「被害者ぶった加害者」
蜷川幸雄さんが「やくざの手法だ」と仰っていた言葉です。
一見被害者のような感じで近寄ってくるのですが、実は加害者である、という話です。
「あなたのせいで、こんなにつらい思いをしています」
被害者の顔でやってくるのですが、冷静に話を聞いてみると実は加害者はあなたでは、、、となることが。
幸雄さんがあるお芝居の稽古で、
「他者や状況を否定することで自分を保とうするインテリ崩れがいるだろう、そういう人間が発するように話せ」という言葉で演出をつけていたことがあります。
僕は自分が被害者のように感じてしまったとき、もしかしたら自分のプライドを保つためにまわりを否定していないか、そのように考えて見るようにすることがあります。
ただ、真面目すぎるひとは「本当に被害者なのに加害者は自分だとおもってしまう」という罠にはまることもあるのかなあと。
パワハラがすごすぎる人の周りにいる人は、
「被害者なのに加害者だと思い込まされる」ということもあるのでそれは気をつけたいですよね。
周りの人を加害者と思い込ませるモンスターのような被害者ぶった加害者がいます。
被害者ぶった加害者にならないように、被害者ぶった加害者に傷つけられないように気をつけていきたいものです。
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