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武者ぶるい。「10代の学生よ、現代の知の巨人・出口治明さんに聞け! 質問しろ!!」

「人間の歴史で一番すごい発見ってなに?」
「人間の歴史で一番男前な政治家って誰?」
「人間の歴史で一番あれやめといたらよかったんってなんやろう?」…

10代の若者からの質問に、現代日本の知性を代表する出口治明さんがガチンコで答える、リアルタイムトークセッション!

……いや、念願の企画なのです。これからの時代を生きる10代の学生に、『歩く人類の叡智』出口治明さんに会ってもらうこと。やったあ! で、今日は、「なぜそんなことを考えたのか」と、「当日何が起こりそうか」を、書いてみます。

▶私では、これからを生きる10代に贈れるものがない。

なぜ、10代の学生に、出口治明さんに会ってもらおうと思ったのか。それは、私では、これからを生きる10代に贈れるものがない、と思ったからです。

VUCAの時代というし、つい最近、第4次産業革命が起こったというし、鎌倉幕府の成立は1192じゃなくなったというし。「常識」がめまぐるしく変わっていくいま、「こうすれば、うまくいくぜ!」と旧世代の私たちが次世代に教えられることなんてないなあ、と、心底思っています。

なので、君たちには、『歩く人類の叡智』出口治明さんとの出会いを贈ろう! と。(こんにちは、『他力資本主義宣言』の湯川カナです。……他人から借りるのはふんどしだっけ? まわしだっけ?)

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出口さん、人間っていうアホな存在が、大好きなんじゃないかな。

出口治明さんといえば、『人類5000年史』『全世界史』『哲学と宗教全史』などの著者で、それはそれは該博な知識で知られる方。でもそのいちばんの凄味というか面白さは、「〇という知識と△という知識を組み合わせて、人間そのものへの深い理解を導き出すところ」にあると、私は思っています。

それがきっと、ベストセラー連発となる面白さでもある(気がします)。たとえば持統天皇が出てきたのは則天武后というロールモデルがあったから、とか、その持統天皇のところで日本書紀編纂の機運が高まるのは外圧に対してであっていわば鹿鳴館政策と変わらない、とか。


これまで私は、そのときいちばん気になって仕方がなかったことを、出口治明さんに質問してきました。「直立二足歩行は、人間とペンギンだということですが、なぜペンギンは”ナンバ歩き”で、いま人間はその逆なのでしょう?」「どうして世界中で”火”は崇められがちなのでしょう?」 ……まあまあの無茶ぶりです。でもそのたびに出口さんは、即座に、「おそらく」と仮説を示してくださったんですね。

出口さんのお話を聞くと、それまで無関係だったいくつかのことがつながり、「人間って、こういうとき、こうするんやな」という構造が見えてきます。んで、そんな人間がなんだかとっても愛らしくてキュートに思えてきて、なんだか明るい気分で「よっしゃ、まあ、明日もやろか!」と思うのです。出口さん、人間っていうアホな存在が、大好きなんじゃないかな。


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きっと「出口治明さんみたいな知性の使い方」をすると、世界のすべてが、自分が未来をつくるときのデータベースになる。

もちろんこれからどうなるかなんて、わからない。でも「人間って、こういうとき、こうするんやな」という理解があると、何があってもそう慌てないと思うのです(コロナのときにも、出口さんは真っ先に、ペストの時と、スペイン風邪の時と、比較されて見通しを話されていました)。

あのね、「知識」(らしいもの)は、なんぼでもあるんです。コロナでも、いろんな専門家がいろんな話をされていた。しかも似通った歴史もある。ネットで探せばなんでもある。ただ、少なくとも私は、それに振り回されて、そこから未来を考えて自分を落ち着かせたりできなかった。

でも、出口さんは違った。きっと「出口治明さんみたいな知性の使い方」をすると、世界のすべてが、自分が未来をつくるときのデータベースになるのだと思います。その「在り方」そのものに触れていただくことが、次世代への、最大のギフトになると思うんですよね。

