不可逆過程のデジャブ -Debut-

去年制作（？）しました「不可逆過程のデジャブ」を少しカスタマイズして、オンライン用作品「不可逆過程のデジャブ -Debut-」として公開いたしました。

メインビジュアル

制作に（？）をつけたのは、「消えたパンツと空飛ぶサカナ」以来の「シナリオ制作3日」という作品で、やりたいことだけを詰め込んだ「クソゲーポジション」の作品故です。テストプレイやアートワーク含めても執筆開始から入稿まで2週間かかっていません。

ちなみに、外部への印刷は表紙しか出しておらず、他は全部プリンターで出力しただけの作品でした。同人誌で言う「コピー誌」みたいなものですが、実を言えばプリンターで出力する方が外に印刷を出すより高くつくんですよ（笑）

故に本当は印刷を外に出したかったのですが、印刷に回す時間がありませんでした。要は外に印刷出す期間すら省いたゲームマーケット向け短期決戦制作作品ということです。

じゃあテキトーに作ったのか？と言われれば、そうでもなくて。「消えたパンツと空飛ぶサカナ」もそうだったのですが、「やりたいこと」が決まったうえで、世界観もイメージできれば、あとは数式のように自然と解が浮かびます。頭の中で検算は繰り返しますし、書き上げた後に修正も加えつつ中身に対してはちゃんとしたものを提供しているつもりです。

でも、根幹となるアイディア（具体的に示せないのが悩ましいですが）はクソゲーに類するものだと思うので、「クソゲー」とよく言っています。このゲームを「面白い/面白くない」という判定とは別に「クソゲー」と判定する方はいらっしゃるかなと思うので。（この辺は後半の制作ノートにまとめますね）

今回刷新した「不可逆過程のデジャブ -Debut-」は、昨年制作した作品と内容はほぼ同一です。故に「不可逆過程のデジャブ」をプレイした方は「不可逆過程のデジャブ -Debut-」のプレイはできません。すいません。

主な違いは、キャラクターにビジュアルがついたこと。キャラクターデザインとイラストは、「零に誠」でお世話になったshoyuさんにお願いしました。

北村アゲル

個性あふれる素晴らしいキャラをいただき、本当にありがたいです。勢いあまって、キャラクターの名前も変えました。ただ、ちょっと名前ふざけ過ぎました。すいません。

あと、違いとして、最初にも書きましたが「オンライン」で遊べるようにしました。

■販売ページ
https://murdermystery.booth.pm/

元々、「配信用に何か作品をつくれないか」と思ったところからのスタートで、当初は新作を書きおろそうかと思っていましたが、「不可逆過程のデジャブ」を配信で遊ぶのは結構おもしろいのでは？と思い、配信に向けてキャラクターを乗せて頒布することとしました。

そんなわけで、元々配信者様向けに考えていたので、配信専用パッケージも作りました。少し料金を上げていますが、配信時アイコンに使える透過画像なども同梱いたしましたのでご了承いただければ嬉しいです。

以下はマガジン購読者向けに書きますが、ネタバレも若干含む制作ノートになります。ご了承ください。

変化球でストライクを取りに行く方策の模索