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071 努力は人のためならず
努力で知る自分
肉体的にも知的にも努力をすると、多分に自身の限界を知ることになる。そして、それの達成率がいかにも自分の能力に見える。だから努力によって自分を測ることができるという感覚になる。
しかし、努力で知る自分は本当の自分なのであろうか。そんな簡単なことで自分を知れるはずはない。それはほとんどの努力は、その努力の方向も達成率もすべて社会的産物だからである。その努力により知ることになるのは、よくも悪くも社会への協調・迎合度合いだけなのである。
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