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VTuberはいかにしてリアルを表現してきたか

はじめに

 元来「VTuber」は「バーチャルYouTuber」の略称であり、「バーチャルYouTuber」とは、2016年にキズナアイが自身を指して用いた造語であった。
 当初「バーチャルYouTuber」はキズナアイのみを指す呼称であったが、漫画研究家の泉によると、「この年※1にデビューした、CGモデルを纏い動画投稿を行う「キズナアイに似た者たち」も同じバーチャルYouTuberの仲間として認識され、年末頃に「VTuber」の略称が生まれたとする調査結果※2もある」(泉、2020)と説明されている。
 Wikipediaでは、「バーチャルYouTuberは、2DCGや3DCGで描画されたキャラクター(アバター)、もしくはそれらを用いて主にインターネットなどのメディアで活動する動画投稿・生放送を行う配信者の総称を指す語」と解説されており※3、現在では、その存在の定義する上で、バーチャル性――具体的には、3DモデルやLive2Dといったツールを用いて現実の身体を写さずに表現すること――が重要視されていることが窺える。
 VTuber文化は一般的に、2DCGと3DCGを中心としたアバター文化の延長と捉えられている。例えばバーチャル美少女ねむは、『VTuber学』に掲載された自身の論稿の中で、VRChatを中心としたアバター文化をVTuber文化の一要素と見なしている(バーチャル美少女ねむ、2024)。
 しかし、近年のVTuber活動においては、アバターを用いない表現が特に目立つようになってきた。比較的ポピュラーな箱(事務所、プロダクション、グループ、プロジェクト等)を挙げるならば、あおぎり高校が顕著な例を示している。新人のお披露目動画において最初に鑑賞者に露わになったのはVTuberのモデルではなく、実写の姿(中の人の姿)であり、その後で3Dモデルが「お披露目」された(あおぎり高校、2024)。また、2024年8月に登録者数100万人を達成した新兎わい(にいとわい)も実写表現を取り入れており、おめがシスターズは、顔の部分にだけVTuberのモデルを使うその表現形態を「部位チューバー」と名付け、そのような表現を用いた動画を多数投稿している。さらに、「バーチャルシンガー」と呼ばれるジャンルでも、その命名者であるYuNiは「cyAnos(シアノス)」という名義で実写表現に挑戦しており、花譜(かふ)も「廻花(かいか)」という名義で中の人の身体を活用した実写表現を取り入れ、自身が作詞作曲を手掛けるソロプロジェクトを行っている。
 こうした事例からは、VTuberがその活動において必ずしもアバターの利用に固執せず、例えばカメラ等で中の人の身体を直接写す表現を取り入れていることが分かる。アバターを用いない活動が多数見られるようになってきたVTuberの現状において、アバター文化に因われない新たな表現形態について整理することは重要であろう。
 本稿は、VTuberの様々なリアル表現についてその類似点と相違点を指摘し、多様化するVTuber活動のあり方に関する、アバター論を超えた考察の端緒となることを目指す。


第1章 「virtual」と「バーチャル」

 一般的に「virtual」という語は「仮想的」と訳されがちだが、日本バーチャルリアリティ学会は、このような理解が誤りであると主張している。原義的な「virtual」は「表層的にはそうではないが、本質的にはそうである」という意味を有する。この点を踏まえ、「virtual」は「仮想的」というよりはむしろ「実質的」という意味で理解するのが正しいと説明されている(日本バーチャルリアリティ学会、2010)。
 このように「virtual」を「仮想的」と捉えることが一般的に浸透している中では、VTuberの文脈における「バーチャル」という語もまた、恐らく「実質的」という意味で用いられてきたわけではないだろう。そもそも「バーチャルYouTuber」という言葉の中で用いられている「バーチャル」のニュアンスについて、キズナアイは自身を指してその言葉を初めて用いた当時、以下のように述べていた。

はじめまして。私の名前はキズナ・アイです。どうぞ、よろしくおねがいします。「普通のYouTuberと違うぞ?」…と思ったそこのあなた! 中々するどい! 私、実は二次元なんです! あれ? 3Dだから三次元? うん…まぁ、とりあえず、バーチャルってことで。

(キズナアイ、2016)

 ここで彼女は、恐らくはHIKAKIN等に代表されるような「普通のYouTuber」との対比において自身が「二次元」であると語りつつ、直後、恐らくはその身体が3DCGで制作されているという点に鑑みて「あれ? 3Dだから三次元?」と自問する。そして、「二次元」とも「三次元」とも言い切れない、その曖昧な存在を示す言葉として「とりあえず」選ばれたのが、他でもない「バーチャル」である。
 やはり、ここで「バーチャル」という語が原義的に「実質的」という意味で用いられているとは考えにくく、それはむしろ、『ときめきメモリアル』の藤崎詩織や「ウインビー国民的アイドル化計画」でのウインビー(パステル)を初めとする、バーチャルアイドルにおける「バーチャル」の用例に由来するものと推測される。また、バーチャルアイドル以外にも、2DCGや3DCGで制作されたキャラクターを「バーチャル〇〇」と呼んでいる事例は、いくつか見られる。

