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2024 なでしこリーグ1部 第14節「静岡SSUボニータ vs 愛媛FCレディース」超主観的振り返り

ボニータ 2-2 愛媛FC
【得点者】
ボニータ:中島 咲友菜(9分)、土屋 佑津季(14分)

愛媛FC:久保田 晴香(76分)、松本 苑佳(90分)

悔しい。悔し過ぎるドロー。


2024年6月22日。

静岡SSUボニータは、ホームエコパスタジアムに愛媛FCレディースを迎え撃ちました。

今季初のエコパスタジアム!

昨年は1試合のみだったエコパスタジアムでの試合ですが、今年は2試合行われることが決定してます。

BLUE GALLPのメンバーと共に声出し応援に参加しましたが、今回はものすごい助っ人が!

プロパーカッション奏者のひらまっちょさんが、応援に来てくれました。

私たちのチャントに合わせて叩く太鼓の演奏は鳥肌もの。ずっと観ていられるスティック捌き。エコパスタジアムに響くそのリズムはメチャ盛り上がりました。

試合は2-2のドロー決着。先制、追加点と理想の形で滑り出した試合展開でしたが、終盤の猛攻に耐えきることができませんでした。

勝ち点3を1にしてしまった悔しい結果でしたが、試合を振り返ります。


前回対戦振り返り

前回対戦は、2024年4月13日。
愛媛県総合運動公園球技場でのアウェイゲーム。

久保田晴香選手に出鼻をくじかれるゴールを決められたものの、金丸翔子、土屋佑津季のゴールで逆転勝利。今季スタートダッシュできなかったボニータでしたが、第5節でようやく今季初勝利を掴みました。


スターティングメンバー

中島咲友菜が右サイドハーフで今季初スタメン。これまで主に後半から途中出場してきたルーキー。この本田監督の采配が当たります。

そして、前節スペランツァ大阪戦で顔面を負傷して途中交代した塩澤優。今節は出場できないのでは?と心配でしたがフェイスガードを着けて不死鳥のように帰ってきました。しかもスタメン出場。凄すぎる。

ボニータ初スタメン 中島咲友菜
フェイスガードを着けて出場した塩澤優


中島咲友菜の先制ゴール!

8分、村上朱音選手のパスをインターセプトした土屋佑津季がドリブルで一気に駆け上がる。追いかけてきた村上朱音選手を上手くかわし、筬島彩佳選手がスライディングで防ぎに来ますが一瞬速く土屋佑津季がシュート。GK小松里弥選手がパンチングで弾く。

そのこぼれ球に落ち着いて流し込んだ選手がいた!中島咲友菜!
見事先制ゴール!

土屋佑津季がドリブルで運ぶ
DFを交わしてシュート
こぼれ球を冷静に流し込む中島咲友菜
その前にシュートを放った土屋佑津季に抱きしめられる

いつ決めてもおかしくない選手。

中島咲友菜はこれまで何度もゴール前に迫るプレーを見せてきました。遂に結果として現れたのは嬉しい限り。

そしてこの試合は、中島咲友菜の新チャントが初披露された日でした。

山本リンダの「狙い撃ち」のメロディで歌われる中島咲友菜の新チャント。少しでもこのゴールの力になったのなら、これほど嬉しいことはありません。


土屋佑津季が追加点!

続けざまの13分。左サイドで金丸翔子、梅津真央、白井未来、高島絢音が細かくパスを繋いでかわしていきます。金丸翔子が前線の土屋佑津季にボールをあずけドリブル開始。筬島彩佳選手の股抜きドリブル!左サイドからボックス内に入り込むこれも得意な形。
GK小松里弥選手と一対一になり、シュートしたボールは小松里弥選手の股を抜いてゴールへ!追加点2点目!


左サイドからドリブルで駆け上がる土屋佑津季
シューしたボールはGKの股を抜けてゴール!
身体いっぱいで喜びを表現!
先制ゴールを決めた中島咲友菜と抱き合う!

土屋佑津季はこれで今季8点目。得点ランキング1位のヴィアマテラス宮崎の齊藤夕眞選手を追いかけます。

昨シーズンのボニータでは、彦坂桃花梅津真央の3点が最多得点者でした。それを大きく上回るゴール。

ボニータは昨年より順位を上げている大きな要因が、土屋佑津季の得点力の向上であることは言うまでもありません。


後半は愛媛が猛攻

2-0という言い形で前半を折り返したボニータ。更に追加点を上げて脱げ切って欲しい。

しかし、サッカーでよく言われる「2-0は危険なスコア」を実感することになるとは・・・・。


後半は愛媛ペース。

特に後半の終盤はボニータが防戦一方になる展開。

耐えられるか?

いや絶対に耐えてくれるはず。


しかし75分、黒岩沙羽選手のクロスに対して久保田春香選手がワンタッチで合わせてシュート。GK安間帆乃香も殆ど動けず。ボールはゴールに突き刺さって2-1。


試合終了間近に迫った88分、右サイドで丸山ちさと選手と途中出場した小島知佳子の攻防、しかし丸山ちさと選手にクロスを上げられてしまいます。そのボールに対し、守屋栞奈がヘディングしようとしたところに背後から久保田晴香選手が守屋栞奈を押し倒してしまいます。

「ファウルだ!」

しかし、主審の笛は鳴らず。

そのこぼれ球を胸トラップで落としたボールを松本苑佳選手が蹴り込んでなんと同点。

「なんで?あれファウルじゃないの?」

下記サイトなんかを参考にするとプッシングに相当すると思うのですが。

J1のようにVARが無いなでしこリーグでは、判定が覆る訳もなく2-2の同点。

「2-0は危険なスコア」

サッカーの格言のようなこの言葉。そうは言っても、2失点目はやはり納得がいかない。何度YouTubeを見返しても反則としか思えない。

悔しい。非常に悔しい。

勝ち点3が1になってしまうプレーをだっただけに、非常に残念な失点になってしまいました。

残り時間はアディショナルタイムでしたが、更に突き放して勝田だけの時間はなくタイムアップ。

悔しいドロー決着に終わりました。


三輪玲奈の決意と次節に向けて

終盤は防戦一方になってしまったのが厳しかったですね。ジャッジに納得いかない点はありましたが、後半の早い時間帯で1点取って試合を決めたかったところでした。昨年よりも明らかに得点力が向上しているボニータなので、ここは伸びしろだと思います。

今季ホームでの勝利は、ゆめりあサッカー場でのバニーズ戦のみ。エコパスタジアムで選手達と一緒に勝利を選ぶ「わっしょい」をやりたかったな。

7月と8月のサマーブレイク前の最後のホーム戦だっただけに勝って終わりたいところでした。

でも、なにより選手が悔しかったはず。

試合終了後、三輪玲奈は自身のインスタグラムで今後の決意を投稿しました。ぜひ読んでください。ますますボニータと三輪玲奈を応援したくなりました!次こそ勝ち点3を獲ろう!

次節は、サマーブレイク前最後の試合。アウェイで首位ヴィアマテラス宮崎とアウェイゲームで対戦。超強敵ですが、今節宮崎はスペランツァ大阪に敗戦を喫しています。ボニータも絶対に勝って欲しい。

あの雨のヤマハスタジアムで完敗を喫したリベンジを果たしてきて欲しい。

宮崎からグッドニュースが届く事を祈っています。


最後までお読みいただきありがとうございました。
静岡SSUボニータのファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。

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