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体力は放物線、知識と経験は累積線
体力は、時間とともにピークを迎え、その後は緩やかに下降していく。まるで放物線のように、上昇期があれば、いずれ下降期も訪れます。
一方で、知識と経験は累積線です。努力次第で増え続け、限界というものがありません。若いうちにどれだけ積み上げるかが、その後のキャリアに大きな影響を与えます。
私は今31歳ですが、新卒一年目の頃と比べると、悲しいことに明らかに体力の衰えを感じます。笑
若い頃は、体力ありきの力技で何とか乗り切ることができました。しかし、年齢とともにその荒業が通用しなくなっているのを実感しています。これは誰にでも訪れる変化です。
放物線を描く体力に頼れる期間は限られていますが、累積線のように伸び続ける知識と経験を積み上げることで、その先のキャリアをより長く、より充実したものにできるのです。
「体力100+知識・経験0」で突っ走れるのは若いうちだけ
若いうちは、体力が100あれば、知識や経験が0でも勢いで何とかなるものです。しかし、年齢とともに体力は落ちていきます。その時、知識と経験を積んでいなければ、衰える体力に追いつかれ、いずれ苦しくなってしまいます。
理想的な変化
・若いうちに知識・経験を積み、30代以降にバランスを取る
→ 「体力50+知識・経験50」なら、無理なく働き続けられる
最悪のパターン
・体力が落ちたのに知識・経験が不足している
→ 「体力50+知識・経験10」では、かつてのように乗り切ることができず、むしろ苦しくなってしまう
体力の放物線が下降する前に、知識と経験の累積線をしっかり伸ばしておくことが重要です。
知識と経験を蓄えた者だけが「動かす側」に回れる
放物線のように下降していく体力に頼る働き方は、いずれ限界を迎えます。だからこそ、その前に知識と経験を積み上げ、チームを動かす側に回ることが求められます。
理想的なマネージャー像
・知識・経験を蓄え、適切な指示を出せる
・若手を育成し、チームとしての生産性を最大化できる
最悪のマネージャー像
・知識・経験が足りず、自分でも動けない
・無駄な指示を出し、若い力を消耗させるだけの存在になってしまう
ただ年次を重ねただけのマネージャーほど、組織に悪影響を与えるものはありません。「自分は動けない」「適切な指示も出せない」「若手に頼るしかない」。こうした状態になってしまうと、組織全体の足を引っ張る存在になりかねません。
強いチームは「知識×体力」の組み合わせでできている
本物のマネージャーは、次世代の育成にも力を入れます。
・知識と経験を持つ人が、若手の成長をサポートする
・知識欲のある若者がバディを組み、学びながら成果を出す
こうして、優れた頭脳と、よく動く手足が揃い、チームの力は何倍にも膨れ上がります。
そして、このナレッジの伝承が繰り返されることで、やがてその若者も知識を伝える側になり、次世代を育てる立場に回ります。この循環が、持続可能かつ継続的に成長するチームを創り出すのです。
知識と経験は、積み上げた分だけ蓄積されていきます。ここに年齢の壁はなく、学び続ける限り成長できるのです。
「ワークライフバランス」の前に「限界を知る経験」が必要
この話は、ワークライフバランスが重視される現代の考え方に逆行しているように思えるかもしれません。しかし、私は若いうちに限界まで働き、自分の体力の上限を知っておくことも重要だと考えています。
なぜか。
・体力の限界を知らなければ、ペース配分ができない
→ 「まだいける」と無理をして、ある日突然燃え尽きる
・若い頃に全力で走った経験があれば、適切な戦略を立てられる
→ どこで踏ん張るべきか、どこで休むべきかの感覚が身につく
体力のピークを知らなければ、下降が始まったときにどのように補えばいいのか分からなくなります。そのためにも、若いうちに働く体力をつけ、全力で走り切ることが、後の戦略を立てるために必要なのです。
知識と経験を積まなければ、「何もできない人」になる
人生100年時代、長く活躍するためには、「体力があるうちに、知識・経験を積む」ことが必要不可欠です。
・若いうちに、全力で動くフェーズを経験する
・体力が落ちる前に、知識・経験をしっかりと積み上げる
・その知識を活かして、チームを動かす側に回る
この流れを意識しなければ、年齢を重ねるごとに「何もできない人」になってしまうだけでなく、組織としても成長の循環を生み出せず、衰退してしまいます。
最後に
「今は体力があるから大丈夫」
「そのうち経験は積まれるだろう」
そう思っている人こそ、今のうちに知識と経験を意識的に積み上げることが必要です。
体力の放物線が下降するのは避けられません。しかし、知識と経験は、努力次第で無限に積み上げることができます。
将来、「体力もない」「知識・経験もない」という状態にならないように。
そして、自分が動けなくなったときに、「チームを強くする存在」になれるように。
いずれ訪れる未来に向けて、是非皆さま、一緒に年齢に抗いましょう!笑
最後までお読みいただきありがとうございました!
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