バーチャルネットアイドルちゆ12歳

 このような歴史的文脈を経て現在のVTuberに直接影響を与えた「バーチャル」の用例は、初音ミクのキャッチコピーとして使用された「バーチャルシンガー」であろう。初音ミクに代表される歌声合成ソフトは製品に「バーチャルシンガーソフトウェア」と記載されており、そのキャラクターは「バーチャルシンガー」と呼ばれた。
 この用例にキズナアイが大きな影響を受けたことは間違いない。実際、キズナアイはインタビューや配信等で初音ミクのことを「先輩」と呼び、「私は人工知能(AI)ですが、バーチャルな存在であって。その大先輩が初音ミクさん…というイメージですね」(吉川、2019)と、初音ミクを自身と同じバーチャルな存在として認識している。また、キズナアイを制作したActiv8の代表取締役である大坂は「初期のVTuberの魅力は、キャラクターが話しかけてくれることだったと思います。(中略)初音ミクのファンから「初音ミク、めちゃくちゃよかったんだけど、僕らの呼びかけには応えてくれない」っていう話を聞いたことがあって」(大坂、2024)と回想して、キズナアイを生み出した動機を語っている。
 なお、VTuberブーム以後は、まさに「キズナアイに似た者たち」に対して「バーチャル」という語を用いることも一般的になった。ニコニコ動画ではカテゴリ「バーチャル」が創設され、そこではVTuberに関連した動画が投稿されている。また、チャンネル名に「バーチャル〇〇」という表記※4を加えるのは、この用例の代表といえよう。

バーチャル債務者youtuber天開司

 こうした状況からは、日本において「バーチャル」は「virtual」の原義を離れており、特にVTuberの文脈では、2DCGや3DCGで制作されたキャラクターに関連して用いられていることが分かる。もちろん、その語はキャラクターに限らず、CG空間、2次元、架空といった概念に関連して用いられることもある。
 本章では、VTuberの文脈において「バーチャル」という語がどのように使用されてきたのかについて述べた。これに引き続き、次章では、VTuberにおけるバーチャルの機能面に着目して、VTuber研究でよく言及される「アバター」の定義についての議論を参照する。

第2章 VTuberにおけるアバター

 原義的に「アバター」とは、サンスクリット語を由来とし、ヒンドゥー教や仏教説話の文脈で神や仏の化身を意味する。東京大学大学院助教の畑田によると、そのような「ファンタジックな言葉」が現代的に用いられるようになった端緒は、1985年に発売されたゲーム『Ultima IV Quest of the Avatar』とされており、そこから「オンラインインタラクションのために用いられるインターフェースとしての自己表象(self-representation)」といった意味が徐々に浸透していったという。しかし、畑田は「アバターについて厳密な議論をしたければ、まずはその議論における「アバター」を自分たちで定義しなければならない」という考えも示しており、「アバター」の明確な定義が存在しないことを指摘した上で、アバターの一種と捉え得る事例を紹介している(畑田、2020)。本稿もそのような「アバター」観に従いつつ、VTuberの文脈におけるアバターについて考えていく。
 一般的にVTuberにおける「アバター」とは、2DCGや3DCGで制作されるモデルを指すことが多いだろう。2DCGでは殆どの場合、Live2Dで制作されるモデルデータを指していることが多いが、コラボ配信等では「立ち絵」と呼ばれるイラストがアバターとして使用されることもある。広義では、X(旧Twitter)上のアイコンをアバターと考えることもできるだろう(東福、2017)。一方、3DCGにおいては、BlenderやMaya等の3DCG制作ソフトを用いて制作された3Dモデルデータが「アバター」と呼ばれる。この場合は、主にモーションキャプチャで中の人の動きがトラッキングされ、それに基づいて作動するモデルがアバターとなってVTuberの姿を表現する。
 こうした実例を踏まえると、VTuberにおけるアバターとは、概ね2DCGや3DCGで制作される具体的なモデルデータであるといえる。またさらに、そのようなモデルデータは各VTuberの同一性に寄与している。キズナアイの3Dモデルデータは他でもなくキズナアイというVTuberを指し示し、月ノ美兎のLive2Dデータは他でもなく月ノ美兎というVTuberを指し示す。
 ただ、ここで留意しなければならないのは、アバターが個々のVTuberを指し示すからといって、それがそのまま個々のVTuber自身と認識されるとは限らない、という点である。具体的には、X(旧Twitter)上のアイコンや立ち絵といった静的なアバターがそう認識されることは稀だろう。このことから、VTuberにおいては、既存の「生主」や「歌い手」と比較して、中の人の身体的な動きに対するアバターの連動が重要視されていると考えられる。
 こうしたモーションキャプチャによる身体的なトラッキングをVTuberの特徴とするならば、VTuberにおける「バーチャル」には、アバターの身体的な連動というニュアンスが含まれているように思われる。これは、バーチャルそのものというより、バーチャルリアリティ技術に対するイメージ(単なるイラストではない可動的な3DCG)に由来する認識であり、経緯としては「生主」や「歌い手」との差別化を通して形成されたものであろう。けれども、実際にそのようなイメージがVTuberのVTuberらしさを担っているということも確かである。

第3章 「リアル」という表記

 「リアル」は「バーチャル」の対義語とされつつ、しばしば曖昧かつ恣意的に用いられてきた。本章では、前章までに確認された「バーチャル」の用例を手引きとして、VTuberの文脈において「リアル」という語が何を意味しうるのかを考察したい。
 これまでに見てきた「バーチャル」の用例を踏まえれば、その語の意味合いは、以下の3点にまとめることができるだろう。

