2024 J1 第12節「東京ヴェルディ vs ジュビロ磐田」 超主観的振り返り
2024年5月9日、衝撃のニュースが走りました。
ジャーメイン良が、5月6日J1リーグ第12節 東京ヴェルディ戦の負傷により、左前額骨陥没骨折と診断。トレーニング合流まで1か月程度の見込みと報じられました。
試合当日は祝日でゴールデンウイーク最終日。
しかし、私は仕事だったため味スタ遠征は諦め、リアルタイムの観戦もできませんでした。
その日の夜に見逃し配信を観戦し終えた私は、何とかポジティブになろうとこんな投稿をしていました。
その後、いつものように振り返り記事を書こうとPCの前に座りましたが、手が動きませんでした。
何より、ジャーメイン良の負傷が心配でした。
残念ながらそんな願いも空しく、磐田は当面の間ジャーメイン良不在で戦わねばなりません。
ここまで12試合で11ゴール。
J1リーグの得点ランキングトップを走っていたジャーメイン良。
アウェイ川崎戦が象徴的ですが、今季の磐田はジャメの活躍のお陰で勝ち点を積み上げてきた、と言っても過言ではありません。
東京V戦は本当に惜敗だっただけに、振り返るのが辛い。
更に守備の要リカルドグラッサもレッドカードで退場。
次節は出場停止です。
次節ホームサガン鳥栖戦は、ジャメ&リカという攻守で欠かせない二人が抜ける磐田。間違いなく総力戦となる磐田。
絶対に勝ちたい。そのために、
今の私はそんな気持ちです。
一人でも多くのジュビロサポーターに足を運んでもらって、選手達の背中を押したい。
ぜひヤマハスタジアムに来て欲しい。
そんな気持ちをこめて、東京V戦を振り返ります。
スターティングメンバー
ジュビロ磐田
前節横浜FMから中2日で臨んだ今節。ターンオーバーすることを予想していましたが、なんと森岡陸以外スタメン変わらず。
ベンチ外となった森岡陸の替わりにベンチ入りしたのは、鈴木海音。AFC U-23アジアカップ2024カタール大会を優勝した日本代表。そのメンバーとして参加していましたが、パリ五輪切符獲得という最高のお土産を持って帰ってきました。
東京ヴェルディ
昨年磐田とはJ2で戦った東京V。
2戦2引き分けで勝利がありません。
スタメンで注目は袴田裕太郎ですよね、やっぱり。
2022年にJ1で共に戦った袴田裕太郎。しかしなかなかポジションを獲得することができず大宮アルディージャに移籍。昨シーズンJ2の舞台では大宮の袴田裕太郎と戦いました。
今度はヴェルディの選手として磐田の前に立ち塞がります。
リカルドグラッサ ヘッドでかき出す
5分、木村勇大選手が折り返しのクロス。西久保駿介と鹿沼直生がスライディングでブロックに行きますがクリアしきれず混戦。川島永嗣もキャッチしきれず、翁長 聖が蹴り込んだボールをリカルドグラッサが這いつくばって頭でクリア!
叫びましたね。DAZNが映っているTVの前で。
PK献上
32分、ヴェルディコーナーキックに対し、千田海人選手がへディングで折り返したボールが、松本昌也の腕に当たったとしてPKを献上
先制を許してしまいます。
開始早々の失点で嫌な雰囲気ではありましたが、PKで失点ならもう仕方ない。切り替えて次の攻撃に期待です。
セットプレーで2失点目
41分、東京Vのコーナーキック。染野唯月選手のヘディングシュートを弾いた川島永嗣でしたが、詰めていた木村勇大選手が蹴り込んで2失点目。
先制を許したPKは仕方ないと思いましたが、この2失点目は厳しかったですね。昨年もそうでしたが、どうしてもセットプレーの守備に課題が残る磐田。
前半での2失点が重くのしかかります。
マテウスペイショットが反撃
前半を0-2で折り返した磐田。
後半開始早々の55分、古川陽介のクロスに袴田裕太郎がクリアしますがそのこぼれ球にマテウスペイショットが蹴り込んでゴール左隅に押し込むゴール。
泥臭くもゴールに押し込んだマテウスペイショット。これで2試合連続のゴール。
ゴール直後にまだまだ行くぞとばかりに、チームメイトを鼓舞する姿がカッコイイですよね。ストライカーのこんな姿が大好きです。
後半早い段階で1点を返したのは大きかったと思います。
ジャーメイン良の同点弾!
66分、ブルーノジョゼが右サイドからのクロスに合わせたジャーメイン良がヘディングシュート!鋭い軌道でゴールネットを突き刺して同点!
