇宙を知ったら、「感謝」という言葉しか芽生えなかった。

食べたもの。身体を酷使してたのも。

「生理」はその一ヶ月、自分が自分の身体に対して行った「結果」なのに。わたしはそれをいつも誰かのせいにしてたんだ。

レジャーもエッチも自由にできない!生理を好きって人はいないと思うけど。必要以上に嫌いにならなくてもいいんだ。

というか、1ヶ月に1度毒素を排出して、血液をリセットできるなんて素晴らしすぎる特権やん!!

新しい命を宿す場所になるのだから、当然のことなんだけれども。そういう大事なこと、人ってすぐ忘れちゃうんだよなぁ

結婚して数年。便器が赤く染まるたび、「母親失格」という文字が頭に浮かんでた。

こればかりは授かりもの。だけどお母さんになりたいと願う女性にとって、毎度の生理ほど胸がえぐられるものはない。

いつもいつも泣いてた。だけど最近はこう思うことにした。

「うちのbabyは空気が読めて、ベットには超こだわるクレイジーな子なんだ」と。

「父も母もまだやるべきことがあるでしょ、早く夢叶えなさい、それまで待ってる。
それから、こんなベット嫌よ!ふかふかでいい香りのする極上のものじゃなきゃ」

って。笑

「生理」は一ヶ月かけて造られる、子宮内に丹念に重ねられたbaby(受精卵)のベット。

だから口から入る食事や、毛穴から入る洗剤には気を遣うようになったし、タバコの煙や刺激の多い繁華街など、わたしが「イヤだ」とおもうところへは疎遠になった。

ちょっと汚い話かもしれないけど、禁煙時と喫煙時の血は、色が明らかに違う。
前者のはそれは鮮明な赤色。後者はね、その色に黒を入れた色。

子宮にまで届くその色を見て、わたしはすっぱりタバコをやめた。


今のわたしに足りないのは、筋力。

子宮周りの血管がつぶれないように腹筋つけるのが課題。命を宿し、生み出す体だから、それを耐えるだけの精神力と体力が必要なんだ。

25歳。あの頃から、わたしはわたしを傷つけていた。
その結果が「重い生理」となって出たまでの話。
だけども生活習慣だけじゃなく、排気ガスとか、添加物の食事とか、過度のストレスとか、避けられないこともある。
病気を患ってる人もいる。

差別とか言ってないで、男に負けないとか言ってないで、女性であることに誇りを持とう。

「生理なんです、休ませてください」

と言えない世の中はだめだ。
どんどん自分のこと嫌になる女性が増えてしまう。

全力で仕事して、全力でベット作りに頑張った身体を、一番に休ませてあげて欲しい。
ルルやピルで資本である身体を、騙し続けないでほしい。絶対ツケがまわってくる。


この記事書いた理由。それは世界がすこし、ゆるふわになると思ったから。

男星人が女星人のことを知ることによって、何かが、少しはスムーズにいくのかなって。

#生理ちゃん なんかは保健の授業で男女共読むべき漫画だ!
https://omocoro.jp/kiji/123753/

恥ずかしくて言えない、「いつもありがとう」って言葉も、料理している奥さんの背中にそっと思えたのなら、それは相手に伝わる。

そういうもん。

そんな心持ちの人が増えたら、世界はちょっとあったかくなる。素晴らしく思える。

 小さな社会、夫婦間でそうなんだから、それは社会全体にも通ずると思う。

「今日はゆっくりしなね」旦那さんのこの言葉を聞いた途端、ふわって力が抜けて身体から痛みが、さーーーーと抜けていく。

沸き起こる悲しい感情を和らげる、次へのジャンプ台になる。
この人を選んで良かったと思える瞬間。


誰かからそう言ってもらえる世の中になれば、女性はもっともっと!力を発揮できるんじゃないかな。

「生理」を呪うんじゃなくて、「生理」に感謝して。休むべき時は力と妄想を十分溜めて、動ける時はアクセル全開前に進め!!!

わたしにしか出来ない生き方を。