(Ⅰ)実質的であること
(Ⅱ)CG空間
(Ⅲ)2DCGや3DCGで制作されたアバター

 (Ⅰ)の意味は原義的なものであるが、VTuberの文脈において「バーチャル」を「リアル」の対義語として捉えるとき、そのニュアンスが抽出されることはない。「実質的」の対義語として考えられるのは「形式的」もしくは「名目上」といった語であるが、これらは普通「リアル」という語と共通の意味を持つとは見なされず、したがって、この意味での「バーチャル」は「リアル」の対義語とはいえないからである。
 対して、(Ⅱ)もしくは(Ⅲ)の意味で「バーチャル」を捉えた場合は、その対義語として「リアル」を用いることができる。
 まず、(Ⅱ)の意味について検討しよう。(Ⅱ)における「バーチャル」はCG空間を意味するので、その対義語として「リアル」という語を用いる場合、その語は、我々が存在する現実世界あるいは実写を意味するはずである。
 この意味で「バーチャル」と「リアル」が対比される用例には、「バーチャルライブ」と「リアルライブ」がある。VTuberの文脈において、3DCGの空間で行われる音楽ライブは「バーチャルライブ」と呼ばれ、その多くはYouTubeで配信される。一方で、現実世界のライブハウスで開催される音楽ライブは「リアルライブ」と呼ばれ、ライブハウスに観客を動員するほか、その模様を配信する形態もある※5。一般的なアイドルやアーティストにおいては、「ライブ」といえばリアルライブのみを指すため、このような区分けをする必要はない。しかし、VTuberにおいては、リアルライブのみならずバーチャルライブも相当程度開催されるため、その必要に応じて両者の区分けが生まれていると考えられる。
 また、キズナアイを生み出したActiv8が2024年初頭から実施しているオーディションのキャッチコピーには、次のような記述がある。

動画投稿や配信といったバーチャル(画面内)の活動だけに留まらず、リアルなステージで自身のパフォーマンスも披露する、バーチャルとリアルの両軸で活躍する次世代のVTuber。

(Activ8株式会社、2024)

 このキャッチコピーの中で「リアル」は「バーチャル(画面内)」と対比されており、文字通り画面内での活動に対して、我々の現実世界における活動のことを示している。つまり、ここでの「バーチャル」は(Ⅱ)の意味で用いられているといえるだろう。
 次に、(Ⅲ)の意味について検討しよう。(Ⅲ)における「バーチャル」は2DCGや3DCGで制作されたアバターを意味するので、その対義語として「リアル」という語を用いる場合、その語は、中の人の身体(フィジカル)を意味するはずである。
 VTuberのフィジカルの表現は、2018年頃から始まったVTuberブームの当初はタブー視されていたものの、徐々にその表現方法が模索され、今ではある程度一般的になっている。本稿の冒頭に挙げたあおぎり高校やおめがシスターズ等の例は、そのひとつといえるだろう。その他にも、七海うらら※6や長瀬有花の名を挙げることができる※7。

七海うららのライブの様子(七海うらら、2024)

長瀬有花のライブの様子(長瀬有花、2024)

 また、それらに加えて注目に値するケースとして、昨今では「リアル」という表記を伴わずにリアル――フィジカルを表現するものも見られる。例えば、ホロライブの兎田ぺこらが行った料理配信では、自然に中の人の手が映り込んでいる。

VTuberの中の人の手が映り込む様子(兎田ぺこら、2023)

 以上から、VTuberの文脈において「バーチャル」と「リアル」は、大きく分けて次の2本の対立軸を背景に持つ対義語同士として用いられてきたといえる。

対立軸A:CG空間か現実世界(実写)か
対立軸B:アバターか身体(フィジカル)か

 このとき、中の人がイベントやライブハウスにおいてフィジカルで出演する場合は、「リアル」という語が対立軸Aと対立軸Bの両方を背景にして用いられることもあるだろう。
 本章では、「バーチャル」と「リアル」が具体的に何を意味し得るのかを考察してきた。その結果として見出された対立軸Aと対立軸Bを踏まえて、次章からはVTuberの個別的な活動事例を取り上げつつ、その分類に取り組んでいく。
 なお、2DCGや3DCGを用いない活動は「リアル」の他に「実写」や「2.5次元」、「超美麗3D」とも呼ばれており、YouTube上でそうしたタグを付けることも広く普及している。よって、本稿では、「実写」や「2.5次元」、「超美麗3D」といった表記を伴うコンテンツも、VTuberのリアル表現の一例として扱うことにする。

実写表現を用いるVTuber (おめがシスターズ、2023)

第4章 多様なリアル表現

①背景にだけ実写の映像を用いた表現(主に対立軸A)

 キズナアイから始まったVTuber文化においては、当初、キズナアイが最良の模範とされ、それに倣った世界観(VTuberが存在するのは我々の現実世界とは別の虚構世界であるという世界観)の構築が行われてきた。しかし、2018年頃から始まったVTuberブーム以降は、中の人の存在を前提としたVTuberも増えている。
 そうした傾向が広まっていったきっかけのひとつに、いわゆる「バ美肉」がある。例えば、「バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさん」として知られる、ねこますは、既に2017年頃から、本職としてコンビニバイトを自称していた。このように、バ美肉というジャンルにおいては、中の人が存在することを前提としてコンテンツが生み出されてきた。VTuberの実写配信について論じる泉が「VTuber文化はその比較的早い段階からバ美肉のように、「現実の次元とVTuberの次元の二重生活」を行うタイプを許容する流れが発生していた」(泉、2023)と指摘するように、VTuber活動におけるリアル表現の下地は、その黎明期から形成されつつあったといえよう。
 具体的にリアル表現が行われた事例を見ていくと、2018年2月のぽんぽこによる「甲賀式CG」がその発端であると分かる。その動画では「甲賀流のCG映像で制作された3D空間の映像」という建前で実写の映像が使われた(泉、2023)。その後、徐々に「超美麗3D」等の断りを入れて実写配信を行っていくVTuberが増えていく。2019年には、ナギナミのような、「リアル」を交えた活動形態をコンセプトとするVTuberも出現した。

ナギナミはバーチャルとリアルがクロスする「XTuber」を自称し、「はんなま系VTuber」として活動していた(矢尾、2021) 

