あの時はやり切ったと思える経験を持つ　No.865

2021年5月13日 06:28

二代目社長の伴走者として経営者のサポートをさせていただいていますが、同じ二代目社長でも芯のしっかりしている方とそうでない方がいらっしゃいます。

色々な原因がありますが、芯のしっかりしている方の多くは色々な形で苦労された経験をお持ちです。

学生時代に部活や受験でやり切った方、外の会社に修行に行き寝ずに働いた経験、経済的に大変だった時期を自分で乗り越えたなど、体験は皆さん違いますが「あれに比べれば大したこと無い」と言える経験をされています。

やはり自分の力で逆境を乗り越えたという経験は大きな自信となりますよね。

また自ら望んで経験したことではありませんが、大病や家業の倒産、身近な方の死などにしっかりと向き合われた方も芯がしっかりしています。

これは出来事が大切なのではなく、自分自身がその事柄に対して事実を受け入れ自分の中で向き合い、その理由が納得できたかが大きなポイントになります。

何か大変な出来事があっても、その事に向きあわず無かったことにしたり、気が付かないふりをしたまま過ぎていても何も変化がありません。

受け入れたく無い事実を受け入れ、その事が自分にとって必要だったと思えるようになって向き合ったと言えます。

二代目社長と言うと、どこかふわふわとしていて頼りないイメージがある方も多いのですが、上記のような経験をされている方は芯がしっかりして素晴らしい経営者になられています。

以前の私もそうでしたが、苦労する体験やつらい思いはしたくないという方も多いと思います。しかし、こういった大変なことを乗り越えた経験が自分の魅力を最大に発揮するのは事実です。

もしそういった経験が無く、今の自分を変えたいと思っている方は１年限定で良いので何か一つの事に全力で打ち込んでみてはいかがでしょうか。

その「やり切ったという経験」は必ずあなたの魅力を引き出します。

今日の一言
あの時に比べれば大したこと無いと思える経験があるか

成長するための実践行動
・自分にとって自信が持てる経験を明確にする
・そんな経験がない方は何か一つのことに真剣に取り組む
・期間限定で良いのでこれ以上は出来ないという経験をする
・今そんな経験をしている人は必ず未来は良くなるので自信をもって続ける

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