女子高生の時にポルノ映画館に行ってみた話(前編)
誰もがそういうところあると思うんだけど、
禁止されてる事ほどやりたくなったりしますよね
特に若いと。
多分に漏れず私もそういう傾向があり、
ルールに縛られたくないぜ!!
自由って一体何だーい?!
大人なんて信じないぜ!!
こんな社会クソ喰らえだぜ!(とまでは思っていなかったが)
という反骨精神もどき(いわゆる厨二病)みたいなものを若い頃は遺憾なく発揮していた
その一つとして、
「○○歳以下お断り」のコンテンツをあえてやってみたいというのがあり
例えばパチンコ、お酒、煙草…
まあ今考えれば可愛いもんだ(遠い目&時効
そのターゲットの一つに「成人向け」があった
当時はまだ初々しかった私にストリップなど異世界だったから、
『ポルノ映画館』に行くことにした
それというのも、私が生まれ育った「今池」という街には、日活ポルノ映画館があったのだ
ある意味身近な存在だったといえる(注・タイトル画像とは違う所です)
18才の誕生日を迎えるその数週間前を決行日とした
別に「ポルノ映画を見る」のが目的なわけではないので、18才を迎えてからでは全く意味がないのだ
なるべく目立たぬよう、最終回の上映開始時間を狙って、さらに上映が始まってから少し後に入ることにした
その方が、暗くて、周りからはこちらの姿や顔が見えないだろうと思ったのだ
こんな私に賛同してくれた悪友と2人でビルの地下にある日活ポルノ映画館に向かった…
映画館へ続く薄暗い地下通路を、緊張感に包まれながら歩いていく…
元々ひっそりとした地下通路が、いつもより静かで、空気が重く感じる
いよいよ映画館の入口に着いた
上映案内のポスターが独特の雰囲気を放っている(今となっては大好物だが)
だがなにしろ昭和の映画館、
受付は無人ではなく、窓口で人間がチケットをさばくスタイル
果たして無事入場できるのか…?
カーテンのかかった受付の窓に、なるべく慣れてるふうを装って
「に、二枚」と声を掛けた
(後編へ続く)