 現在、大手事務所と呼ばれる「にじさんじ」、「ホロライブ」、「ぶいすぽっ!」においては、我々と同じ現実世界にVTuber自身が存在することを前提とした表現が定着しており、実写の食レポ動画や旅行動画など、多数のコンテンツが公開されている。なお、そのようなコンテンツは一般的に、実写の映像に立ち絵やCGモデルを合成する形で制作されるが、その際、完成して公開された映像に中の人の手や腕が映り込んでいることは珍しくない。こうした現状を踏まえれば、昨今のVTuber文化において、中の人の身体が露わになることは、ある程度許容されているといえるだろう。

②ぬいぐるみを用いた表現(主に対立軸A)

 これは、VTuberのリアル表現として比較的ポピュラーなものだろう。例えば、ホロライブに所属する尾丸ポルカが投稿した旅行動画では、星街すいせいが尾丸ポルカに対して起床を促す様子が、ぬいぐるみとアクリルスタンドを用いた人形劇のような形式で表現されている。Vlogや旅行動画、料理動画等で多用されるこの表現は、映像の中に簡便に(後からCGモデルや立ち絵を合成する手間なく)アバターを登場させることができるという点で、有用であるといえる。

ぬいぐるみをアバターとして利用している様子(尾丸ポルカ、2023) 

 また、第2章で紹介したように、VTuberは中の人の身体的な動きに対するアバターの連動が重要視されているため、ぬいぐるみの登場するコンテンツでは、中の人が声を発するのに合わせてぬいぐるみを動かすという、パペット形式の表現が行われることも多い。ぬいぐるみを用いた表現は、CGモデルや立ち絵を用いた表現とは確かに異なるものの、広義におけるアバターを用いた表現であることには変わりなく、この点で、VTuberのリアル表現の中では比較的、鑑賞者にとって受け入れやすいものだと思われる。

③着ぐるみを用いた表現(対立軸Aと対立軸B)

 これは、リアル表現の端緒を開いたぽんぽこおよびピーナッツくん等が行っている表現であり、文字通り中の人が着ぐるみの中に入って現実世界で活動する。この表現は、②ぬいぐるみを用いた表現と同様、ある種のアバター表現といえるが、実際に音楽ライブやイベント等でファンと直接交流することができるという点では、②に優っている。

イベントの様子(ぽんぽこ、2024)

 また、着ぐるみの姿がVTuberのCGモデルや立ち絵に基づくものである必要はなく、具体的には、息根とめるがイベント「ティラノサウルスレース大山」に出場するためにティラノサウルスの着ぐるみを用いたという事例も存在する(息根とめるX、2023)。

息根とめるはティラノサウルスレース大山の公式ゲストも努めている
(ティラノサウルスレース大山、2023)

 なお、着ぐるみは全身を覆うものだけではない。例えば、テレビアニメ『ポケットモンスター』のOP曲や、同じく『逃げ上手の若君』のED曲を担当した、ぼっちぼろまるは、着ぐるみの頭部のみ※8を着用して音楽ライブを開催しており、そこではギターを弾く中の人の手元を見ることができる。このケースでは、着ぐるみの着用を身体の一部に限定することで表現の幅が広がり、コンテンツがより魅力的なものになっているといえる。

ぼっちぼろまるのライブの様子(ぼっちぼろまる、2024)

④顔の部分にだけCGモデルを用いた表現(対立軸Aと対立軸B)

 これには、おめがシスターズ が「部位チューバー」と名付けた表現形態が含まれる。この表現では、2DCGや3DCGのモデルの合成によって中の人の顔が隠れるが、逆に、それ以外の身体の部分は実写で写される。
 ①背景にだけ実写の映像を用いた表現との違いは、中の人の身体をそのまま用いた表現を行える点にある。例えば、あおぎり高校の栗駒こまるは「サラシ巻いてまな板になる」というテーマで、中の人の身体的な特徴を活かした配信を行っている。

中の人の身体的な特徴を活かしたリアル表現(栗駒こまる、2024)

 また、この表現形態は、部分的なCGモデルの合成によってVTuberらしいアニメライクの表情を見せることができるという点において、これから挙げる⑤アバターを用いない表現に優る。

⑤アバターを用いない表現(対立軸Aと対立軸B)

 これは、基本的に何らかの方法で顔を隠しつつ、CGモデルやぬいぐるみ等のアバターを用いずに実写で中の人を映す表現形態である。顔の隠し方は様々だが、顔をカメラ画角から外す、顔にモザイクをかける、仮面や被り物で直接顔を覆う、といった方法が一般的だろう。この表現を用いるVTuberは非常に多く、七海うららや長瀬有花のようなシンガーから、深層組やあおぎり高校のようなエンタメ系まで幅広い。また、廻花(花譜の別名義)のように、中の人のシルエットしか判別できないよう実写の映像にCG加工を施すケースも存在する。

ぷわぷわぽぷらの実写表現(ぷわぷわぽぷら、2024)

廻花のライブの様子(廻花、2024)

 なお、多くの場合は顔を隠す形態をとるが、一部には顔を隠さずに活動するVTuberも存在する。例えば、Activ8が運営していたSHOWCASE※9は、中の人を出すことをそもそものコンセプトとしており、一部メンバーはデビュー当初から顔を明かしていた。また、現役のアイドルや声優が本業と並行してVTuber活動を始めるケースでは、VTuberの動画と、その中の人であるアイドルや声優本人の動画が、YouTube上の同じチャンネルにおいて公開されることもある。
 以上のように、一部のVTuberはアバターを用いない表現を自身の活動に取り入れ、様々なコンテンツを生み出している。もっとも、VTuberの存在にはあくまでアバターが不可欠だと考えるならば、それを用いない表現は、もはや「VTuberの表現」とは呼べないのかもしれない。しかし、それでもなお、多様なリアル表現が今まさにVTuberの中で模索され続けていることは確かである。

