身体知性の活用は私たちの仕事の質を変える
先日、企業のリーダー/管理職向けリーダーシップ研修のプログラムの中で、
ヨガ(IARPの経絡体操法)と簡単な瞑想(丹田呼吸法、マインドフルネスと言い換えていただいても差し支えなし)を実施しました。
参加者皆さんのアンケート回答を拝見しまして、
「やはり、企業のリーダー/管理職の皆様と、ヨガ・マインドフルネスは相当に相性が良い」
と感じました。
皆様にも体験していただけると一番わかるのですが、
それもなかなかハードルが高い、時間がない、ということもあるかと思いますので、アンケートの代表的な声を抜粋し紹介します。
「スッキリして気持ちよかった」
「脳内をクリアにできた」
「考えたこと、感じたこと、聴いたことを素直に受け止められる状態になった気がする」
「落ち着いた気持ちになれた」
「終了時に明らかに体の感覚が変わったと感じた」
「体全体が非常に穏やかな感じがした」
「二日酔いの身体が目覚めた」
いかがでしょうか。
仕事のパフォーマンスを高めるためにも、有効だと思いませんか?
身体と頭、それぞれ特性、長所があるのですが、(下図参照)
私たちは、仕事中は頭の特徴を使ってばかりいます。

右側、身体と関連している要素を開放し、
遊ぶように仕事ができたら最高だと思いませんか?
(というか、そうでなければ、いやいややる仕事の中では、
誰かの命令に従うだけでは、自主性は発揮されず、興味は触発されず
イノベーションが起きるはずはないのです)
また、別の観点では、共感力を高め、チームの仕事の質を高めることにも寄与するといえそうです。
人類学者の山極壽一先生は、
「感覚は、視覚→聴覚→嗅覚→味覚→触覚の順で共有しやすく、逆に共有しにくいものほど共感力を高める」といいます。
この主張を踏まえると、
触覚に近い、体感覚を思い出すヨガの時間をチームでとるということは、
チーム内の共感力を高める、とも言えそうです。
もし、企業内の研修で、あるいは、トライアルとしてサークル活動でヨガや瞑想を取り入れたい、というお話ありましたら、お気軽にご連絡ください。
もしかして、共感力がなぜ仕事の質につながるの?とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんので。念のため。
ダニエル・キム氏の成功循環モデルは、チームの仕事の成果が良くなっていくには、関係性の質が始点となるという話です。
この関係性を高めるためには、相手のことを理解できる共感力が必要となります。
