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事業の本質① あなたの提供する価値と本当の顧客 No.696

日本には300万社以上の企業があり、色々な事業を行っていますが、事業とは何でしょうか?今日は事業の価値について書いていきます。

事業とは世の中の人がほしいと思ったこと、欲しいと思ったものを提供し、その対価としてお金をもらうことです。

需要が先にあり、それに対して価値を提供することで対価をもらいます。例えば乗り物がない時代は移動手段は歩く事しかありませんでしたが、早く移動する手段として馬車から自動車になり飛行機になっています。

新しい技術と共に提供されるものは変わってきますが、そこに「より早く目的地に到着したい」という要望があり、それに合わせて提供しているものになります。

言い換えれば「事業とはお客様の要望に合わせより良い製品(サービス)を生み出して世の中をよくすること」と言い換えられます。

事業を良くしていく際に3つの視点があり
・マーケティング
・イノベーション
・生産性

という3点から変化をとらえる必要があります。

マーケティングとはお客様が必要としている価値を明確にして、見つけることからスタートします。

例えばライターは「火をつける」という所に価値があるのは明確ですが、洋服は寒さから身を守るという価値以外にも、おしゃれをするということや、その方のステータスをあげるなどほかの価値もあります。

一番本質的な寒さから身を守るという点を基本価値、ステータスをあげるなどが付加価値となります。

私もコワーキングスペースを運営していますが、コワーキングスペースの基本価値として仕事をする場所を提供する事ですが、それ以外の価値としては

・集中できる時間
・仕事の成果
・仕事でのつながり
・コミュニティー

など色々な付加価値があります。

より集中できるためにBGMや湿度温度の環境を整える、より仕事の成果が上がるためにWi-Fiやプリンターを良いものにする。つながりを作るためにイベントを開催する、セミナーを通してコミュニティーを作るなど価値を高めることが出来ます。


イノベーションとは同じ機能を技術の革新により新しい形で提供する事です。最初に挙げた例もそうですが、移動するという価値に対し徒歩で移動していたのを馬車に乗るようになり、自動車になり、飛行機に変化することで移動時間を圧倒的に短くすることが出来ました。

最初は文字を書き写していたものが、活版になり、プリンターになったのも同じ流れです。新しい技術の登場により全く違った方法で価値を提供できるようになります。


生産性はイノベーションと違い、同じ行動をより効率的に進める行動になります。

例えば今まで、一つづつ荷物を運んでいたものを、カバンを準備することで3個一気に運べるようになります。それをさらに運べるように荷台を作り2人で運べば一気に10個以上運べるようになります。


上記の3つの視点から、より良い製品(サービス)を生み出して世の中をよくすることに取り組んでいきます。事業の価値を明確にし、より高い価値を提供していきましょう。


自分の事業の価値を明確にすることでお客様に提供できるものが明確になり、本当のお客様が誰なのかがわかります。

価値が見つかったら、次に重要なのは「本当の顧客」を見つけることです。
本当の顧客については明日詳しく書いていきます。

今日の一言
事業の価値を明確にする
成長するための実践行動
・事業の価値を上げる方法をマーケティング、イノベーション、生産性の視点で考える
・事業の価値を高める行動を起こす
・価値を高めどんなお客様に届けるかを明確にする

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