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気づいたら、7年たっていた。

地球に住んでいる人類の多くは日々の雑踏や喧噪に追われ、無我夢中で人生というゲームを戦っていらっしゃる。この人生ゲームは終わりはなく、過酷なストレスがつきまとうクエストと向き合いながら戦わねばならない。だから、どこかでストレス発散の場が必要だ。

僕の場合、それがゲームだった

小さい頃から、みんなでゲームをするのが好きだった。別に対戦ゲームで一緒に遊ばなくても、RPGゲームを後ろで見ているだけでも面白かった。だから、Youtubeでゲーム配信が人気があるのも分かる。

ハードも進化していき、ファミコン → スーパーファミコン → プレイステーションと高スペックになっていく。そして、社会人になり僕が最終的にたどり着いたのがパソコンのオンラインゲーム。今まで近所の人と自宅で遊んでいたのとはわけが違う。この地球のどこかにいるであろうリアルの人々と勇者となって世界を救う。パソコンなので、グラフィックやゲーム性は他のハードとはわけが違う。美しい映像とリアルな人々と会話(チャット)しながら冒険。ネットワークに接続し、僕は週末を中心に遊びまくった。

ブレイドアンドソウルというゲーム

今までいろいろなゲームを体験してきたが、ここまで継続したゲームはなかった。気が付けば、7年も遊んでいた。先に海外で展開し、面白いのはわかっていたので早く日本に上陸してほしいと強く願っていた。そして、2014年の5月。クローズドβ(先行テストプレイ)が始まった。しかし、すごい人数が殺到したため、僕は抽選に漏れるという洗礼を受ける。ブレイドアンドソウルは、海外では3年も前から公開され遊ばれていただけに、これは悔しかった。3年も待ったのに!

しかし、そのあとすぐにオープンβ(先行体験プレイ)が始まる。これは誰でも無料で参加が可能なので、ようやく遊ぶことができた。

僕が最初にブレイドアンドソウル(ブレソ)でやったこと

オンラインゲームでまず最初にやることといえばキャラメイク。リアリティを追及しているゲームだと、ほぼ無限にキャラデザインが可能だ。ブレソもキャラメイクは多彩で公式発表では9,999兆以上の組み合わせが可能と言っている。

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人類の数より、圧倒的な人数を作ることが可能だ。
当然、僕もキャラメイクを試すことになるが、これがまた楽しくて、本来のゲームをするのを忘れてキャラ作りに没頭し、4時間以上もかけてしまった。しかも、平日の深夜に......。それだけ夢中になった。そして、長時間かけて、一生懸命に作り上げたキャラがこちら。

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※ 注:画像はイメージです

深夜に作っただけはある。完全なる美少女JKが出来上がってしまった。こちらのキャラを7年間、ずっと使い続けている。さすがに7年も使うと愛着がわくもので、もう何も怖くはない。

他にもキャラクリエイトができたので、休日の落ち着いた夕方に、もう1キャラを全力で作ってみた。それがこちら。

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もはや、同じゲームとは思えない。
このキャラが『才能ある武人』として、山も海をも飛び越えて縦横無尽に活躍する。これが超面白い。ただの着せ替えゲームではないのだ。

豪華声優陣と一人で遊んでも面白いストーリー

いくらオンラインゲームでも、最初から友達とワイワイするのは難しい。また、一緒に遊び始めた友達もいるかもしれないが、一人で遊ぶことも当然多い。そこで、ブレイドアンドソウルは、アニメーションムービーを加えた多彩なストーリが用意されている。しかも、豪華な声優陣。例えば主人公と幾度も対峙することになる、ジン・ヴァレルという敵がいるのだが、こちらは『魔法少女まどか☆マギカ』の悠木碧さん。他にも主人公(僕)の武術の師匠として味のある演技をしてくる、ホン・ドウゲンとう味方がいるのだが、こちらは『たんけんぼくのまち』で有名なチョーさんである。