第5章 リアルを表現しているのは誰か

 前章では、VTuberの多様なリアル表現をアバターの観点から整理した。続く本章では、各VTuberのリアル表現を我々がどのように鑑賞し得るのかを考察し、さらに、リアル表現を行うVTuber自身のスタンスを紹介する。
 VTuberが対立軸B(第3章参照)の意味におけるリアルを表現するとき、鑑賞者は中の人の身体を目にしている。このとき、我々はその身体を無意識に誰かの身体と考え、その誰かがリアルを表現する様子を鑑賞するはずである。そこで、本稿では以下の問いについて考えることにする。

 我々は、実写の映像やライブ会場等でVTuberの中の人の身体を目にしたとき、VTuberのリアル表現という文脈において、それを誰の身体として鑑賞する可能性があるのか。

 この問いへの答えはいくつか想定されるが、そのどれもが、リアル表現に対する各人の鑑賞態度に直結するはずである。このことを踏まえて、以下においては、VTuberの中の人の身体を誰の身体として鑑賞するかを3つのスタイルに分類し、それぞれの特徴を示したい。

(a)中の人独立スタイル

 中の人の身体をそのまま中の人の身体として鑑賞するスタイル――これを、本稿では「中の人独立スタイル」と呼ぶことにする。
 このスタイルは、アニメ関連のイベントや音楽ライブにおける声優を鑑賞するときの態度に近いものといえるだろう。例えば『ラブライブ!』のライブでは、声優が自身の演じるキャラクターのキャラクターソングを歌唱する際、鑑賞者は声優の身体をキャラクターの身体ではなく、あくまで声優の身体として鑑賞する。一方で、ライブそのものは単なる声優のライブではなく『ラブライブ!』のライブとして演出され、鑑賞者は声優の歌唱を『ラブライブ!』のコンテンツとして鑑賞する。
 中の人独立スタイルで鑑賞されそうな例としては、まず、デビュー時から中の人を公表していた、ぶいごま(V後藤真希)※10とMonsterZ MATEが挙げられる。また、活動の途中で中の人を公表したケースとして、虹河ラキは2020年の配信において中の人(八木侑紀)を登場させ、中の人が声優として活動していることを紹介している(Shuto Uchimura、2020)。

虹河ラキの卒業配信(虹河ラキ、2020)

 ただ、鑑賞者がこのスタイルで鑑賞する際、VTuberの中の人が正式に公表されている必要はない。実際、いわゆるVTuber側からの「匂わせ」によって、鑑賞者が暗黙の了解として中の人を知っているケースがある。こうした「匂わせ」を行う場合、中の人は本人名義のメディア(YouTubeやX等)に鑑賞者を誘導し、名目上はVTuber活動とは別の文脈で、例えば中の人の身体的な特徴を活かしたコンテンツを提供することができる。

(b)別名義同一視スタイル

 中の人の身体をVTuber自身の身体として鑑賞(同一視)しつつ、そのVTuberが中の人の身体を見せる表現を行う場合に特別の名義(別名義)を使っていると捉えるスタイル――これを、本稿では「別名義同一視スタイル」と呼ぶことにする。
 このスタイルで鑑賞されそうな例としては、廻花とcyAnosを挙げることができる。本稿の「はじめに」で触れたように、「廻花」は花譜の別名義であり、「cyAnos」はYuNiの別名義である。そして、これらの別名義は、彼女たちが中の人の身体を見せる表現を行う場合における特別の名義として用いられている。そのため、例えば「花譜」名義のコンテンツと「廻花」名義のコンテンツでは、表現者の名義が異なるのは当然として、表現者の外見も異なるのである。
 別名義同一視スタイルでは、このように名義も外見も異なる表現者が同一のVTuberとして鑑賞されるが、そのような鑑賞の仕方には一定の文脈が必要である。例えば、花譜における「廻花」名義の活動は、次のように説明されている。

今年1月に国立代々木競技場 第一体育館で開催された『花譜 4th ONE-MAN LIVE「怪歌」』では、花譜の“オリジン”(=生身の姿)が現実世界で活動するバーチャルシンガーソングライター・廻花(かいか)の活動も開始。

(曽我美、2024)

 こうした説明を通して、鑑賞者は、花譜というVTuberがリアル表現のために「廻花」という別名義を作成したと認識することができる。また、花譜は「花譜」の名で臨んだインタビューの中で、廻花と花譜の歌唱の違いについて「花譜の曲は聴いてもらう人の存在を意識して歌う一方、廻花の曲は矢印が自分に向いています。そこが明確な差です」と答えている(小松、2024)。この回答から、鑑賞者は、花譜と廻花が同一の表現者であり、コンテンツの性質によって名義が使い分けられていると認識することができる。
 以上のような文脈を踏まえることで、「廻花」名義のコンテンツは、花譜というVTuberのコンテンツとして鑑賞しやすくなり、また、「廻花」名義の表現者の身体は、花譜というVTuber自身の身体として鑑賞しやすくなるといえる。
 なお、特別の名義で中の人の身体を見せるVTuberのコンテンツは、(a)中の人独立スタイルで鑑賞することもできる。(a)と(b)は、中の人の身体をそのまま中の人の身体として鑑賞するか、それともVTuber自身の身体として鑑賞するかという点で、鑑賞の仕方として異なっているだけである。そのため、例えば、花譜というVTuberを知らずに「廻花」名義のコンテンツを視聴した鑑賞者が、後から別の文脈で花譜と廻花のことを知った場合、花譜のCGモデルを「廻花」という生身の人間のアバターとして鑑賞する可能性は十分にあると考えられる。

