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話力(わりょく)と言力(げんりょく) No.463

「何を言うか」ではなく「誰が言うか」という話をよく聞きますが、実際に「なんかこの人の言うことは聞いてしまう」ことってありますよね。

私の師匠もそんな方で、師匠がアドバイスするのを見ていると、年上の経営者でも素直に話を聞かれています。


伝わるというのは話を聞くだけでなく、アドバイスを聞いた経営者が実際に行動に移すというのが、本当に伝わったという事です。


私も話すことを仕事にしていて思うのは、師匠のように「この人に言われたらやるしかない」と思われる人になること。そのレベルになって初めて経営者の伴走が出来ているということです。

良い話を聞きましたと言われても、その方の行動が変わらなければ意味がありません。相手が行動変容していただけるような伝わる話が出来るよう、日々精進しています。


おかげさまで最近「井上さんのおかげで」という声を多くいただくようになり、ますます調子よく仕事をさせていただいています。


伝わる話にも二つの種類がありますが

1.共感して動く
2.納得して動く

1の共感して動くというのは、先日「話力」という内容でブログを書きましたが、「なんかわかる~」と思ってもらえる力です。

簡単にまとめると下記の3つですが

① 相手の事を思って話す
② 経験から話す
③ 想いを分かち合う

どれも話す技術という事よりは、自分の心の中にあるものをどのように出すかという事だと思います。詳しくは以前のブログをご覧ください。



2は冒頭に書いた「なんかこの人の言うことは聞いてしまう」という力ですが、こちらは「話力」ではなく「言力」という力です。


言力は言い換えれば「言葉に重み」があるとも言い換えられます。自分より年上の方にお伝えするときなどは言力が無ければ行動を起こしていただけません。

言力にもいくつか大切な要素がありますが、

① 有言実行
② ブレない
③ 声がでかい

①はイメージしやすいと思いますが、実際に自分がやっている人の話は素直に聞けますが、評論家のように机上の空論を並べている話は理解は出来ても実際の行動には移りません。

お恥ずかしい話ですが、若かりし頃の私はまさにそれで、勉強した知識だけで社員の方に話をしていたので、まったく誰もついてきてくれませんでした。

今は自分で実践できている事をお伝えし、出来ていないことは情報として話すようになって皆さんが行動していただけるようになりました。

②はいつも一貫性があり、言う事が変わらない方の言葉には重みがあります。自分の信念が明確にありその通りに生きている方ということも出来ます。

どっしりと構え、重心が低い方の話は耳から入り心に響きます。そのためにも自分が「何のために生きているのか」という人生理念を明確にし、理念に沿った生き方をしていく事が大切です。

自分の人生理念が明確でない方は理念を明確にするお手伝いもしています。よろしければこちらからお申し込みください。

③はそのままですが、物理的に声の大きい方の話は伝わりやすいです。「えっそんなこと」と思われるかもしれませんが、声の大きい人はあなたのまわりにも必ずいると思います。

その方を想像していただければわかると思いますが、声の大きい人の話は嫌でも聞こえてきますので、ぼそぼそ小さな声で話すより圧倒的に伝わりやすくなります。

2つの観点から伝わる話について書いてみましたが、シチュエーションにより「言力」と「話力」を使い分けられるようになると圧倒的に伝わる話が出来るようになります。

コミュニケーションは言葉がとても重要です。「言力」と「話力」を身に付け伝わる話が出来るようにしていきましょう。

今日の一言
相手に行動変容が起こるような伝わる話をする

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二代目社長の伴走者 井上 剛典
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