事業を再設計する ゼロベースで考えてみる No.672
今日は「ゼロベースで事業の設計をする」という話をしていきます。
経営者の皆様はもちろんですが、個人の方でもこれからの時代を考えるのに参考になると思いますので、最後までお付き合いください。
皆さんの事業は色々な経緯を経て今の形になっていると思いますが、今の事業をゼロベースで設計しなおすという事を考えてみたことはありますか?
というのも、事業の発展という視点で考えた時に色々な枠により事業が制限されているのですが、その枠を外してみると違う世界が見えてきます。
一番影響を受けやすいのが場所や、建物や場所などの枠です。他には働いているメンバーやお客様の状況も強く影響します。
これは物事とを考える時にどうしても既存の延長線で考えてしまうという習慣があるからです。引っ越しをすれば事業の内容が一気に変わることをイメージして頂ければわかりやすいのではないでしょうか。
一旦ゼロベースで考えてみると色々なチャンスがある事に気が付きます。
また、理想から考えていけば今のままでは達成できないという、理想と現実のギャップに気が付きます。そのギャップを埋めるための行動はビジネスにとって必ずプラスの力になるのです。
と言いながら、こんなことを書いているのは私も「コワーキングスペースディライト」をオープンしてバタバタの中でのスタートでしたので、積み上げでしか考えていなかったことに気が付き、今再設計を始めました。。
日々の営業を重ねていくと、時間が経てばたつほど今の延長線上でしか考えられなくなってしまいます。
もし今このビジネスをリセットするなら?と考えてみると。
・カフェ併設
・YouTube用スタジオ
・サイズの変えられるセミナールーム
・キッチンスペース
・複数店舗展開
という場所の枠を外したり
・24時間営業
・早朝営業
・時間利用の個室
という時間の枠も外し
・完全無人運営
・利用者様に管理をお願いする
・リモート対応
という人の枠も外していくと可能性が広がっていきます。それと共に必要なリソースも見えてきます。
無人で管理できるシステムや、防音対策のしっかりした部屋、キッチンがある水回りの整った部屋などの設備関連や、営業拡大に伴う人員、そのお客様を集客する仕組みなどが考えられます。
まずはすべての枠を外して可能性のある事をすべて考えていけば、色々な方法が見つかります。そのアイデアをリストアップしていってください。
その方法は今すぐできなくても今後のビジネスを展開していく上で、困った時などに見直すと良いでしょう。
ここでもう一つ大切なのが、そのアイデアを現実化していくのには、どのレベルを目指すのかを明確にしておくということです。
例えばディライトの年間売り上げを1000万にするのか2000万にするのかで全く考え方が変わってきます。また、それをどれだけの期間で目指すかによってもやり方は完全に変わります。
ゼロベースで考えて、かなり高いと思われるが達成できるかどうかぎりぎりのラインを目指していきます。業種にもよりますが、現状が成長していないのなら3年で2倍の成長を目指して設計してみると抜本的に変えなければいけない点が明確になってきます。
その計画に基づいて投じることのできる額も明確になってきます。設備や広告宣伝など、そのために投じるべき費用は投じて展開していきます。
今はコロナで世の中の流れが今までとは大きく変化してきています。ですが、世の中の環境がすべて悪いわけではなく、確実に利益を出している会社もあります。
その二極化が大きくなっている今、アマゾンのように便利さを追求するものもありますが、人間の温かみを見直すサービスなども見直されています。
世の中の変化に対応し、ビジネスを再設計して時代の先を見据えたビジネスを展開していきましょう。
今日の一言
ビジネスをゼロベースで設計しなおす
成長するための実践行動
・今の枠をすべて外したら何ができるかを考える
・そのアイデアを実現するために必要な物を明確にする
・いつまでにどれだけ稼げるかを確認する
・予算に基づき必要な投資をしてビジネスを展開する