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2024 J1 第36節「ジュビロ磐田 vs ガンバ大阪」 超主観的振り返り

磐田 3-4 G大阪
【得点者】
磐田:渡邉 りょう(前半23分)、上原 力也(後半42分)、鈴木 海音(後半46分)

G大阪:半田陸(前半27分)、山下 諒也(前半54分)、宇佐美 貴史(後半17分PK)、坂本 一彩(後半48分)

2024年11月9日、ヤマハスタジアム。

スタッフの方:「そろそろ清掃に入りますので、移動をお願いします。」
私:「すいません。今出ます・・・。」

ヤマハスタジアムのスタッフの方に声を掛けられるまで、席を立つことができませんでした。

どっと、疲れた。悔しかった。試合終了のホイッスルが鳴ってからしばらくの間ヤマハスタジアムのピッチの上をぼーっと眺めていました。

ワンチャン、ヤットさん(G大阪コーチ:遠藤保仁さん)の姿も見れたらな、と思いましたがそれも叶わず。帯同してなかったかもしれませんが。

終盤戦になって何回も言っている「絶対に負けられない戦い」の一つだったホームでのガンバ大阪戦。

ジュビロ磐田は3-4で痛恨の敗戦。

先制したのに・・・・
追いついたのに・・・

静まりつつあるヤマハスタジアムを背に帰路につきました。


前回対戦振り返り

前回対戦は、3月16日パナソニックスタジアム吹田での戦い。

前半4分に宇佐美貴史選手、後半12分にダワン選手にゴールを決められるという、いずれも立ち上がりにゴールを食らってしまうという厳しい展開。

それでもジャーメイン良が意地のヘディングシュートで1点を返します。試合終了間際の95分にはまたもジャーメイン良がシュートを放ちますが一森純選手のスーパーセーブで同点ならず。敗戦となりました。


スターティングメンバー

ジュビロ磐田

レオゴメスは前節神戸戦では累積警告のため出場停止でしたがスタメンに復帰。前節ベンチ外だった松本昌也も復帰しました。上原力也は8月7日アウェイ新潟戦以来のスタメン。

サブゴールキーパーは三浦龍輝が帰ってきました。

またセレッソ大阪コンビのジョルディクルークス渡邉りょうをガンバ大阪戦のスタメンに据えるという胸熱な布陣となりました。

ガンバ大阪

前回対戦で脅威だったウェルトン選手は負傷のためベンチ外となりました。

磐田のアカデミー出身の山下諒也選手がスタメン。更に、坂本一彩選手は昨年岡山在籍時に磐田と対戦実績があり、2023年開幕戦でゴールを決められた相手。嫌な予感がしましたが・・・・。


VARに救われる

前半5分、G大阪のコーナーキック。ファーサイドのダワン選手が蹴り込んでゴールネットを揺らしてしまいます。

またも、コーナーキックの失点。

しかも開始早々という磐田が苦手の立ち上がりの時間。従来からの課題が重なってしまう失点のため、正直のっけからテンションが下がりました。

しかし、VARが介入しオフサイドの判定で失点取り消し。川島永嗣とダワン選手の間にいた倉田秋選手の位置、及び川島永嗣へのプレーに影響したと判断されたと考えます。

「助かった・・・・」

堅守のG大阪なので早々の失点は本当に避けたかったところ。しかし、相変わらずコーナーキックでの失点課題は改善されていない事に不安を感じました。


渡邉りょうのボレーシュート炸裂!

前半22分、松本昌也から右サイドのジョルディクルークスにボールが渡りドリブルで運びます。ボックス外右サイドから鋭いクロス!G大阪の黒川選手に当たりましたが、ボールはゴール前へ。そこへ待ち構えていた渡邉りょうがボレーシュート!一森純選手が横っ飛びしますが間に合わずゴールネットを揺らし、磐田先制!

