「零に誠」間もなく開幕
テストプレイを続けております「零に誠」がなんとか形になってきたので、そろそろスケジュールを出して行こうかなと思っています。
「零に誠」は、幕末に活躍した「新選組」を題材に、架空の「零番隊」の5人が活躍する物語です。
実在した新選組七番組組長「谷三十郎」
彼は慶応二年の四月一日に亡くなったと記録が残っていますが、どのように亡くなったのか?後世にその記録が受け継がれていません。そこで、今回のシナリオは、この谷三十郎の死について書いてみました。(もちろんオールフィクションです)
個性豊かな「零番隊」
新選組零番隊の隊士は、普段は京の町の町人として過ごしており、有事の際は、局長の密命を受けて暗殺をします。新選組は大っぴらな組織になりすぎて、表向き、町人に人気のある維新志士を斬り難くなったため、暗殺部隊である零番隊が設置されました。
零番隊は、黒い狐の面で素性を隠し、「新選組」であることを否定する(敵対組織のように見せる)「逆さに書かれた誠」の文字を背中に背負います。だんだら羽織も赤と黒のデザインです。
床間清十郎(とこま せいじゅうろう)
新選組零番隊隊長
呉服屋「つゞら屋」の店主。年齢は若いがとても落ち着いており、物腰も柔らかいことから、京の町で絶大な人気を誇り、町のまとめ役である。
武器は刀「神楽蝮(かぐらまむし)」。剣の腕も達人レベルだが、刃に毒を仕込んで戦う。店で暇そうにしている与四郎に昼も働いて欲しいと思っている。
河上愛之助(かわかみ あいのすけ)
若くして零番隊の No.2。
京の町で魚を売り歩く振売(ふりうり)であり、その美少年ぶりと人懐こい性格から町人に愛され、売上も上々である。武器は「天日子旗魚(あまびこかじき)」という槍。普段は天秤棒に仕込んでいる。
槍術に於いては、十番隊隊長:原田左之助をも凌ぐ新選組随一の腕前。
田中薫(たなか かおる)
自称「からくり儀右衛門の孫」
仕事は主に水車や滑車のメンテナンス、そして、からくり人形を使った大道芸もしながら日銭を稼いでいる。武器は一見刀だが、刀身がバラバラに分かれ鞭のようにしなるからくり刀「極楽百足(ごくらくむかで)」。扱いが非常に難しいため、彼女以外には扱える者が居ない。
岡田与四郎(おかだ よしろう)
「つゞら屋」の食客。
若くして全白髪。目つきが悪く顔に大きな傷があることから、市中では恐れられているが、根はやさしい男。
武器は二振の刀「光蝤蛑(ひかりがざみ)」と「影蝤蛑(かげがざみ)」。普段はボーっとしているが、刀を振るう際は、悪鬼の如く相手を切り捨てる。
中村みつ(なかむら みつ)
京の町の医師として町人に慕われている黒髪長髪の美人。男性からの人気は絶大だが、京の町の子供たちからも人気がある。
武器は刀身の細剣「紅胡蜂(べにすずめばち)」清十郎と同じく毒を縫って戦うが、毒自体の殺傷能力は清十郎より格段に高い。また、武器を使わない毒を盛った暗殺を得意とする。
ゲームの概要
「零に誠」は、議論時間 合計50分のショートシナリオとなっています。(実プレイ時間は90分~120分程度です)
最近、パッケージ版のマーダーミステリーをいくつか作っていまして(他社向けなので、その内ちゃんと発表があるかと思います!)パッケージ製作のフォーマットのようなものが出来ました。
今回は、そのフォーマットに沿いながら、少しオリジナリティを追加した作品になります……とはいえ、この作品の前に作った作品(フォーマットの礎となった作品)がまだ世に出ていないので、なんだか複雑な気分です(笑)
展開方法について
今回の作品は「パッケージ作品」となりますが、パッケージ販売前に少し店舗での公演をしていこうと考えております。
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マーダーミステリー白書
マーダーミステリーについて私(かわぐち)の考えや、ちょっとした情報などを書いて行こうかと思います。
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