光る君へ 第5回、第6回 感想
第5回のタイトルは「告白」でしたが告白違いでましろの胸中をさらけ出すものでした。それを受け止めた道長も非を認め兄を責めて怒りをあらわにしました。
秋山竜次さん演じる藤原実資が気になり調べてみました。
小野宮流という藤原家の中でも争いがあることがわかりました。
「有職故実」という質実剛健な生き方をしていて、九条流に対するアンチテーゼのように描かれています。
その九条流の藤原兼家の権謀術数の恐ろしさ、自分の家族さえも権力に対して駒のように使うところが恐ろしく描かれています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/藤原兼家
この人間関係の複雑さやデジャブ感は現代社会に対する風刺なのではないかと思いました。
市井の演者が「おかしきことこそめでたけれ」と言っていて、笑いで昇華する様子は階級社会の厳しさを表しています。話はそれますが「レ・ミゼラブル」のようでした。
ききょう(清少納言)も登場し、物語が進み創作への芽生えが見えました。
道長も政事に対する覚醒が見られました。
のちに道長は
この世をば 我が世と思ふ 望月の かけたることも なしと思えば
と詠んでいます。
これからの展開が楽しみです。
まだ見ていない方も今からでも間に合います!
お読みいただいてありがとうございます。
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