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閉店危機からの脱却へ

4月7日の緊急事態宣言から気がつけば17日。
渋谷は人が激減して日本を代表する繁華街とは思えない程となりました。
連日代わる代わるの報道に振り回されている日々に安心できない状況が続いています。
今回は僕が渋谷でやっているお店『肉ダイニングRAKUGAKI』について書いていこうと思います。

肉ダイニングRAKUGAKIは2017年9月25日にOPENした肉に特化した居酒屋?バル?みたいなお店です。
OPEN当初は売り上げに悩まされてはいたもののスタッフ達と日々、我々が得意とするターゲットやニーズに合うパフォーマンスを話し合い今では連日満卓になる程になりました。

そんな中で突然襲ってきたコロナです。
3月に入り、よりコロナウイルス感染者が増えはじめニュースでも外出を控えるように報道されていましたが渋谷は相変わらずの人で特に影響を受ける事もなく営業していました。
代々木公園での花見は控えるようにと言われてましたが3連休はものすごい人だったみたいですね。
※僕は誘われましたが参加してないです。

が、小池都知事の3月28日(土)29日(日)の不要不急の外出自粛要請から空気は一気に変わりました。
それまでの予約はほぼキャンセルとなり来店は1組2組程度。

飲食店は緊急事態宣言の発令の前、外出自粛要請のあの日から全てが変わってしまった所が多いかと思います。(ローカルエリアはもっと前から影響受けてるらしい)

日々の売り上げは激減していく一方で4月3日(金)には14,000円、4月4日(土)は9,000円と、1日15万円前後を売り上げていた店とはとても思えない流れに現場の店長はどうしたらいいか分からない。この状況でも店を開け続けるのか、コロナに感染するリスクだってある。と相談してきました。

正直、僕も何が正しい判断なのか悩みました。

このまま休業すれば売り上げは無くなる。
無くなればスタッフに払う人件費や家賃、その他経費が払えない。
かといって、売り上げの見込みの無い営業を続けてコロナに感染するかもしれないというリスクに立たせるべきなのか。
仮にこれが1ヶ月程度で済む話ならなんとか耐えれるかもしれない。
けど、これが2ヶ月も3ヶ月も続くなら正直体力的にも一度店を潰して全員解散する。そしてまたのチャンスで再集結する。しかないのか。

本当に悩みました。
ただ悩んでる時間も無いことに焦りと絶望感でいっぱいの中で悩みに悩んだ挙句の果てに出した僕のジャッジは

『来週月曜日(6日)から店内でのランチとディナー営業は辞めてテイクアウトの弁当を始めよう!』でした。

それでダメだったらどうするんですか?

と心配が故に色々言われたが、国のニュースも日々変わる。補償の話も二転三転ばかり。今日決めた事がこれから全てのルールじゃない。毎日話し合いながらまた明日の事を決める。そして、俺も毎朝店に来て弁当売るわ!!
だから一緒に頑張ろう!!!

この判断に誰が着いてくるのか不安でしたが、皆が賛同する事になりました。

4月4日(土)
"これが俺たちのコロナとの戦い方"が決まった日でした。

続く。

花見出来なかったので家の前に咲いている桜の写真を撮って今年の花見は終わりました。


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