……というのが、「10代×出口治明さん」イベントを企画した理由です。


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▶まずは、問いを立てる。世界と仲良くなるために。

もうひとつ、これからの時代をつくる若者たちに贈りたいスキルが、『問いの立て方』でした。「探究型学習」への移行もありますが、世界のすべてをデータベースとして活用するためには、「どのような問いを立てるか」が、ものすごく大事になるからです。目に映るこの世の輝きを見たとき、猖獗を極める状況を見たとき、未来をつくるために、そこで何を問い、何を引き出すのか。

ちなみに「問う」ということは、「仲良くなろうとすること」、「関係性をつくること」だと思っています。(逆に関係を断ち切るときは「わかった」。<例>「はいはい、わかったわかった。お前の言うとおりにすればいいんでしょ?」) 私がやっている企画や広報の仕事も、要点は「関係性をつくること」であり、軸となるのは「一緒に取り組んでみたい問いを立てること」じゃないかな、と。


で、今回、「知の巨人」である出口治明さんから素敵な仮説を引き出して、「うぇい! 楽しい!」と実感し、この先も同じように世界のすべてから様々な知恵を得ていくための「問い」の立て方を教えてくださるひとが、どこかにいないかな……と思っていたら、いました! 『問いのデザイン』を上梓されたばかりの、塩瀬隆之さん(京都大学総合博物館准教授)

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(『問いのデザイン』は現在、出口治明さんの本と、売れ筋ランキングでちょうどデッドヒート中 (笑))


〇『問いの立て方を学ぶワークショップ』→『実際に、自分の問いを出口治明さんにぶつけてみる』の二部構成。参加費無料、本とお弁当つき。

というわけで、こんな内容になりました!
<参加お申し込み> https://coubic.com/lgaku/994087

<日時> 8月8日(土)

11:00~12:00 『問いを立てる』ワークショップ (進行:塩瀬隆之(京都大学総合博物館准教授/『問いのデザイン』著者))

13:00~14:30 10代×出口治明さんトークセッション (進行:湯川カナ(起業家・一般社団法人リベルタ学舎代表理事))

<会場> 100BANホール (神戸市中央区江戸町100番 高砂ビル2F/三宮駅徒歩7分)※状況によってオンライン開催変更の可能性があります。
<定員> 10代の若者20名程度
<後援> 神戸市
<参加お申し込み> https://coubic.com/lgaku/994087

参加費無料、しかも「家に帰っても学び続ける」第一歩として出口さんの書籍つき。お弁当つき。

なぜこれができるかというと、「次世代支援のために」と一肌脱いでくださった、地元企業のみなさまからのご協賛です。もう本当に、ありがとうございますー!!!

<協賛(50音順)> SRCグループ/エム・シーシー食品㈱/㈱神戸デジタル・ラボ/㈱三宮一貫樓/ジュンク堂書店/100BAN㈱高砂商行/ネスレ日本㈱/シネマ・アイ/㈱RALLY/六甲バター㈱/㈱ワールド・ワン


〇一般の方のオンライン観覧も受付中!

リアルに目の前で繰り広げられる探究型学習。次世代が何を学び、どんな質問を出口治明さんに投げかけ、出口治明さんがそれに現場でどう答えていくのか。

もしご関心おありでしたら、ぜひ、リアルタイムでご覧ください。(ご参加費は、ありがたく、リベルタ学舎の次世代支援費用とさせていただきます!)

※<観覧お申し込みURL> https://coubic.com/lgaku/988349 


See you in 未来♥


□同日開催【出口治明氏の自由人博覧会:「知識、からの自由」】

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「知識」は、私たちを幸せにしているのだろうか? 激変するVUCAの時代、これからの知性の在り方とは? みんなの「問い」を、現代の「知の巨人」出口治明氏にぶつける、リアルタイム・トークセッション。参加者募集中! 

(詳細) http://lgaku.com/index.php/event/20200808jiyujin/

<日時>2020年8月8日(土) 15:00~17:00
<参加形態>オンライン
<参加費>2,200円
<お申し込み> https://coubic.com/lgaku/434327
<主催・お問い合わせ> 一般社団法人リベルタ学舎 info@lgaku.com 

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