2023 なでしこリーグ1部 第15節「伊賀FCくノ一三重 vs 静岡SSUボニータ 」超主観的振り返り
服部花音が躍動!
強敵の伊賀FCドローに持ち込む。
2023年7月2日、プレナスなでしこリーグ1部 第15節。静岡SSUボニータはアウェイで伊賀FCくノ一三重と対戦。
1-1でドロー決着となりました。
このアウェイゲームは「三重交通Gスポーツの杜鈴鹿」で開催されました。
私は、ボニータの試合で初の遠征!
鈴鹿で現地観戦してきました!
前回対戦振り返り
前回対戦は、4月22日第6節ホームゆめりあサッカー場での対戦。スコアレスドローでした。
元ボニータ藤田桃花を擁する伊賀FC。前半攻め続けたボニータでしたが決定機をものにすることができませんでした。後半は伊賀FCもギアを上げて反転しますがボニータも守り切ります。
攻守に高いレベルを誇る伊賀FCに対し、無失点に抑える好ゲームでした。
スターティングメンバー
前節ホーム名古屋戦とスタメン及びサブメンバー同じでした。
名古屋戦で中川瑚々が足を負傷して途中交代となったのが気掛かりでしたが、今節スタメンで試合出場できたことは良かったですね。
前半
伊賀FCが先制
序盤から伊賀FCが押し込む展開。
3分、宮迫たまみ選手がボックス付近に大きくボールを蹴り入れます。塩澤優がヘディングで受けたこぼれ球を拾った平田ひなの選手がカットイン。ボックス付近ぎりぎりのとこところから左足を振り抜く。寺田郁美も反応し横っ飛びしますが間に合わず伊賀FCが先制。
出鼻をくじかれた形になったボニータ。リーグ最少失点を誇る堅守の伊賀FCだけに序盤から厳しい展開になりました。
中川瑚々が負傷退場
28分、敵陣ボックス左サイドから日野李保が強烈なシュートを放ちますが、中川瑚々の頭部付近に当たってしまいました。
一度は起き上がってプレーに戻りました。
しかし、33分に再びピッチの外へ。小川監督は座っておくように指示を出していたと記憶しています。ここで山本心に交代となりました。
頭部付近に強烈にボールが当たったので、脳震盪が心配です。大事で無いことを心から祈ります。
服部花音の同点弾!
序盤は伊賀FCが攻め込みましたが、徐々にボニータが敵陣で攻める時間が増えてきました。
前半終了間際の44分、右サイドのライン際から上柳歩美がドリブルで抜け出します。中央で日野李保がパスを受け、左サイドを走っていた服部花音にすかさずパス。ボックス内に進入した瞬間左足を一閃!ボニータ同点!
服部花音は、なでしこ初ゴールとなりました。
堅守を誇る伊賀FCに対し、前半で同点に追いついたのはメンタル的にも非常に楽になります。ナイスゴールでした。
前半のプレー集
後半
小池真理が攻め上がる!
後半は伊賀FCは選手交代をしながら攻撃のギアを上げます。
ボニータは73分、勝ち点3を奪うため小池真理と土屋佑津季のFW2人をピッチに送ります。
79分、右サイド中央付近から上柳歩美が前へ走り込む小池真理にパスを出します。小池真理の前にボールが入ってシュートに行きますが、伊賀FCのGK後藤優香選手が猛然と前に詰めてきて抑えられました。
しかしこのシーン、全速力で駆け上がる小池真理がメチャカッコイイんですよね。是非You Tubeで!
土屋佑津季も続く!
82分、右サイドで小池真理、山本心とパスをつなぎながら上柳歩美が右サイドから中央に向かっていた土屋佑津季にパス。土屋佑津季が滑り込んでシュート。しかし西林里恵選手がマークについていてミートさせません。ボールはGK後藤優香選手にキャッチされました。
途中交代で入った小池真理と土屋佑津季を中心に終盤に良い攻撃を見せたボニータでしたが、堅守を誇る伊賀FCの守備を崩し切ることができず後一歩及びませんでした。
小池真理が再びゴールへ向かう!
85分、伊賀FCのゴールキックのボールを山田優衣がヘディングで前にいる土屋佑津季に渡します。
土屋佑津季がドリブルで全速力で駆け上がり、カットインからクロスを上げます。クロスはGK後藤優香選手に弾かれますが、そのこぼれ球に走り込んでいた小池真理が走り込んでシュート。しかし、マークについていた渡邊凜選手に防がれてしまいました。
あと一歩なんですが、さすがはリーグ最少失点の堅守を誇る伊賀FC。なかなかシュートさせてくれません。
それにしても、後半から入った小池真理と土屋佑津季は、非常に良いパフォーマンスを見せてくれました。
後半のプレー集
次戦に向けて
公式記録では気温34.8℃。
スタンドとピッチには直射日光が「これでもか」とばかりに降り注ぎ、非常に厳しい暑さでした。私はあまりの暑さに、ハーフタイムは一度スタンドから離れ日陰に隠れていました。
そのような厳しい環境下で選手達は良く走り抜きました。
堅守の伊賀FCから値千金のゴールを決めた服部花音は今後が更に楽しみですね。
後半に出場した小池真理と土屋佑津季を中心とした波状攻撃は非常に見応えがありました。得点には結びつかなかったことが残念でした。小川監督もあと一歩のシーンが続いたので非常に悔しそうな仕草を見せていました。
ボニータとしては残留争いがら抜け出すためにも、当然勝ち点3を狙っていたはずです。結果ドロー決着で勝ち点1に留まったことは不本意だろうと思います。
しかし、試合開始早々に失点しながらも崩れることなく、同点に追いつき、更には試合終了間際まで波状攻撃を繰り出して勝ちに行った点はポジティブだと思いました。
第15節を終えて、ボニータは勝ち点13。順位を1つ上げて9位です。
9位から12位まで勝ち点4の間でひしめき合っているので、残留争いは混戦が続きます。今後残留をかけた直接対決が待っているので、ここからが正念場です。
今回の第15節をもって、なでしこリーグは一時中断になります。
次節は8月27日、ホームヤマハスタジアムで大和シルフィードと戦います。大和は現在最下位ですが勝ち点差は4しかありません。残留のためにもこの試合は絶対に落とせません。
選手達は中断期間でリフレッシュしてもらって、再開後の「絶対に負けられない戦い」に勝利してくれることを願って応援していきたいと思います。
しばらくの間、なでしこリーグが見れなくなるのは寂しい・・・。
最後までお読みいただきありがとうございました。
静岡SSUボニータのファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。
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