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そこに北緯38度線はなかった。

おはようございます、ドリーです。


先に食事をしていた横の家族が突然

「トイレット?」

と話しかけてきた。

正直かなり驚いた。

いままで普通にそっちで話していたにも関わらず

過剰にトイレットに反応してきたからだ。

ぼくは思った。

…トイレットに何かあるのか。
…家族で仲良く食べていると見せかけて
こちらの話をずっと聞いていたのか。


その家族のうちの一人(男性)が

案内するよ、と言わんばかりに

ツレを連れて店の外に出てしまった。


ぼくはさらに思った。

…おいおいまてまて。
トイレットに何があるんだ。
なぜわざわざ一緒に行く必要があるんだ。

モチモチの木に登場する豆太ですら
一人でせっちんに行けたのに。


もしかして同伴者は帰ってこないかも。

汚物と共にトイレットに流されたのかも。

そして取り残されたぼくはどういう顔をして待機していれば良い。

と冷や汗をかきながら一人焦っていると

男性のすぐあとにツレも帰ってきた。

あぁ、よかった。

まじで。

帰ってきてくれてありがとう。

ツレ曰く、

彼らは北朝鮮の家族ではなく
韓国の家族らしい。

今思えば、
それは彼らの嘘なのかもしれないが
本当であれば、
なんだか少しほっこりするオチだった。


ラオスには北緯38度線は無かったのだ、と。

疑ってごめん。
そんなつもりじゃなかったの。

シンプルにトイレット案内してくれた
親切なおっちゃんだったのね。

ぼくもそのあとトイレットに行ったけど、
綺麗な普通のトイレットでした。

お騒がせしました(笑)

そのあとは、

ビビンバと朝鮮焼酎を
美味しくいただきました。


帰り際、
綺麗なお姉さんに
僕らと写真を撮ってくださいと
英語でお願いすると

1度目は拒否。

が、もう一度攻めてみると、承諾してもらった。

なんだかほっこりした、良い思い出でした。


ぼくらが行った時間は閉店間際だったので
直接見てはいないけど、

とあるサイトによれば

お姉さんが踊りを踊ったり、
歌を歌ったり、と

催し物があるみたいです。


興味がある方は
ぜひ一度行ってみてください(^^)

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