クロスを決めたジョルディクルークス
ジョルディクルークスと渡邉りょう

セレッソコンビの二人が繋いだ先制ゴール。VARで失点取り消しとなりましたが嫌な立ち上がりだっただけに、それを払しょくするかのようなゴール。ヤマハスタジアムは一気に沸き立ちました。


コーナーキックで失点

いい流れになるはずだったのですが、先制直後の26分、またもコーナーキックで失点。今度は半田陸選手にニアサイドをぶち抜かれてしまいました。

最初のコーナーキックでの失点はVARで取り消されたものの、コーナーキックで2回ゴールネットを揺らされました。

横内体制になって2年目ですが、このコーナーキックでの失点は昨年のJ2時代からの泣き所。このような失点を何度も見ているだけに非常に歯がゆい。J1は精度の高いキックを繰り出すだけに余計に磐田にとって厳しいものがあります。

振り返れば、この失点が一番悔しかったです。


山下諒也選手 恩返し被弾

とはいえ、試合は振出しにもどっただけ。この後失点しない事を願っていたのですが、山下諒也選手に恩返しのダイビングヘッドを食らって逆転されてしまいます。

それにしても失点直前の宇佐美貴史選手のヒールパス。
美し過ぎます。敵ながらあっぱれ。

痛恨のPK献上

前半を1-2の1点ビハインドで折り返した磐田。58分、半田陸選手のシュートに対しリカルドグラッサが一度は足で止めましたが、反転しながら起き上がる時に手でボールに触れてしまいました。ハンドの判定で痛恨のPK献上。

磐田ゴール裏からは川島永嗣のチャントで後押し。しかし無情にも宇佐美貴史選手は川島永嗣の飛んだ方向の逆側の右隅にボールを蹴り込んで3失点目。


反撃の上原力也!

堅守G大阪に対して1-3。2点のビハインド。磐田はリスクを負いながらも攻撃に転じます。

86分、ジョルディクルークスのクロス。ジャーメイン良がヘディングで競り合ったこぼれ球を上原力也がボックス内に蹴り込む。マテウスペイショットの攻め合いからのこぼれ球をまたもや上原力也が蹴り込んで1点を返し2-3。


意地の同点弾 鈴木海音!

攻め続ける磐田ですが、時計の針は進み後半アディショナルタイムへ。アディショナルタイムは11分!まだ時間はある。

諦めない磐田は90分、右サイドからジョルディクルークスが左足のクロス。リカルドグラッサがヘディングでゴール前に落とす。そこに走り込んで蹴り込んだのは、鈴木海音!GK一森純選手も一歩も動けず同点弾!

鈴木海音はこれがJ1初ゴール。貴重な貴重な同点弾。ヤマハスタジアムのボルテージは最高潮。

あと一点。あと一点取って勝ち点3を獲りに行け!

力尽きた磐田・・・

しかし、磐田にはこれ以上戦えるだけの体力は残されていませんでした。同点に追いついた直後の93分、坂本一彩選手に勝ち越しゴールを決められてしまいました。

102分を超えた死闘。磐田のコーナーキックでは川島永嗣もゴール前まで上がって攻撃に参加するもゴールネットを揺らすことができず。

無情にも試合終了のホイッスルは鳴り響き。勝ち点を奪うことはできませんでした。


次節に向けて

ホームヤマハスタジアムでの最後の3連戦。

その第一戦をとれなかったのは非常に痛い。残留のためにもホームの利を活かして3つ獲りたかった。しかし、残念ながら初戦を落としてしまいました。

残留圏との勝ち点差は4から5に広がりました。

今後の日程を確認します。残留争いしているチームの中で次回11月16日に試合があるのは磐田だけ。この日に勝って勝ち点を2まで詰めて柏レイソルにプレッシャーをかけたいところ。

痛恨の敗戦ではありますが、磐田の選手達は最後まで諦めない戦いを見せてくれました。次回の相手横浜F・マリノスも非常に強敵ではありますが、ヤマハスタジアムで選手達の背中を精一杯押して最後の最後までくらいついていきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田のファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。

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