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献血行ってきたはなし。



今日は、成分献血に行ってきた体験について書きたいと思います~。
土曜日の昼に思い立ち、こちらのページで予約をし、夕方から行ってきました。ちなみに初めての献血です。

なぜ初めてかというと、今までは貧血が結構ひどくて、1度思い立って行ってみたこともあったんですけど、やっぱり貧血で断られたことがあったんですよね…。

でも今はすっかり貧血も良くなったし(毎年の健康診断で確認済み)、成分献血なら負担も少ないだろうと思って行ってみました~。

◇献血の種類


献血では、献血する方の健康を守るためにさまざまな基準を設けています。
以下に、それぞれの種類と条件などを書いていきたいと思います。

■すべてに共通

①献血当日の健康状態が良好な方
②血圧測定を行い、最高血圧の数値が90mmHgより低い人は献血できない。
また、高血圧の人も同様。
③血液の検査により血色素量を調べ、この数値が低い人は貧血の可能性があるため、献血を受けられない。
④インフルエンザやA型肝炎・日本脳炎などのワクチンを24時間以内に接種した人は献血を受けられない。
そのほかにも、B型肝炎のワクチンを接種した人は2週間以内・BCGのワクチンを接種した人は4週間以内などワクチンによって条件あり。
⑤感染症のリスクがある場合は献血を制限されることあり。
⑥当日に服用した薬の種類によっては献血を断られることあり。

■全血献血

①200ml献血
年齢:16歳~69歳の男女
体重:男性45kg以上・女性40kg以上
献血の間隔:男女とも4週間後の同じ曜日から献血できます。

②400ml献血
年齢:男性17歳~69歳・女性18歳~69歳
体重:男女とも50kg以上
献血の間隔:男性は12週間後・女性は16週間後の同じ曜日から献血できます。

■成分献血

①血漿成分献血
年齢:18歳~69歳の男女
体重:男性45kg以上・女性40kg以上
献血の間隔:男女とも2週間後の同じ曜日から献血できます。

②血小板成分献血
年齢:男性18歳~69歳・女性18歳~54歳
体重:男性45kg以上・女性40kg以上
献血の間隔:男女とも2週間後の同じ曜日から献血できます。

◇成分献血って?


普通の献血は400mLまたは200mLの血液を取ってしまうので、健康体の方でもちょっと負担がかかるものかなあと思います。
時には献血後に体調を悪くする人もいらっしゃると聞きます。

成分献血の場合は、血液を抜いてそこから遠心分離機で必要な成分を分離、抽出した上で、また体に戻します。
つまり成分献血は、特定の成分だけを取り出し残りの血液を体内に戻す献血方法なんですね。

私の場合、診察含めて1時間半ほどの時間がかかりました。
通常の全血献血よりも少し時間がかかりますが、体への負担が少ないと言われています。
私は今回、血漿献血を行いました。

1. 血漿献血

血漿は、血液の液体成分で、組織呼吸の結果できた炭酸ガスを肺へ運び、空気中へ放出します。また栄養成分を体内の各組織へ運び、そこで生じた代謝老廃物を腎臓から排出したり、血圧の保持に役立ったりもしています。

血漿献血では、血漿だけを取り出し、他の血球成分は体内に戻します。
採血量は体重によって変わります。(600mL以下・循環血液量の12%)
私の場合は400mLでした。

取り出された血漿は、止血因子が不足している患者さんや、免疫力が低下している患者さんの治療に使われることが多いとのこと。
また、アルブミン製剤や免疫グロブリン製剤などのお薬の製造にも使用されます。

2. 血小板献血


血小板は、血液の凝固に関わる成分で、出血を止める役割を果たします。
血小板が不足すると、体は出血を止めることが難しくなります。

血小板献血では、血小板のみを取り出し、残りの血液成分を体内に戻します。
白血病やがん治療中の患者さん、手術後に出血のリスクがある患者さんにとって、血小板は非常に重要な成分です。


◇献血の流れ

今回私は、街中にある献血ルームに行ってきました。
献血ルームのほかには、献血バスでも受け付けています。
(イオンなどの大型商業施設によく来ていますよね)

献血ルームに到着すると、まずは受付で必要な書類を記入し、献血の事前検査を受けます。
私の場合は初めてだったので、スタッフさんから詳しい説明や注意事項も詳しく説明されました。
そして、問診票などを書いた後は体重測定やタブレットで献血についての説明を再び受け、質問に答えていく。