と叫んだ私でしたが、ピッチに倒れ込んで動かないジャメの姿が映り、スーッと喜びも引っ込んでしまいました。
スローで見ると林尚輝選手の頭が、ジャーメイン良の顔面当たりに激しく衝突。暫く倒れ込んだ両選手。
同点の喜びもつかの間、磐田ベンチはジャーメイン良の治療に当たります。
負傷した林選手はこの時点でピッチから下がりました。
一方のジャーメイン良は、その後立ち上がってプレー続行。
ただ、しきりに左目の下あたりを気にする仕草をしていたんですよね。そこが引っかかっていました。
まさかのPK失敗
76分、磐田のフリーキック。
リカルドグラッサが両足で跳ね返したボールが千田海人選手の腕に。磐田の選手達はハンドをアピールしますが、主審は流します。しかし、VARが介入。オンフィールドレビューの結果ハンドの判定。
キッカーはジャーメイン良。
今季全てのPKを沈めてきたジャーメイン良。
きっと決めてくれる。
磐田逆転でこの試合をもらう。
左隅を狙ったボールは、キーパーの逆方向をつきましたが、枠外にそれてまさかのPK失敗。
これまでのPKは、極めて冷静に沈めてきたジャーメイン良だっただけに、
信じられない。
失敗とわかったジャーメイン良は、崩れ落ちるようにばったりとピッチの上に伏してしまいました。
失敗は本当に残念でしたが、エースストライカーのジャーメイン良が蹴るしかなかった場面だと思うし、そのジャメが失敗したのなら、もう仕方ないですね。
ただ、後から思えば、2点目に追った負傷の痛みがPKに微妙な狂いを生じさせたのかもしれませんね。
起き上がったジャメはチームメイトに「ゴメン」と謝っていたいたように見えました。
このとき寄り添っていたのが、2トップを組むマテウスペイショット。
試合終了後以下のようにコメントしています。
マテウスペイショットはアウェイ京都戦でPKを外しています。しかし、その試合で2得点奪ってチームを勝利に導いています。
同じストライカーとして、良く気持ちが判るだけに、何としてもその気持ちを伝えたかったのでしょう。
リカルドグラッサがDOGSO
残り時間もわずかとなった85分、森田晃樹選手がクリアしたボールに対し、木村勇大選手が単独で走り出す、そこへリカルドグラッサがマークに付きますが背後からたおしてしまいDOGSO(決定的な得点機会の阻止)でレッドカード。
この試合も5分に見せたような気迫のかきだしを見せるなど、何度も磐田のゴールを守り続けてきたリカルドグラッサ。残り時間の守備でいなくなるのも痛いですが、次節出場停止になることも相当痛いですね。
後半ATの悲劇
もうこれ以上は書きたくない・・・・。
でも記録として、書くか。
VARが介入したこともあって、アディショナルタイムは何と13分!
98分、スルーパスに抜け出した木村勇大選手が川島永嗣と一対一。ゴールネット上面に蹴り込んで3点目。
呆然。
最悪でもドローで終えて欲しかった。
PK獲得して有利になるはずだったVARも結局は長いアディショナルタイムを戦うことになり、磐田敗戦の遠因になってしまうという、何たる皮肉。
歓喜に沸くヴェルディの選手達とサポーターの姿が映るDAZNの画面をただただ見つめるしかありませんでした。
次節に向けて
負傷離脱のリリースに対し、ジャーメイン良がSNSで発信しました。
11点のジャメがいなくなるのは本当に痛い。
でも、昨年J2での戦いでは補強無しの前代未聞のハンデを総力戦で乗り切ってきた横内昭展監督。ベストな布陣を敷いてくれるはず。思えば昨年終盤戦もジャーメイン良が負傷で離脱していました。当時は後藤啓介がいましたが、今年は石田雅俊がそのチャンスをうかがっているハズ。
今季負傷で出遅れたウェベルトンが復帰していれば更に嬉しいですね。
またリカルドグラッサが不在のセンターバックは、鈴木海音が帰還し、静岡新聞運動部の写真には伊藤槙人が練習に参加している姿が見えます。
鈴木海音は、パリ五輪切符獲得をして帰還したものの、決勝トーナメントのメンバーに選ばれなかったという悔しさを味わっています。
五輪最終メンバーに選ばれるためにも、残りの期間J1リーグでの活躍は不可欠。きっとナイスファイトを見せてくれるはずです。
尚、ジャメも気遣っていた東京ヴェルディの林尚輝選手はSNSでアンサー投稿をしてくれました。ピッチを離れてお互いにリスペクトする姿勢。こんなところもJリーグの良い所です。ヤマハスタジアムでの戦いではまた良い試合しましょう。
総力戦がみられるであろう次節5月11日のホームヤマハスタジアムでのサガン鳥栖戦。
ジュビロ磐田にとって正念場です。
一人でも多くの人に足を運んで欲しい。
今年のユニフォームが無くても良いです。
ユニフォーム着て無くても良いです。
しばらくヤマハスタジアムに行ってないなあという人、どうですか?
ヤマハスタジアム来ませんか?
たくさんの人達でジュビロ磐田の選手達の背中を押しましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田のファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。
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