『キケロ』と、ヨーロッパの近代って何なのか問題
今回の課題本『キケロ』(ピエール・グリマル著)を読んで、初めて知ったことがたくさんありました。
箇条書きにするとこんな感じ。
・キケロは、紀元前106年のローマに生まれた政治家で弁護士で哲学者。
・当時のローマは、ギリシャの影響を受けて発展した大国。「古代のあの辺の地域」だからといってギリシャ・ローマとひとくくりにしてはいけない。
・当時のローマは共和政の国。共和政とは、君主制(=執政官)×貴族政治(=元老院)×民主制(=民会)という権力の三つ巴から成る政体。これがカ