ぼんぼん社長㊹ 感動創庫🄬LFC⑧ M&A~顧問退任 毎日note連続1175日目
皆さまこんにちは、元ぼんぼん社長の井上 剛典です。
昨日は午前中にYouTubeの撮影を行い、午後からはお墓参りに行き、その後ディライトでデスクワークでした。
こんなYouTubeをやってます。
久しぶりにゆっくりデスクワークの時間が取れそうでしたが、ディライトへ新規入会の方がお越しになり、対応したりしていたらあっという間に夜になっていました。
最近ゆっくりデスクワークも出来ていないので、ゆったり集中して仕事ができるありがたみをしみじみと感じます。
前回ぼんぼん社長シリーズは感動創庫LFCの経営理念を作り理念浸透に取り組みについてお伝えしました。理念浸透のためには「共感と共有」が大切ですが浸透には時間がかかるんですよね。
この経験が今私が経営理念クリエイターとして仕事をするきっかけになったのですが、理念の浸透は本当に時間がかかります。
私もLFC株式会社で理念の浸透に努めましたが、父の時代からの蓄積があったので出来ていたのだと思います。
社長になり、3年目に理念を刷新し、さあこれから良い会社を作っていこうと思っていた矢先に状況が変化していきました。
一番の取引先であるラブリークイーンの状況が厳しくなりM&Aの話なども出るようになってきたんです。
私がLFCに入社したころはラブリークイーンの売上比率が90%位ありました。この頃には30%強になってはいましたが、まだ大きな取引先であるのは間違いありません。
ラブリークイーンの取引がなくなれば大きな影響があるのは目に見えていましたので、積極的に新規取引先を探すための活動も続けていました。
ちょうどそんな時期に当時主力の1社が破綻し、他社のサポートを得て再生に入るという事件があったんです。
倉庫という性質上「商事留置権」があり、結果としてすべて回収できたのですが、この案件でラブリークイーンのことも、かなり身近に感じるようになりました。
ほどなくしてM&Aの話が進んでいくことになるのですが、意外と落ち着いて話を聞くことが出来たんです。
この頃はまだLFCはM&Aには関係ないというスタンスで居たのですが、いよいよ話も大詰めになった2017年の11月に、買収先の会社よりLFCも一緒でなければラブリークイーンをM&Aしないという話がありました。
寝耳に水の話ですが、受けなければラブリークイーンも厳しい状況になっています。
そこからわずか2ヶ月でLFCの買収の話も決まり、1月にはM&Aが終わりました。私も代表取締役から顧問となり、新たに社長がやってくることになりました。
と言っても、ほぼ経営に関してはこちらに任せてもらい、運営を進める形になりましたが、自分の会社でないという事と、自分の上司として社長がいるというのは最後まで慣れませんでしたね。
一番残念だったのが、自分の想いで作った理念が浸透しきれないまま、社長を退任しなければいけないことでした。
その時は本当に悔しい思いや、不安な気持ち、働いている皆さんに何と伝えて良いか毎日穏やかではありませんでした。
しかし、トップの私が動揺していては社内全体に悪影響ですので、平然を装い出来る限りのことを進めていきました。
正直自分の会社が人の手に渡るというのはショックでしたが、その中でもなんとかやっていく方法を考えながら取り組んでいたんですよね。
そんな中でも嬉しかったのは、M&Aの話を聞いた多くの方が「そんな事ならもっと早くいってくれればサポートできたのに」とか「今からでもお金を出すから株を買いなおしたら」などの声を頂いたことなんです。
これだけ応援してくれる人がいてくれるというのは本当に力になりました。
そんな状況でしたが、結果として2020年の5月に顧問も退任し、LFCを去ることになりました。
そのあたりの話は、また次回書いていきますね。
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