部屋の中にはコーヒーやお茶などのドリンクメーカーがあって、それらは全部無料。
フードコートでおなじみのブザー音がなる機械を渡されて、それで呼ばれる間、お茶をぐびぐび飲みながら待っていました。

そのあとは、医師による簡単な問診を受け、看護師さんによる採血(ヘモグロビン濃度・血液型判定)を受けました。
この検査で、血液の状態や体調が問題ないかどうかを確認してもらいました。
自分の血液型は両親に教えてもらっていていたのですが、実際に調べたのは記憶にある中では初めて。
ちょっとドキドキしました。
私はO型って聞いているけど、違ったりしたらどうしようと思ったりして…。
(結果、O型でした)

その後、献血ベッドに横になり、いよいよ献血スタート!
採血針を刺したときに少し痛みはありましたが、それ以降は何も痛みもなくのんびりベッドに横になって、スマホをいじったり、たまに足首の体操をしたり、看護師さんが用意してくださったお菓子を食べたりしてのんびりしていました。

看護師さんが持ってきてくれたカイロを手に握り、おなかに湯たんぽを乗っけてもらって、至れり尽くせりだなあ…ありがたい…と思いました。
看護師さんたちみんな優しい。

成分献血では、専用の機械を使って血液を一度体外に出し、必要な成分を分離して残りを体内に戻すというプロセスを繰り返します。
自分の血が管を通して機械に流れていくのをボケっと眺めながら、「ちゃんとお薬になってくれよ~」と思ったりして。
40分くらい横になっていましたが、看護師さんがこまめに声をかけてくれたので、リラックスして過ごせました。

◇献血する前に大事なこと

私は急に思い立って行ってきたわけですが、できればあらかじめ体調を整えていくといいと思います…!
たまたま元気だったからいいものの、ちょっと寝不足で…とかだと危険ですしね。

1. 献血の事前準備

献血をする前に、いくつかのポイントを押さえておくとスムーズかな、と思います。

• 十分な睡眠を取る:体調を万全にするため、前日はしっかり休む。
• 食事をしっかり取る:献血当日は軽めの食事をし、空腹で行かないようにする。
特に鉄分を含む食べ物を意識するとよい。
(日ごろから食事には気を付けているつもりだけど、次回からは私もより一層意識していきたいと思います)
• 水分を取る:献血前には、水分補給をしておくとスムーズに血が採取されやすくなります。
献血ルームでも水分はとれますけどね、普段から意識しているとよりいいんじゃないかなと思いますね。

2.  献血後の休憩

献血が終わったら、休憩室でしばらく休むことが推奨されます。

• 軽食・飲み物の提供:献血ルームでは、ジュースやお菓子などが提供されるので、水分補給やエネルギー補給を行います。
• 体調確認:体調が安定しているか確認し、問題がなければ帰宅できます。

「大丈夫かな~と思っても、10分以上は休憩してくださいね」と言われたので、献血後はお茶を飲んだり、いただいたお菓子を食べたりして少しのんびり過ごしてから帰りました。

3. 帰宅中・帰宅後の注意点

献血後は、いくつかの注意点を守ることで、体への影響を最小限に抑えられます。

• 激しい運動は避ける:献血当日は激しい運動や過度な飲酒は避け、体を休めましょう。
• 水分補給をしっかり:献血後は水分を多めに取ることが推奨されます。
• 体調変化に注意:めまいや倦怠感が続く場合は、献血ルームに相談しましょう。

私は10分くらい献血ルームでのんびりさせていただいた後、献血ルームから1階まで降りるときはエスカレーターを利用しました。

また、この日バスで移動をしていたので、バス停までの移動の最中につい走らない様にしたり、バスのステップの昇り降りの際など、いつもよりちょっと気を付けるようにしていましたね。

◇献血後の感想



献血が終わった後は、前述したように少し休憩室でリラックス。
お菓子やジュースをいただきながら、体調を整えました。

成分献血は体への負担が少ないと言われている通り、終わった後もほとんど疲れを感じることなく、元気に帰宅することができました。
また貢献したいな、と思う気持ちが自然と芽生えたので、その後献血アプリから次の日程を選び、予約を入れておきました。
(次も成分献血の予定)

月に1回は行けたらいいな、と思っています。

◇最後に

今回初めて献血に行ったのですが、少しの時間と勇気で、誰かの命を救う手助けができるのだなあと思いました。
また来月行く予定なので、それまで体調を崩さないようにしたいと思います~!

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