ちなみに、5周年の際にはお二人からお祝いのメッセージが届いており、ゲームで遊んでいるものとしては非常に感慨深いものがあった。ファンの方にも是非聞いてもらいたい。

他にも主人公と行動を共にする事になるナリム・ソユ役で、アニメやゲーム、生放送の司会で活躍されている井ノ上奈々さん。このお三方だけではないのだが、とにかく声優さんの熱量がすさまじく演技が素晴らしい。アニメとはまた違った形式だけに演じるのは難しいと思うが丁寧に、そして聞きやすく工夫された熱いボイスを聞きながら、メインストーリーを進行するだけでもテンションがとてもあがる。

また、ゲームの物語も楽しい話だけでなく、悲しい話も入っており、人生ドラマの縮図を見るようでハマる。よって遊びすぎに注意だ。へたすると、週末をぶっ通しで一人で遊んでしまう。座りすぎの腰痛にも注意だ。また、ストーリーはある程度進めたら一旦終わるが、これはオンラインゲーム。続きのコンテンツがどんどん作られる。そして、長期間に渡りここまで作りこまれたゲームも珍しいので、このようなオンラインゲームを遊んだことのない人には、すごくお勧めで、やり始めたらかなりの人がハマってしまうのではないだろうか。

まずは一人で。そして、慣れてきたら周囲に声をかけて見て遊んでみる。知らない方とパーティを組んだ際は「私、初心者です!」と正直に話せば、ほとんどの人はみんなやさしく親切に接してくれる。このゲームは比較的大人の方が多いので、そうやってコミュニケーションをとりつつ遊ぶのがとても楽しい。

恐ろしいほどに動くキャラクター達

このゲームの全ての操作はキーボードとマウスで可能だ。もちろん自分好みにカスタマイズしてゲームパッド(コントローラー)でも遊べる。また、複雑なゲーム操作が苦手な方には「簡易戦闘モード」というものが用意されており、簡単な操作で技を繰り出してくれて安心だ。私ももっぱら簡易モードでダンジョンに入ったり、対人戦をやっている。

他にもブレソの場合、軽功と呼ばれる壁を走るなどの概念が入っており、これにより画面を横だけでなく、上下に動くことが可能になり爽快感を感じることができる。

こちらは2014年の公式動画であり、現在ではワイヤーアクションなどを専門に行える職業も誕生し、さらなるパワーアップをしており充実したプレイが可能だ。とても難しそうに感じるが、これも基本的にキーボードとマウス操作で全て出来る。慣れれば誰でも簡単に操作可能だ。

圧倒的な背景と作りこまれた世界

動きが良くても飽きてしまう。
飽きずに遊ぶには、スケールの大きい世界観が必要だと思う。ブレソの場合は、ストーリーに合わせたダンジョンが数多く用意されており、そのどれもが非常に良く作りこまれていて、最初に訪れる者たちを引き込んでいく。

※初期のころのアップデート映像

一人プレイのストーリで体験し、その後に大勢のPTで遊びに行くと、とても感動する。多人数マルチプレイの醍醐味と感じた。

eスポーツの要素も兼ね備えたブレイドアンドソウル

ブレイドアンドソウルは対人戦もあり「比武(1vs1)」、生き残りをかける「鉄鎖(多人数バトルロイヤル)」が用意されている。どちらも国内大会があり賞金総額は、なんと300万円!!

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これは2018年の決勝大会の様子だ。
中央が優勝チームで、このあと彼らは日本代表として世界大会(会場は韓国)に出場した。世界大会は、なんと賞金総額『1億7900万ウォン』です!(日本円にするといくらでしょうか!?皆さん計算してみてね)

特にこの時は、一緒に遊んでいた知り合いが国内大会で優勝をはたし、私は会場で一人感動して震えていた。そして、ミーハーな感じで写真を撮りまくった。楽しすぎた。

eスポーツは、だれでも参加ができる。屋内なので天気も関係ない。とても安全でケガをすることもないだろう。これほどまでに健全なスポーツはない。

今はコロナの影響で、ブレイドアンドソウルの「ワールドチャンピオンシップ」は無期限延期になっており寂しい限りだが、いつの日か復活し、あの熱い感動を分かち合いたいと思っている。

