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2024 J1 第3節「ジュビロ磐田 vs 柏レイソル」 超主観的振り返り

磐田 0-1 柏
【得点者】
磐田:-

柏 :古賀太陽(前半35分)

強度で負けることは無かった。
が、しかし・・・。


2024年3月9日。J1リーグ第3節。ジュビロ磐田はホームヤマハスタジアムで柏レイソルを迎え撃ちましたが、0-1で敗戦。

とにかく柏の守備が堅かった。
ジュビロの決定的場面は、ことごとく潰されてしまいました。

一方のジュビロは、またも出てしまったあの失点パターン。最悪でもスコアレスドローで勝ち点を分け合う結果に持ち込みたかった。

ヤマハスタジアムで観戦した柏戦を振り返ります。


スターティングメンバー

ジュビロ磐田

前節アウェイ川崎フロンターレ戦で、5-4という壮絶な撃ち合いを制して勝ち点3を持ち帰ったジュビロ。

スタメン、ベンチメンバー共に川崎戦と同じでした。勝ったから替えないのか、ベンチ外メンバーの突き上げが無いのか。

ベンチ外メンバーは、翌日の中央大学の練習試合で0-3で負けたことから、残念ながら後者かと思われ・・・。


柏レイソル

柏も前節ヴィッセル神戸に勝利。ジュビロと同じく、スタメン・サブ共に前節と全く同じでした。

注目はやっぱりマテウスサヴィオ選手。2年前のアウェイ柏戦で先制点を決められ、ジュビロはとことん苦しめられました。

マテウスサヴィオ選手に相対するのは植村洋斗。今シーズン左サイドバックとして先発3試合目。今節も厳しい選手と対戦となります。


植村洋斗の守備が光る

植村洋斗の本職はボランチながら、今シーズンは右サイドバックで開幕からスタメン出場を続け、3試合目。

相対するマテウスサヴィオ選手に決して引けを取らない守備を見せてくれました。

植村洋斗 vs マテウスサヴィオ
植村洋斗 vs マテウスサヴィオ

昨年まで鈴木雄斗が活躍していたポジションだっただけに、大きなアキレス腱にもなりかねなかったこのポジション。神戸、川崎、柏とJ1での3試合を経験し非常に自信を持ったのではないでしょうか。

圧巻だったのは、前半9分。

松本昌也のミドルシュートが相手に当たって、柏がカウンター発動。マテウスサヴィオ選手が高速のドリブルで一気に攻め上がる。マテウスサヴィオ選手が小屋松知哉選手にパスを出した瞬間、待ち構えていた植村洋斗がインターセプト。

植村洋斗の素晴らしいポジショニングとボール奪取に痺れた場面。

このシーンはハイライトに残っていないのが非常に残念なのですが、失点してもおかしくなかっただけに非常に大きなプレーでした。


ジャーメイン良ナイストラップ

前半17分。ロングフィードをジャーメイン良が見事に収めるプレーを見せます。

得点には繋がりませんでしたが、このようなポストプレーができるのも昨年から成長が著しいジャメのポイントの一つ。マテウスペイショットが加わることで更に攻撃の幅が広がるはず。


またしてもセットプレーで失点

柏は前節神戸戦も0-1で勝っており、守備は堅い。
一方でまだ無失点試合が無いジュビロ。

柏相手には、1点でも失点したら試合が決まってしまう。なんとか0-0の時間を長くしてチャンスを掴んで欲しかった。

しかし、前半35分マテウスサヴィオ選手のコーナーキック。ニアサイドで古賀太陽選手のヘディングシュートで失点。

バックスタンドで観ていた私でしたが、

「あれ?入っちゃった?」

ゴールの瞬間、ジュビロと柏の選手は、ほんの一瞬時が止まったようになって、その後柏の選手の歓喜の輪が。

あっけない感じで決まったゴールでした。

改めて動画をみたら、シュートしたボールがジャーメイン良の頭部付近に当たって方向が替わったようですね。

それにしても、この失点パターン。去年から何度見たことか。

コーナーキックでニアサイドにゴールを決められる。昨年、特にシーズン前半では何度も見たシーン。今季再びこの失点パターンが露呈してしまうのは厳しい。

しかも相手は超堅守の柏レイソル。

最悪でも前半は無失点で耐えて欲しいと願っていただけに、残念でなりませんでした。


川島永嗣の顔面セーブ

いよいよ残り時間が無くなって来た83分。

マテウス・サヴィオのフリーキック。関根大輝が落とし、木下康介選手がシュート!

そこへ川島永嗣が意地の顔面セーブ!

ワッキーチョイスにも選ばれたこのシーン。

ボールは方向が替わってクロスバーを叩いて、そのボールをなんとかクリア。

私の席からは遠目だったので、クロスバーを叩いた瞬間

「ああっ!入ってしまったか!」

と万事休すと思ったのですが、よくぞ防いでくれました。


西久保駿介ロングスロー初披露!

西久保駿介がロングスローという武器を持っていたことは知っていました。

2023年5月17日、J2リーグ第16節ジェフユナイテッド千葉 vs 清水エスパルス。後半42分、千葉の西久保駿介は山なりのロングスローでゴールニアゾーンへ落し、米倉恒貴選手がボレーシュートで決勝点を挙げたシーン。

清水を破った印象的なシーンです。

今季ジュビロに加入した西久保駿介。
いつかロングスローのシーンが見られると思っていましたが、遂に初披露。

後半アディショナルタイムに入った91分。右サイドから左手を挙げた西久保駿介はロングスロースタート!

山なりのボールはマテウスペイショットが頭で落として、上原力也がミドルシュートを放ちますが、残念ながら枠を捉えることはできませんでした。

しかし、私がジュビロを応援し始めた2019年以降では、ロングスローができる選手がいませんでした。西久保駿介の大きな武器としてこれからも炸裂するシーンが見られると思います。


次節に向けて

決して柏に対して強度では負けなかったジュビロ磐田。

前回対戦した2022年のアウェイ柏戦から大きく成長した姿を見せてくれた事は素直に嬉しかった。

前半20分、犬飼智也選手にボールが渡りそうになるところをジャーメイン良が競り合ってボールをキープするシーン。2022年のジュビロは柏に対してこのようなプレーをすることができませんでした(このシーンは、下記のDAZNによるYouTubeハイライトで観ることができます)。

それだけに敗戦後、日に日に悔しさが増しました。

柏の守備を崩すことができなかった。
セットプレーでの失点を犯してしまった。

強度では負けなかったものの、J1で戦い続けてきた柏の実力は、更にジュビロを上回っていました。

ジュビロはまだまだ発展途上とは言え、今回のような試合は最悪でもドローで終えたかった。勝てなくともしぶとく勝ち点1でも奪う試合をして欲しかった。

それだけに、あのセットプレーのあっけない失点が本当にもったいない。

J1残留には勝てなくとも勝ち点1をしぶとく拾っていく試合をしなければ難しくなると思います。


次節は、3月16日第4節ガンバ大阪戦。パナソニックスタジアム吹田にのりこみます。

2022年10月29日。ジュビロ磐田はパナスタでガンバ大阪に敗戦しJ2降格が決定してしまいました。当時現地で応援していた私にとって、パナスタは辛い思い出の地。

そして当時一緒に戦っていた遠藤保仁が、今度はガンバ大阪のコーチとしてジュビロと対戦します。

連敗だけは絶対に避けなければなりません。

あの2年前の辛い思い出を勝利で塗り替えましょう。


最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田のファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。


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