(c)同名義同一視スタイル

 中の人の身体をそのままVTuber自身の身体として鑑賞するスタイル――これを、本稿では「同名義同一視スタイル」と呼ぶことにする。
 このスタイルで鑑賞されそうなのは、中の人が同一のVTuber名義でリアル表現を行うコンテンツである。そのようなコンテンツは、中の人が担当声優やモーションアクターとして公表されている場合や、リアル表現のための特別の名義が用いられている場合と比較して、よりVTuber活動の一環として捉えやすい。当然、VTuberのCGモデルと実写で映る中の人の姿は大きく異なるが、このスタイルにおいて鑑賞者は、中の人の身体をVTuber自身の身体と考える。例えば、七海うららの中の人の身体を目にして、鑑賞者は、まさにそれが七海うららの身体であると認識することができる。
 また、一口に「同名義同一視スタイル」といっても、鑑賞者のVTuber観によって、その具体的な鑑賞態度は異なり得るだろう。例えば、ぽんぽこは中の人がギターを弾く様子を実写で配信している(ぽんぽこ、2018)が、このコンテンツを同名義同一視スタイルで鑑賞する場合、たぬきVTuberが人間に化けていると捉えることも、人間がたぬきVTuberとして活動していると捉えることも可能であると思われる。

 以上3つのスタイルは、あくまで鑑賞者の鑑賞の仕方として分類されるものであり、決して、表現する側の意図や自己認識によって分類されるわけではない。鑑賞される対象が客観的には同じものであっても、鑑賞者の視点や知識によって鑑賞スタイルが異なってくる可能性は十分にある。
 ただ、リアル表現を行うに当たっては、表現する側がどのような「お膳立て」をするのかによって、鑑賞者に一定の鑑賞スタイルを促すことができる。鑑賞者に(a)中の人独立スタイルを促したい場合は、例えば、中の人の名前をVTuberの担当声優としてクレジットすることで、中の人とVTuberの距離感を保とうとするだろう。逆に、鑑賞者に(c)同名義同一視スタイルを促したい場合は、例えば、中の人の名前を公開しないままVTuber名義のメディア(YouTubeやX等)にリアル表現を用いたコンテンツをアップロードすることで、中の人とVTuberを同一視させようとするだろう。
 また、一般的に「VTuber」といえばCGで制作されたアニメライクな表現のイメージが強く、VTuberコンテンツにおいてリアル表現を取り入れる際は、そのスタンスについて一定の説明が求められる場合が多い。リアル表現を行うVTuberに向けたインタビューからは各VTuberのスタンスが読み取れるため、ここでいくつか紹介したい。
 (b)で紹介した花譜は、廻花について次のように語り、両面の表現をもって自身の存在を捉えたいことを伝えている。

花譜と自分を名乗ること、廻花と自分を名乗ること、わたしは二つの名前や姿を使って自分を分裂させたいわけじゃなくて、もらった二つの居場所と共に自分という存在のひとつを捉えたくて、頑張っているような感じがあります

(オグマフミヤ、2024)

 (c)で紹介した七海うららは「パラレルシンガー」を自称し、リアルとバーチャルを行き来することを自身の活動のテーマとしている。本人へのインタビューでは「パラレルシンガー」というキャッチコピーについて次のように語り、リアル表現を自身の表現形態のひとつと見ていることが分かる。

違う人物になったわけでもないですし、自分自身の姿のバリエーションが増えたという考え方、同軸のパラレルワールドみたいな感じなので、「パラレル」というワードがすごくピッタリなのかなと思います。

(高崎、2024)

 こうした発言を踏まえれば、彼女たちの認識においてバーチャルとリアルは表現形態として区分されつつも、その両面が関連し合ってひとつの表現を形成していることが分かる。このことからは、両方のコンテンツを鑑賞者に楽しんでほしいという表現者のスタンスを読み取ることができるだろう。
 
 本章では、前半において、各VTuberのリアル表現を我々がどのように鑑賞し得るのかを考察し、後半において、リアル表現を行うVTuber自身のスタンスを紹介した。個々のVTuberのリアル表現が実際どのように鑑賞されているか、また、鑑賞することができるかについては個別研究に任せたい。本稿で提示した鑑賞スタイルの分類がその考察の助けとなれば幸いである。

おわりに

 本稿では、VTuberのリアル表現を焦点に考察を行った。
 VTuber文化は、歴史的背景として「バーチャル」や「メタバース」といったアバター論的な側面ばかりが注目されてきたため、リアル表現に関する論点があまり整理されていない状況にある。
 その一歩として、本稿は、VTuberの文脈における「バーチャル」と「リアル」が具体的に何を意味しているのかを整理した。そして、VTuberが実際に行っている多様なリアル表現を分類し、我々がどのようなスタイルでVTuberの身体を鑑賞し得るのかを考察してきた。その際、単なる抽象論に留まることがないよう、できるだけ個別具体的な事例に基づいて論じたつもりであるが、本稿で取り上げることができた事例は極僅かであったと感じている。
 2017年からキズナアイを鑑賞してきた筆者からすれば、VTuberの表現の幅の広がりには隔世の感を禁じ得ない。個人的な経験談として、推しのVTuberがリアル表現を取り入れていくケースもここ2~3年で非常に多くなっていると感じる。その中には、一般的なVTuberのイメージとは異なる、リアル表現を自身の強みとして、新しい表現を開拓したり、プロモーションに利用したりする者も出てきている。例えば、「2次元(Digital)と3次元(Physical)の両軸で活動するだつりょく系アーティスト」の長瀬有花(西田、2023)は、音楽フェス「DOUBLE:」で背景に自身の3DCGモデルを映しつつ、ステージにおいて生身の出演を行った。3DCGモデルと生身の両方を同時に存在させることについて質問された際、彼女は次のように回答している。

自分の中では、長瀬有花って全然、細胞分裂でどこまでも増えてもいいなって思っているんです。極論言っちゃうと、花とか太陽でもいいし、別に体がなくても長瀬有花って言い張れる。そういう風に増えるとか、遍在するぐらいの感覚なので、バーチャルとリアルの両方を同時にやっても違和感はないんじゃないかな、そこが強みになってくれたらいいなとも思っています。

