2024 なでしこリーグ1部 第15節「ヴィアマテラス宮崎 vs 静岡SSUボニータ」超主観的振り返り
首位宮崎を最後まで追い詰めたのだが・・・・。
2024年6月30日。
静岡SSUボニータは、ヴィアマテラス宮崎とアウェイゲームを戦いました。
宮崎は遠いですね。
遠征できるかどうか何度も検討しましたが、やはり難しかったです。静岡で留守番することにしました。
BLUE GALLOPのメンバーも宮崎に入りました。
私を含め残ったボニータサポーター仲間は、一緒にYouTube観戦することにしました。仲間とわいわい騒ぎながら サッカー観戦するのがこんなに楽しいと思いませんでした。
スポーツバーで騒ぐ皆さんの気持ちがよく分かりました。
ゴールシーンではチャントを歌ってハイタッチ。敵にゴールを決められそうになると 一斉に悲鳴が上がるところなど、みんな同じリアクションで面白かったですね。
さて、今季圧倒的な強さを誇っているヴィアマテラス宮崎。入場者数も今節は1,926人という驚愕な数字。ホームタウンの新富町の人口が約16,000人なので、人口の約12%が観戦に訪れていることになります。
ボニータは今季開幕戦で1000人を初めて超えましたが、ヤマハスタジアムやエコパスタジアム開催で約800人。磐田市の人口が約166,000人なので、人口の約0.5%です。このことから、12%という数字がいかに凄いということがわかると思います。
試合は、残念ながら1-2でボニータの敗戦。
しかし、前回対戦より明らかに成長したボニータ。サマーブレイク前最後の試合を振り返ります。
前回対戦振り返り
前回対戦は、2024年4月21日。
ホームヤマハスタジアムでの戦い。
この試合は現地参戦することができず、ディレイで観戦。試合開始早々3分に失点し、それ以降も宮崎の怒涛の攻撃力に圧倒された感のあるボニータ。諦めずに何度も宮崎ゴールを脅かす攻撃を見せましたが、ゴールネットを揺らすことはできず0-4の完敗でした。
スターティングメンバー
静岡SSUボニータ
守屋栞奈がベンチ外になりました。持ち前の突破力でサイドを走り抜ける選手なので、宮崎戦で出場できないのは痛かったですね。渡辺彩香がスタメン出場し90分フル出場。
サブには得点が期待できる林知奈が復帰したのは大きいです。
ヴィアマテラス宮崎
何と言っても前節まででチーム35得点という圧倒的な攻撃力を誇る宮崎。引っ張るのはリーグ得点ランキングトップの齊藤夕眞選手。ボニータの土屋佑津季が2位で追いかけているので、なんとしてもゴールさせたくなかったのですが・・・。
耐え忍ぶ 前半
前半は押し込まれる 展開が続きましたね。さすが首位宮崎。ボニータは殆ど自陣で耐える時間が続きました。YouTubeで観ていましたが、殆ど画面の角度変わらなかったですからね。殆どボニータのエリアばかり映っていました。
相手のシュートが決まらなかった事にも助けられましたが、ボニータは集中した守備をみせ、前半をスコアレスで折り返すことができました。
前回は開始早々に失点し結果4失点で敗戦したことを考えればよくぞ耐えてくれたと思います。後半からのボニータの反撃を待ちたい。
安間帆乃香のビッグセーブ
後半に入り、61分。板倉楓選手が左サイドからグラウンダーのクロス。そこに嘉数飛鳥選手がワンタッチでゴールへ蹴り込む!
GK安間帆乃香は完全に逆を突かれた形になりましたが、倒れながらもなんとか右手一本でボールを掻き出すビッグセーブ!
一緒にYouTubeで観ていたボニータサポーター仲間達も拍手喝采!
これでボニータに流れが来ると思ったのですが・・・。
やっぱり齊藤夕眞選手。
62分、宮崎のコーナーキック。こぼれ球に対して齊藤夕眞選手が鋭く左脚を振り抜く。左ゴールポストに当たったのですが、跳ね返ったボールが右サイドのゴールネットを揺らして宮崎先制。
エースストライカーの齊藤夕眞選手だけには決められたくなかったですね。チームに勢いがつくだけでなく、得点ランキング2位の土屋佑津季と2点差に広がってしまいました。
しかしまだ1点差。
なんとか追いついて欲しい。願いを宮崎へ届けます。
それがファウルなの?