大勢の仲間で倒す巨大レイドモンスター

MMORPGなのに、eスポーツの世界大会まであるオンラインゲームは珍しいと思う。本当に楽しい。しかし、やっぱりMMORPGの最大の魅力は、大勢の友達と一緒に協力プレイで巨大なボス(レイド)を倒すことだ。

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休みの日にみんなで集まり、時間を忘れて遊んでいる。
週末なので呑んでる方も大勢いらして、我々はコロナが来る前から『オンライン飲み会』を実践していた。時代を7年も先に走ってきたのだ。

レイドは倒すのも楽しいが、倒すためには色々と戦略が必要だ。シフトを組んだりと忙しいが、その戦略を考えるのも楽しい。久々に過去の攻略ファイルを見てみたら、すごい事になっていた。

99ファイル

僕は記録をGoogleのスプレットシートで最初に作ってみんなに共有し、最終的にエクセルにまとめて保存している。そして、これは一部であり、まだまだいっぱいある。当時は、ボスドロップから貴重なアイテムが出た場合は、競売をしていたので金額で間違いがあるとトラブルの原因になるため丁寧にとっておいた。ちなみに金額を計算する時は、関数を使うと速くて正確で便利だ。自分が日ごろ事務仕事をしていて良かったと思った。どこで何が役に立つかわからないものだ。

エクセルの中身は、ゲーム的な個人情報が満載のためお見せできないが、当時を振り返っても非常に楽しい思い出がよみがえる。これは僕の貴重な財産である。

根強いファンが支えるブレイドアンドソウル

7年やっているユーザーも私の知る限り大勢いる。先日は、7周年を記念してNCJ運営さんがYoutubeで生放送とイベントを企画してくださった。

7周年

最初に誕生した村にプレイヤーが集合している様子。写真に映り切っていないが大勢いたため一気に入りきれない事態が発生。一気に複数のチャンネルができた。

ブレソは映像が美しすぎるので、友人とよく動画撮影も行った。編集も上手な人がたくさんいる。ちなみにe-スポーツ日本チャンピオンもナース姿で参加。チャンプも一般ユーザーも、同じ土俵に立って楽しむのである。

エストリズ

※produced by エストリズ

他にも有志の方が、初心者向けにものすごく丁寧な動画なども作っている。

※produced by ふんこ

すごく流暢な説明で好感が持てる動画だ。
大変テレビ慣れしている感じがするが、この方(ふんこさん)は芸人さんやタレントさんではない。ましてや運営さんでもない。ごく普通の一般プレイヤーである。にもかかわらず、このクオリティ。ブレソへの愛のたまものである。人をここまで本気にさせるゲームもなかなかないであろう。

※2022年 追記:ふんこさんは好きが高じて『NCジャパン』に入社され、晴れて運営になられました!おめでとうございます🎉

気が付けば7年の時が流れていた

ブレソの運営(NCJ)曰く、まだまだ進化していくという。
近い将来、グラフィック全体をUE4のエンジンで作り直し、驚異的な映像と運動性を実現させると話している。とても楽しみだ。一刻も早く実現してほしい。

ストレス発散するために始めたゲーム。
いつのまにか夢中で遊んで、気づけば7年の時が流れていた。オンラインゲーム ブレイドアンドソウルには、様々な人々が参加されており、普通に話をしているだけでも楽しいし、とても勉強になる。僕の知らない世界はまだまだ、たくさんあるようだ。もっと、時間が欲しい。

未知の体験をすると人間は進化し活性化する。
ソーシャルディスタンスが騒がれて、自宅に多くいる日々が続いている人も多いかもしれない。そんな時は、ブレイドアンドソウルで遊んでみるという選択肢があっても良いのではないだろうか。

「あら、いらっしゃい。待ってたわよ」

~追記~

この作品は2021年NCジャパン主催 ブレイドアンドソウルファンクリエイション大賞優秀作品に選ばれました!応援してくださった皆様、どうもありがとうございました。感謝申し上げます。


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かなった
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