(草野虹、2024)

 VTuberを一般的なアーティストや配信者と比べたとき、その強みは確かにCGモデルの存在にある。しかし、CGモデルがあるからといって中の人が同時に出演できないわけではない。3DCGモデルと生身の両方での出演を果たした長瀬有花は、まさにバーチャルとリアルを活かした新たな表現形態を摸索しているといえよう。
 ここまで論じてきたように、VTuber文化を考察する上で、バーチャルとリアルの関係は不可分であるといえる。その両方の側面から研究や批評を行うことは、より深いVTuberの理解に繋がっていくだろう。

※本稿は2024年発行風とバーチャル第3集に掲載したものを改稿しています。


注釈

※1 泉がこの直前で「まず2017年はキズナアイさんの活動の最初期(デビューは16年12月)にあたる。キズナアイさんは「バーチャルYouTuber」という概念を成立させた文字通りの第一人者」と述べていることに鑑みれば、「この年」は2017年を指していると分かる。
※2 泉はここで、すらによる調査結果(すら、2018)のリンクを載せている。
※3 また、『現代用語の基礎知識2024』では「VR(仮想現実)スタジオ内で3DCGキャラクターに扮し、実況動画を配信する人のこと」(小泉ほか、2023)と解説されている。
※4 古典的な「バーチャル」の用例としては、えのぐが2018年のVTuberブーム以前から自称していた「バーチャルアイドル」を挙げることもできるだろう(オリコン、2018)。
※5 バーチャルライブの模様を配信する場合はスクリーン上にVTuberの姿を映し出すことが一般的だが、特別にVTuberのモデルのAR合成を行うケースも存在する。
※6 七海うららは「パラレルシンガー」を自称している(高崎、2024)。
※7 バーチャルアーティストの新潮流として特集が組まれている(曽我美、2024)。
※8 なお、ぼっちぼろまるは全身の着ぐるみを使用せず、頭部のみの着ぐるみを用いるVTuberである。
※9 VTuberとしてのバーチャルの姿と生身のリアルの姿の双方で活動する2.5次元VTuberをコンセプトとし、世萌末らびぃ、夢叶えるる、葵依はる、猫まおが所属していた。2024年9月30日活動終了(KAI-YOU編集部、2024)。
※10 ぶいごまは、かつてアイドルグループ「モーニング娘。」に所属し、現在はYouTubeでゲーム配信などを行っているタレントの後藤真希がVTuberとなった姿(ファミ通com、2023)。

