RRRおかわりしてきた(ネタバレ満載)
ここ最近、めちゃくちゃ忙しかったんですけど、有休溜め込みすぎやぞコラされたので、今日はひっっっさびさに有休取ってリフレッシュをはかりました。
おかわりRRR〜!!!
RRRについては、こちらのnoteにも書いてます。
私は映画館が苦手(というか、閉鎖的空間が苦手)なので、そもそも映画を観に映画館に行くということをあまりしません。
どうしても観に行きたいときは、行くけどね。
そんな私が、「また観たい…!」と思ってしまったのが、この『RRR』。
私はインド映画が好きで、というかインドという国そのものがたぶん好きで、大学の時は大体ともだちと外食に行くのはインドカレーのお店だったし、コロナが流行りだして外出制限かかっていた時期もインドのyoutube動画を観て心を慰めていたし、FGOでもカルナさんとアルジュナさんを引きたくて引きたくて福袋を買っては爆死していた。
どうしてだろう。私のインド要素が足りないのだろうか。
と思っていたら来てくれたので、『RRR』が私に力を貸してくれたのかもしれない。
素晴らしいパワー。
感謝しますインドの神々よ。
しょっぱなから唖然とする、大英帝国の非道ぶり
『RRR』2回目なので、ストーリーも次に何が起こるのかも大体頭に入っている。
入っているのだけれど、それでもぽかんとしてしまう。
この『RRR』、1920年代の大英帝国植民地時代のインドが舞台。
インド人の人権が無視されることに対し民衆の怒りは頂点に達し、反英運動ののろしが各地であがっていたのでした。
そんなある日、南インドにあるゴーンド族の村を訪れた、英国領インド帝国総督のスコットと、スコット夫人。
夫人の手のひらに美しいヘナアートを施す村の少女・マッリ。
そのマッリの技術と、歌声を気に入った夫人。
マッリの母にコインを投げ与えます。
コイン2枚。
「少なくね?」と思っていたら、マッリの母もめっちゃ顰めっ面しながら、しぶしぶ受け取る。
うんうんあいつら偉そうだよね。
しかも2枚。頭に来るよね。
「歌へのお礼」だと思ってコインを受け取ると、何故か村の娘マッリが連れ去られてしまうのでした。
そう、コインは歌へのお礼などではなく、「娘の値段」でした…。
冒頭から絶句。
ZINSHINBAIBAI!!!
さらにさらに、必死に娘を取り返そうと追ってくる母を撃ち殺そうとするイギリス兵。
しかし、スコットは「インド人に銃弾を使うなんてもったいない」と言い放ちます。
そして母は、太い木で殴り倒されてしまう…。
人に値段がつけられてしまうのか、そして「もったいないから」木の枝でぶんなぐられるなんて…
無双に次ぐ無双・2人の主人公
そして、場面転換。
デリー郊外の警察署では、たくさんのインド人群衆が、今にも警察署に押し入ろうとしているところでした。
捕縛された反英活動家の解放を求めて集まってきたのです。
そこに現れたのが、ひげもじゃ主人公・ラーマ。
彼はインド人でありながら、イギリスの警察官としてインド人の反乱を制圧する側にいます。
つまり、同胞でありながら、裏切り者。
この裏切り者を倒さんと怒りに燃える群衆を押しのけて、ぶん殴られても蹴られても転げ落ちても任務を遂行しようとする姿に、もはや狂気すら感じます。
引かぬ。媚びぬ。省みぬ!
まっすぐに歩けないほどぼろぼろになりながらも、群衆のリーダー格を捕まえてきたビームに、同僚の警察官たちも若干引いてました。
もはや人外だったもんね。
一方、ひげもじゃ2人目ゴーンド族のリーダーであるビーム。
ビームは、森の中でオオカミさんとトラさんと命がけのバトルを繰り広げます。
っていうか足早ええ。トラに追いつかれないって相当よ。
とある実験で、瞬間最高時速80km出す生き物だもの。
ここにも人外がいる。
人外と人外が出会った時、物語は動き出す
ビームは、偽名を名乗りデリーの街に潜伏。
捕らわれたマッリを救うため、機会をうかがっていました。
一方ラーマは、「ゴーンド族の精鋭が、捕らわれた娘マッリを探しにデリーに潜伏している。生け捕りにしろ」という命を受け、「ゴーンド族」という手がかりだけを頼りに、どこにいるかもわからない、その目的の人物を探るため、反英活動家の集まる集会に潜入します。
そんな、宿敵ともいえる2人ですが、燃料運搬列車が爆発事故を起こした影響で火の手に飲まれようとしていた少年を見つけ、あうんの呼吸でこれを助けます。
その日以来、ビームはラーマを「兄貴」と呼び慕うようになり、親友と呼べる間柄になっていきます。
しかし、運命の歯車は無情にも2人を引き裂くのでした…
この最強の2人の熱い友情も見どころですが、この2人の「人外っぷり」をぜひ見てほしい。
「いやそんなの無理だろ」のハードルを、ちょっとずーつちょっとずーつ上げていくことにより、「いやいけるんじゃね?」「この2人なら大丈夫でしょ!(確信)」に変わっていくから怖い。
毒蛇に噛まれたラーマを助けるため、ビームは薬草を使って必死にラーマを助けんとします。
薬草は最強のアイテム。
そして、ラーマめちゃくちゃ不屈の男。
あと私がちょっと笑ったのは、めっちゃ下調べもしてトラさんとかシカさんとかを集めて、敵の本拠地に乗り込んでいくビームが、トラさんたちを手懐けてなかったこと。
手懐けてないんかーい!!!!
自分も襲われそうになってて、「いやイギリス人も相手にしながら動物も相手にすんの?」となりました。
そしてラーマも不屈の男。
さっきまで死にかけてたのに、ビームが実は、自分が追い続けていたゴーンド族の男と知るや、単身馬車で乗り込んできて無双を繰り広げます。
もはや2人の戦いは異次元。
誰にも手出しできません。
2人の友情はどうなるんだろう。
そして、あのめっちゃ腹立つケチンボ・スコットとの対決は?
とにかく見てほしい。
最後まで見ても、2回目を見ても、3回目が観たくなる不思議な映画です。
あとパンフレットの文字がめっちゃ細かくて「ええと…」ってちょっと戸惑いました笑
パンフレットの情報量も多い。
3回目も観たい…。
3時間という結構な長い映画だけど、あっという間に楽しい時間は終わるんだよね。
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