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緑というインフラ
こんにちは。
移住者ネットワークの須田暁憲です。
昨年度から町内会の畑の管理をお手伝いしており、今年からは徐々にメインで担当させていただいています。
私が所属する町内会では、3年ほど前から小さな畑を借りています。
単に野菜を育てるというよりは、採れた野菜を町内会の高齢の方に配ったり、子ども達の収穫体験の場としてなど、コミュニティのきっかけとなる目的で畑の運営をしています。
先日は、町内会で小学生以下のお子さんのいる世帯を対象に「バケツ稲づくり」を行いました。
今まで顔は知っていたけど連絡先を知らなかった方がいたり、子どもが同じ歳だけど別の保育園や幼稚園に通っている方を知るなど、新たなつながりも生まれたようでした。
ある日には、他の区画で畑をされている方と会話がはずんだり、子どもと一緒に遊んでくれるなど多世代のコミュニケーションのきっかけとしての役割が、畑の緑にはあると感じます。
最近では、緑の持つ多機能を生かす概念として「グリーンインフラ」という言葉も出てきました。
これまで、日本では道路や橋梁などのいわゆる「グレーインフラ」を整備して利便性や快適性などを追求してきましたが、これからは身近な緑を「グリーンインフラ」として、コミュニケーションやつながりのきっかけとなるよう生かすことが大事ではないかと感じています。
金沢には既存の町内会という強いコミュニティがあります。この町内会の活動と身近な緑をかけ合わせることで、暮らしが豊かになる気がしています。