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セミナー好きな経営者が気をつけることNo.637

昨日はセミナーマニアが気をつけることについて書きましたが、昨日に続き特に「セミナー好きな経営者が気をつけること」について書いてみたいと思います。

3年前の私は迷いの森にいて「何かやらないといけないのはわかるけど、何をやったら良いのかがわからない」という状態だと書きました。

あっちで良いセミナーがあるといえば参加し、こっちの勉強会が良いと言われればそちらに参加するような状態で、セミナーに参加するのを仕事と勘違いし、月に10回ぐらいセミナーに参加する月もあるくらい学びに時間を投じていました。

ここで私がやっていた失敗が、経営者によくある間違いなのですが、自分だけ学んで、学んだ知識だけを実践もせず従業員の皆さんにドヤ顔で話してドン引きされるという状態です。

これセミナー好きな経営者がよくやりがちなんですよね。自分も出来ていないことを知識だけで部下に語るので、即見抜かれ「まずお前がやれ」と言われるパターンです。

もう少しマシなのが、学んだことを実践するのですが、従業員に伝えないので自分だけ先に進んでいき、どんどんメンバーとの差が開いて、気が付けば誰もついてこなかったというパターンです。

学び好きな経営者に大切なのは、自分が学んできたことを

実践する事と共有する事です。


これが無ければ学びの意味はないといっても過言ではありません。

よくある経営者の勘違いに、社長は偉くなければいけない、知識が無ければいけないという勘違いがあります。

それが勘違いだと理解するには、有名な話ですが経営の神様と言われた松下幸之助さんが「あなたはなぜ成功したのですか?」と聞かれて3つ答えた答えが

・学歴が無かったから
・体が弱かったから
・家が貧乏だったから

という3つの理由を応えられています。

学歴が無いのでまわりにいる人はすべて自分より頭が良いと思えるので、誰にでも垣根なく質問することが出来た。

体が弱かったので、皆さんの力を借りることが出来た。

お父さんが米相場に失敗し早くに丁稚奉公に出されたので、商売の基本をしっかり学ぶことが出来た。

と言われてますが、これを見る限り社長は頭がいい必要も、偉くなければいけないこともありませんよね。

出来ない事は頼めばよいし、わからないことは聞けばわかります。大切なのは部下から聞いたことを素直に聞き入れたり、偉そうにではなく謙虚にお願い出来ることです。

セミナーで学ぶことで自分のレベルアップをするのは良いですが、謙虚に人の話を聞けなくなるのでは本末転倒です。

経営者の皆さん、目的を明確にしてセミナーを受けていきましょう。

あと、最後にもう一点、社員の皆さんを無理やりセミナーに連れて行くのは「お金と時間をドブに捨てる」行為です。

本人にやる気がないのに連れて行っても価値はありませんので、必ず本人の意志を尊重し、出来る限り自腹で参加してくれるような環境を作りましょう。

皆さんもイメージしてください。見たくもない映画に嫌な上司と一緒に行くのは苦痛でしかありません。セミナーも同じで、必ず本人の意思を確認し、行きたい人だけ参加してもらいましょう。

講師もやっていてやる気のない方がいるとテンション下がります。

お互いのためにも前向きな方を連れてきてくださいね。

今日の一言
セミナーを受けたら社員の皆さんとシェアをする
成長するための実践行動
・自分だけ学ぶのをやめる
・学んだことはシェアをする
・社員の方を連れて行くときは本人の意思を尊重する

Zoomでも参加できるセミナーを開催しています。
よろしければぜひご参加お待ちいたしております。
従業員に無理やり参加とかは無しで自分の意志で参加してくださいね(笑)


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