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中小企業診断士口述試験を終えて…

みなさんこんにちは! 

昨日は、中小企業診断士試験の口述試験でした!
少しだけ試験当日の様子を振り返りたいと思います。   

◾️会場到着前の様子…🥟
会場は明治大学。試験予定時間の約2時間前に明大前駅に到着。カフェを探してウロウロ…。
近くのドトールで受付開始時間まで各事例の最終確認をして過ごすことにしました。
周りには、目をぎらぎらさせながら2次試験の与件文を眺めてるスーツ姿の人をちらほら見かけました。
(みなさん明らかに一般客と面構えが違う…めちゃ怖い…)

自分も与件文を見ながらイメージトレーニングをしようと思いましたが、緊張で内容が頭に入らない…。結局全然集中ができず、途中で諦めて試験会場に向かうことにしました。
道中の明大前の歩道橋あたりで、Youtubeにて診断士の情報を発信している方々や、どこかのサイトで見たことのある講師の方々もおられ、芸能人を見た時に似た気持ちで少し興奮しました!
コバラボを配ってたのに貰い損ねて後悔してます…欲しかった…。口述試験の解答が上手くいかなかったことよりも後悔…。


◾️会場到着後…🍙
明大の中に入ると、案内の方々に優しい挨拶と誘導をしてもらい受付前の待ち合い室へ…。
待ち合い室に入ると、受付に呼ばれるのを待つ他の受験生の方々が多数いました。パッと見、4割〜6割ぐらいが同年代の印象で勝手に親近感を覚えました。
ここでもイメージトレーニングを試みましたが、全く落ち着かず効果がないと思い、諦めて廊下で外を眺めながらリラックスする時間にしました。結果的にはこれで正解だったと思います。

試験時間が近づき、受付のアナウンスが入りいざ出陣。
試験運営側の効率的で無駄のないシステマティックな誘導にびっくりしつつ、試験室の前の椅子へ案内され、その時を待ちます…

時間になり、ひと呼吸してからドアをノックして入出しました。

◾️ いざ、口述試験本番…🍣

部屋に入ると50~70代ぐらいの男性試験官が2名。
上着を鞄にしまっていたため、スーツのまま入場した私に対して、「え!?こんな寒いのに上着持ってきてないわけじゃないよね?笑」といきなり言われ、笑いながら軽く雑談を挟み、始まりました。
意外と柔らかい雰囲気なんだなっと思って少しほっとしました。(この時はこの後パニックになるとも知らずに…)

設問は事例1から2問、事例3から2問出題されました。

※2次筆記試験の各事例はこちらから。リンク先を下にスクロールして令和6年版を確認下さい。

◾️出題内容詳細
●Q①
A社が2024年に行った配置転換の中で、古株の経営幹部を専務とした狙いはなんだと思いますか?

私の葛藤…①
「長男Aが県内事業部に突然やってきて、運送部と倉庫部の統括をすると、古い体質の県内事業部の従業員から反感とかが発生するよね。だから、古くから県内事業部に関わっている経営幹部を専務と置くことで、県内事業部と長男Aのコミュケーションを円滑にして反感やモラル低下を防ぎたかったのだと思う。ここは長男Aの話を膨らめて、時間を稼いで古株経営幹部の役割を最後に述べよう」
…と考え、とりあえず長男Aの遍歴などをだらだらとしゃべり始めました。
ただ、話している途中で試験員より「長男Aのことではなく、古株の経営幹部についてお伺いしています」と言われてしまい、時間稼ぎ作戦が失敗。焦りました。
すぐさま謝罪をして、最後に話そうと思っていた役割を端的に話して難を逃れました。なかなかの脇汗案件でした😂

●Q②
今後、A社が3PLを推進するにあたっての課題はなにか?

私の葛藤…②
「やばいな…1問目でやらかした。2問目はちゃんと的確に答えなきゃ。
なんて言ったっけ?A社が3PLを推進するにあたっての課題?とりあえず3PLについて説明して時間を稼いで、課題を最後に持ってこようかな。…いや、待てよ、1問目で長々質問の回答になっていない内容をだらだらしゃべって突っ込まれたな…どうしよう…課題から述べたいけど、A社の課題ってなんだっけ。まとめたはずなのにすぐに出てこない。まずい、とりあえず何か喋らな…。えっと…。」
とりあえず3PLについて軽く説明したものの、説明している間に質問事項がどこかに飛んでいきパニックでした。
言葉に少し詰まってしまい、「申し訳ありません。再度質問事項を教えていただけますでしょうか?」と素直に聞き返しました。試験官の方も、飛んでしまったことを察してくれたようで、笑顔で優しく質問事項を復唱してくれました。
優しい試験員の方でよかったのと、変に戦うことをあきらめて、素直に飛んでしまったことを言えたことが、この試験の中で何より自分を褒めたいところです。