参考文献

・あおぎり高校、2024、「【新人お披露目】3人同時にデビュー予定ってマジ!?」。
https://youtu.be/kcXjbqUcfhE
・息根とめる、2023、X。
https://x.com/tomeru_ikinone/status/1647550434033422337
・泉信行、2020、「2020年激動のVTuberシーンを総括 今のVTuberを語ることはなぜ難しいのか?」、KAI-YOU。
https://kai-you.net/article/79230
・泉信行、2023、「「明日の子供」と実質的現実のVTuber」、『風とバーチャル』第一集、風とバーチャル編集部。
・兎田ぺこら、2023、「【料理】ハロウィンに初めてのチュロス作りするよおおおおおおおおおおお!!!ぺこ!【ホロライブ/兎田ぺこら】」。
https://youtu.be/YcSxYzXZCrE
・兎田ぺこら、2023、「【料理】ふわとろオムライス作るから見ててみんしゃい!!!!!!!!!!!!!ぺこ!【ホロライブ/兎田ぺこら】」
https://youtube.com/live/wv5JEKUEWVc
・オグマフミヤ、2024、「花譜「怪歌(再)」ライブレポ 星街すいせい、可不、廻花との再会で示す“虚構と実存”」、KAI-YOU。
https://kai-you.net/article/91001
・尾丸ポルカ、2023、「【不知火建設】 #しらけんグランピング いってきたよ~~!!!【やばたのしい】」。
https://youtu.be/iA8zNXWO2iI
・おめがシスターズ、2023、「VTuberが実写化したときの第一印象 #shorts」。
https://www.youtube.com/shorts/FiaXUZSJWi4
・オリコン、2018、「日本初・バーチャルアイドルがタレント化、VRで新たなショービズに挑戦」。
https://www.oricon.co.jp/special/506https://panora.tokyo/archives/9440555/
・廻花、2024、YouTube。
https://www.youtube.com/@curling_flower_
・廻花、2024、「廻花 -KAIKA- - 廻花 - 花譜 4th ONE MAN LIVE「怪歌」【YouTube Music Weekend 8.0】」。
https://youtu.be/jW0eg-Gzgg0
・キズナアイ、2016、「【自己紹介】はじめまして!キズナアイですლ(´ڡ`ლ)」。
https://youtu.be/NasyGUeNMTs
・草野虹、2024、「「バーチャル・リアルではなく、体がなく、増えて、遍在してもいい」 長瀬有花 ライブツアー「effect」1万字インタビュー」、PANORA。
https://panora.tokyo/archives/94405
・栗駒こまる、2024、「#shorts #実写 『悪魔の検証‼サラシ巻いてまな板になる‼』 #vtuber #あおぎり高校」 。
https://youtu.be/K87KEUIoHXw
・小泉悠ほか、2023、『現代用語の基礎知識 2024』、自由国民社。
・小松香里、2024、「バーチャルアーティストの花譜がリアルを熱狂させる──「バーチャルとリアルの世界を横断したい」」。
https://www.gqjapan.jp/article/20240220-kafu
・すら、2018、「VTuberという略語はどう生まれたのか?」。
https://bluesura.hatenablog.com/entry/2018/04/25/121627
・曽我美なつめ、2024、「夢限大みゅーたいぷ、七海うらら、廻花、SZNO……アバターとリアル両軸の展開も増加、バーチャルアーティストの新潮流」 、Real sound。
https://realsound.jp/2024/09/post-1791830.html
・高崎計三、2024、「【七海うらら】パラレルシンガーになった理由、メジャーデビューで変わったこと」、avex portal。
https://avexnet.jp/column/1000764
・ちゆ12歳、YouTube 。 
https://www.youtube.com/channel/UCg49h2KFnB3SH1efaI_njVg
・ティラノサウルスレース大山、2023、「【公式/サブ】ティラノサウルスレース大山2023【ゲスト:息根とめる」。
https://www.youtube.com/watch?v=r-Wz4ZUiIgE&t=0s
・東福宣介、2017、「アバターユーザはアバターに自己を投影しているのか」、『コミュニケーション科学』、東京経済大学コミュニケーション学会。
・長瀬有花、2024、「長瀬有花 - Live Performance from "DOUBLE:" (Recap) YouTube Music Weekend 8.0」
https://www.youtube.com/watch?v=WfhrjTcncoA
・ナギナミ、2019、「【VTuber】負ければヌルヌルウネウネのアイツが待ってる!ガチンコ釣りゲー対決!【ナギナミ】【罰ゲーム】」。
https://www.youtube.com/watch?v=YtERN2TcLOM
・七海うらら、2024、X。
https://x.com/773urara/status/1608860690114285568
・七海うらら、2024、「【ワンマンライブ映像】Nanami Urara 2nd Parallel Show "Prism" Special Live Video 【YouTube Music Weekend 8.0】」
https://www.youtube.com/watch?v=AmsKlbIsU6M
・新兎わい、YouTube。
https://www.youtube.com/@nitowai
・新兎わい、2023、「この世で一番ひどい新人Vtuberの自己紹介動画 #新兎わい」。
https://www.youtube.com/watch?v=pBbqbyGyILQ&t
・虹河ラキ、2020、「【卒業配信】感謝と魂のレインボーゲート」。
https://www.youtube.com/watch?v=4Prfg39uIPA
・西田健、2023、「再現性のない音楽をいっぱい詰めたい──長瀬有花が『Launchvox』で試みたハイブリッドな表現」。
https://ototoy.jp/feature/2023092802/0
・日本バーチャルリアリティ学会編、2010、『バーチャルリアリティ学』、コロナ社。
・バーチャル債務者youtuber天開司、YouTube。
https://www.youtube.com/@tenkaitsukasa
・バーチャル美少女ねむ、2024、「すべてがVになる」、『VTuber学』、岩波書店。
・畑田裕二、2020、「#2 アバターとは何か?」。
https://note.com/yunolv3/n/nd68e06e18890
・ファミ通com、2023、「【ぶいごま】元モー娘。の後藤真希さんがVTuberデビュー。“2001年からタイムスリップしてきた15歳のゴマキ”として10/26の19時から初配信【リリース追記】」。
https://www.famitsu.com/news/202310/25321775.html
・古月、2021、「【解説】Wikipediaの「バーチャルYouTuber」の定義は、いかにして書かれたのか」。
https://note.com/old_moon/n/n6a6820634f76
・ぷわぷわぽぷら、2024、「大量のチロルチョコで●●●作ったら過酷すぎたwwww【あおぎり高校/ぷわぷわぽぷら】」。
https://youtu.be/ydbCRe_gaSw
・ぼっちぼろまる、2024、「ぼっちぼろまる - LIVE「BOROSTYLE」【YouTube Music Weekend Edition】」。
https://youtu.be/lSTUz-ztUW8
・ぽんぽこ、2018、「ぽんぽこ、実質はじめての生放送!!【バーチャルYoutuber】」。
https://youtu.be/rLIsvbsnlsw
・ぽんぽこ、2024、「ぽこピー音頭 in 回覧板熊本」
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・矢尾新之介、2021、「史上初の「はんなま」ユニットは“原点回帰”へ―統括Pが語る「ナギナミちゃんねる」のこれまで、そしてこれから」。
https://www.inside-games.jp/article/2021/10/20/134835.html
・吉川慧、2019、「キズナアイ それは「神」ではなく「媒体」である。」 、BuzzFeed News。
https://www.buzzfeed.com/jp/keiyoshikawa/kizunaisorehadehanakudearu
・Activ8株式会社、2024、「バーチャル×リアルで活躍するスター候補生を大募集!ANNIN主催VTuberオーディションのエントリーを開始!」 。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000142.000033882.html
・cyAnos、YouTube。
https://www.youtube.com/@cyanosofficial6946
・KAI-YOU編集部_エンターテインメント部門、2024、「Activ8のVTuberグループ「SHOWCASE」終了へ 活動開始から5ヶ月」、KAI-YOU。
https://kai-you.net/article/90548
・MonsterZ MATE、YouTube。
https://www.youtube.com/@MonsterZMATE
・Shuto Uchimura、2020、「虹河ラキ、卒業配信で「中の人」も登場 先輩がきっと私を受け入れてくれると信じて」、PANORA。
https://panora.tokyo/archives/13993
・SZNO project、2024、「リアルとバーチャルの両軸で活動する多次元アーティストプロジェクト『SZNO』(スズノ)。 本日10月25日(金)にSZNO 3rdデジタルシングル『21g』をリリース!!」。
https://e.usen.com/news/news-release/szno-1025szno-3rd21g.html
・Wikipedia、「バーチャルYouTuber」。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%ABYouTuber
・YuNi、YouTube。
https://www.youtube.com/@YuNivirtualsinger

※すべて2024年11月17日閲覧



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