『星空点呼 折りたたみ傘を探して』ができるまで②

こんにちは。
児童文学作家の嘉成晴香(カナリハルカ)です。

前回の①のつづきです。


さて、①では書きそびれたことを一つ。

『星空点呼 折りたたみ傘を探して』(朝日学生新聞社)の主人公、
1番バッターの「今田高志」くんの名前を考えるのが一番難しく、
そして楽しかったです。

全く大きな志のない彼。

「志」なんて小学生のみなさんはちょっと難しくて感じの意味なんて読み飛ばすかもしれませんが、大人ならこの「名前負け」な感じ、おもしろがってくれるかな、と思ってつけました。

私、物語を考えるときにつまずくまず一歩が、この「名前付け」なんですよね……。ほんと、苦手。楽しいんですけどね。


それでは、①のつづき、いってみましょう。

今回は、「星空点呼」が「朝日学生新聞社児童文学賞」を受賞してから、
朝日学生新聞社で3か月の連載を終え、書籍になるまで
を書いていきます。


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