73分、寺田妃花選手が前線に送ったボールに対し、齊藤夕眞が全速力で走り込みます。そこに彦坂桃花も走る。彦坂桃花はボールに対してスライディング。齊藤夕眞選手はスライディングした彦坂桃花の脚に引っかかる形で転倒。
これがなんとファウルの判定!しかもイエローカード!
ボックス内なのでPK献上になってしまいました。
これ改めてYouTubeで見返しましたが、やっぱりボールに足がいっているのでファウルとは思えないんですがね。前節愛媛戦でも納得のいかないジャッジで涙を飲んだボニータ。「今節もかよ」という恨み節が漏れそうになります。
安間帆乃香のビッグセーブ再び!
ボニータの選手達も主審に抗議している様子が見えましたが覆る訳もなく、PKへ。こうなったらGK安間帆乃香に止めてもらうしかありません。
キッカーは宮崎のキャプテン嘉数飛鳥選手。
蹴り込んだボールは左上へ。しかし安間帆乃香は完全に読み切っていました。両手でボールを弾いてボニータのピンチを救うビッグセーブ!
我々留守番組は、安間帆乃香のチャントを歌って大盛り上がり!
いやあよくぞ防いでくれました。すばらしい読みでしたね。
今度こそボニータに流れを読んでくれるはず。
土屋佑津季の同点弾!
残り時間は10分少々となり、試合終盤。
83分、塩澤優が大きく前に蹴り込んだボール。ボールが落ちたところに宮崎の2選手が若干お見合いする感じになった隙を見逃さなかった土屋佑津季がボールを奪ってドリブル開始。
GKと一対一になる得意な形からシュート!
ゴールネットを突き刺してついに同点!
1失点はしたものの、宮崎の怒涛の攻撃を防ぎに防ぎ、安間帆乃香がビッグセーブを連発するなど耐えてきたボニータ。ついに終盤に振り出しに戻す。
我々留守番組はハイタッチの嵐。
もう1点取って勝利へ。
最悪でもドロー決着に持ち込んで欲しい。
最後の戦いに臨みます。
齊藤夕眞選手に突き放される。
89分、松井彩乃選手が山なりのボールを蹴り出し、そこへ齊藤夕眞選手が走り込む。GK安間帆乃香が前に出てきたのを見計らって、ループシュート!これがゴールへ飛びこみ最後の最後で突き放されるてしまいました。
齊藤夕眞選手を一瞬フリーにしてしまったのが痛かったですね、あと数分耐えられたら勝ち点1を分けることができたのですが。
そのまま試合は終了しボニータは敗戦。
勝ち点1を0にしてしまう悔しい結果となりました。
次節に向けて
前回ホームヤマハスタジアムでは0-4の大敗。まさに完敗でした。
今節もやはり首位の力を見せつけられ、特に前半は防戦一方の試合展開でした。しかしそれでも身体を張って守り切り0-0で前半を折り返したことは大きかったですね。
そして安間帆乃香がすばらしいセーブを連発したことが流れを呼び込み、土屋佑津季の同点弾に繋がったと思います。
しかし、宮崎の攻撃力はすごかった。特に齊藤夕眞選手選手の決定力は敵ながらあっぱれ。でも我らがエース土屋佑津季もまだまだ負けませんよ。
前回大敗から明らかに実力を着けたボニータ。結果は敗戦ではありましたが、ホームでの勝利が絶対の目標だったはずの宮崎を最後まで焦らせたと思います。
これでなでしこリーグは2か月間のサマーブレイクに入ります。
しばらくボニータの試合が観られなくなるのは正直言って寂しいですが、選手の皆さんはゆっくり英気を養ってもらって、9月に再開する戦いに備えて欲しいと思います。
次節は9月1日。ヤマハスタジアムでASハリマアルビオンと対戦します。アウェイゲームで敗戦しただけにハリマにはヤマハでリベンジを果たしましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
静岡SSUボニータのファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。