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梅とミツバチ

梅雨が近づくと、スーパーに梅が並ぶ。

というか、梅干しや梅酒用のコーナーが出来て
ああ、そろそろ梅雨だなと感じる。

我が家では母が梅干しが大好きで、食卓に欠かせない。
必ず母の席の前には梅干しがあるし、
母のイメージのTop3に確実に入る。

今回も、もう少しでなくなるとの指令を受け、
いつも購入している梅干し屋さんに注文した。

混雑でいつもより届くのが遅くなると言われたけど、
何とかなくなる前に到着して一安心。危なかった。

出来ればもう少し早めに言ってください。
家族は皆呑気と言うのか、まさにギリギリで
いつもは毎度のものは聞いているのだけど、油断した。
在庫管理担当としては、何故か私が悔しい。
(間違いなく、これがいけないのだけど)

話を戻して。
ようやく届いたいつもの梅干しを手に、
母はご機嫌麗しい。良かった良かった。

商品と一緒に入っていたチラシ等を見ていたら、
そこに梅に関するコラムの様なものがあった。

毎回ちょっとした豆知識みたいな感じで書いてあって
楽しみにしているのだけど、今回はミツバチの話。

ミツバチが梅の受粉を手伝って、美味しく梅が育ち、
我が家で美味しい梅干しが食べられるんだな、と。

蜂はどうしても「刺される」というイメージがあって、
子供の頃は苦手だった。
スズメバチなんてぎょっとするほど大きくて強そうで。
アニメやイラストの蜂とは大違い。怖すぎると思っていた。

大人になっても、近くにいると緊張したし、
そばにいるの気付いた時は、平和的な雰囲気を出す様努める。
「私は敵ではありません。危害を加えたりしません」
そんなことを真剣に考えながら、じっとするか
そーっと静かに逃げるかするのは変わっていない。

でも、大切な役割を担ってくれているんだな。
仲良くは出来そうもないけども、特に実害がなければ
無理に行動を起こす必要もないと思う。

実害がないのに、あれこれ言うのは
人間だけなのかもしれない。
色々な情報が気軽に手に入るのはいいことだけど
そういうことに使う為のものなのかなと思ったり。

ネットニュースを見かけるたびに、
何とも言えない気持ちになることがある。
ミツバチだけじゃなく、自然界に学ぶことは多い。

人間の当たり前は人それぞれで、時代で変わっていく。
それでも変わらず大事にしたいことはそのままで。
こんな時だからこそ、気持ちだけでものんびりいきたい。

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