ふわふわカプチーノ|金澤屋流お家カフェVol.13
カプチーノというトロトロな飲み物。知ってますよね。茶色い珈琲が隠れる位たっぷりとのったふわふわのミルク。まるでホイップクリームのような滑らかさとクリーミーな色と艶。食欲をそそられるカプチーノは、イタリア生まれのミルクコーヒーです。
カプチーノの始まり
イタリア生まれ
1683年ウィーン包囲の最中にこの飲み物を考案したといわれるマルコ・ダヴィアーノというカプチン派修道士の頭巾に似ていたことから由来します。
ちなみに頭巾は、イタリア語でカプッチョ cappuccio と呼ばれ、ドリンクのカプチーノの語源ともなっています。
カプチーノの基本
カプチーノの基本は、
濃厚なエスプレッソ1ショット20~30ml
温めたスチームドミルク
ふわふわの泡だったフォームドミルクの3層でできています。
1カップの基本は150~180ml
カフェラテのような大きなラテカップではなく、通常のドリップのマグサイズ位の大きさで提供します。
エスプレッソ + みるく + 泡 の割合は1:1:1
泡のふわふわっとした質感濃厚なエスプレッソとミルクが合わさり
香りの強いミルク珈琲となります。
当店のカプチーノに使っているコーヒー豆
ナッティーと表現されるブラジルをベースとした「利家ブレンド」を使用しております。中深煎りのコーヒーです。
エスプレッソのショットで味わっても苦味の後のキレがよくほのかに甘みを感じます。
で、エスプレッソって何でした?
エスプレッソ
Espresso
イタリア語で早いの意味を持ちますが…
あなただけの特別な…
特別な1杯
注文ごとに…
という意味があるそうです。
エスプレッソとは、
専用のマシーンで高温高圧で抽出したコーヒー
1杯につき8~12gの粉を使い
20~30g
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通常のコーヒーとは違い
たったこれだけ!?という量ですが一口味わうとびっくり
何とも言えない濃度感。
苦味・酸味・甘み
全てが凝縮された1杯です。
ちなみに濃度は、ドリップコーヒーの約10倍もあると言われています。
オーダーごとに抽出し
すぐに飲み切るのが美味しさの秘訣。
パウダー状にした珈琲の粉を使って抽出するため
液体の味の変化も素早いのです。
本場イタリアでは、砂糖たっぷりいれてささっと飲みます。
1950年代からフランスで始まり
イタリアでスタイル化された飲み物です。
フランスが始まりとは驚きですね。
その当時、お仕事中のコーヒーブレイクの時間をささっと終わらせるために
エスプレッソを飲んでいたと言われています。
さっといれて
さっと飲み切る
そして仕事へ戻る
コーヒーブレイクの時間も短縮か(=゚ω゚)ノなるほど。
確かにエスプレッソは、約30秒
ドリップコーヒーは約3分
エスプレッソは、早くて効率が良い。
お家で作るカプチーノ
エスプレッソは、専用のマシーンや器具がないと作れません。ゆえにお家カフェでは、代わりに基本は、濃厚なコーヒーを合わせますが自分の好きな珈琲でも作れます。濃厚な1杯がお好きであれば、深煎りのコーヒーで濃厚に淹れる方が間違いありません。さらりと味わいたいのであれば、普通に淹れた珈琲で試してください。3ステップであっという間に完成。
濃厚な珈琲100cc + 温めた泡立てたミルク100cc
マストアイテムはミルクフローサー
お家でも本格的なカプチーノを楽しむには、泡立てミルクを実現することです。
ふわふわっととろりと膨らみホイップクリームのように艶とした光沢。ボリュームと華やかさで一気にカフェ気分です。ミルクフローサーは、専用の器具。電池式でコンパクト軽量で今では、コーヒー専門店だけではなく、デパート、雑貨店更に100均にもあるのだとか。😅 価格は1000円から2000円で買えるのでリーズナブル。一つ家庭に置いておきませんか!
ふわふわ泡立てミルクのコツ
材料がシンプルなだけに失敗させたくないのがミルクの泡立て。なんとなく作って見ると、うまく行く時といかない時が出てくるはず。そんな時は、もしかしたら使うミルクに問題があるかも知れません。うまくいかせるコツをピックアップしました。
牛乳は成分無調整で乳脂肪分3、5%以上のものを選ぶ。
温めすぎたミルクは成分が変わっている為泡立たない。
ミルクが余ったからと使い回す。
適温は、40〜60℃のぬるめ。
加工乳などは、成分が違うため膨らみません。豆乳も。更に温めすぎたり使い回しのミルクは成分が変化している為膨らみません。繊細な「ミルク」ですがこのコツを意識するだけでググッとうまくなるはず。
お家カプチーノのアレンジ
仕上げにココアパウダー、シナモン。
甘味をつけるなら蜂蜜、メープルシロップ、チョコシロップなどでも相性ばっちり。好みの味でアレンジして楽しんで下さいね。