再度質問を聞いたあとは、県内事業部の受注管理・在庫管理能力が低く、スーパーZ社からの取引も部分的にもなっているため、長男Aをはじめ、首都圏事業部でのシステムを活用した物流管理のノウハウを県内事業部に反映させ、高度化が要求される物流ニーズに応える必要があると思います…的なことを回答しました。


●Q③
C社はX社との取引が6割ほどを占めています。このように取引先が1社に偏るとどのようなことが発生するか?

私の葛藤…③
「事例3か。とりあえず事例4じゃなくてラッキーだ!。取引先が1社に偏ると、売り上げがその1社に依存しちゃうからそれがリスクだよな。どうやって話を膨らまそうか…。とりあえず、外部環境からこのリスクが顕在化しちゃうような事象を説明しよう。」
…と考えて、
C社がX社との取引の多くを依存すると、売り上げやなどがX社の動向に影響を受けることになります。X社が生産しているモノの詳細はわかりませんが、市場の変動により極端にX社の売り上げが落ちてしまうことや、昨今のコロナ渦のように全く予想できないところから外部環境が大きく変わってしまい、取引が減ってしまうことが考えられます。そうした場合に、X社に売り上げの多くを依存している状態だと、玉突きでC社の売り上げにも大きな影響が発生していまうリスクが高いです。C社としては、営業部門の強化やマーケティングの要素を取り入れてニーズを収集し、他社への売り上げを伸ばしていくことで依存度を下げてリスクを分散回避していくことが必要だと思います。
…的なことを話しました。この設問だけは話した内容をよく覚えてます。
試験員も頷いており、これはOKだった印象です。

●Q4
X社をはじめ、最近では海外の工場を進出していた企業が、工場を国内へ戻すことが増えてきています。このような動きが起きているはなぜだと思いますか?

私の葛藤…④
「えー。事例内容があんまり関係ない一般論だ。とりあえず世界情勢的に考えれば円安か?円の価値が安いってことは、日本でモノを作った方が安くなるはず?だよな(経済学での学習内容が明確に出てこない自分を責める)。あとは、やっぱり海外だとコロナとか外部環境で何か大きな変化があったときに、すぐにアクション起こしにくくてリスクヘッジが難しいよね。そこら辺をまとめて話してみようかな?」
…ということをなんとなく、やんわり話を伸ばしながら話した記憶です。この回答が一番覚えてないですが、極端に変なことも言わなかったと思います。


なんとか4問の解答を終え、「これにて口述試験を終了いたします。」と言われ安堵。
試験のお礼を述べて部屋を去りました。

◾️ 口述試験を終えて
事前に色々と準備はしてはいたものの、口述試験は本当に難しいですね。
終わって本当にほっとしてます。

話を聞き取りながら回答に必要な知識や記憶を呼び出して、話の構成を考える。考えていることを的確に言葉で表現して相手に伝える。
中小企業診断士を今後名乗っていくのであれば、今回のようにアワアワしないように、伸ばしていかないとダメな能力だと改めて感じました。

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ちなみに余談ですが、私は物事の多くを自分の中で抽象的なイメージとして解釈・理解するタイプです。
あまり他の人に理解を得られないのですが、話を聞くとき、言葉そのものというよりその人の伝えたい内容や雰囲気を絵のようにして、登場人物やモノの相関図・その時の情景を描いて、言いたいことのニュアンスを掴むような感覚があります。
単語なども、単語そのものの読み方や意味を理解するのではなく、その単語が使われている様子などを勝手にイメージをして、その文字の形と紐づけて覚える傾向にあります。(※もし、同じような感覚の方がいれば教えてください!)
多くのことをイメージで何となく理解しているので、他の人に自分の考えていることを的確な表現で順序立てて内容を説明することがなかなか苦手です。
これも私のひとつの個性なので、嫌ではないのですが、ビジネスや仕事を考える上ではどうにか改善していかないといけないですね。。。

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最後までお読みいただきありがとうござました!
口述試験の結果と、筆記試験の得点開示は2/5㈬なので、結果が出次第投稿したいと思います。
あとは、試験勉強で取り組んだ内容や合格できた理由を自分なりに推察してアップしていきます!


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なかかね@R6中小企業診断士
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