限られた字数に想いを込めてみる
毎年2月に締切が来る「伊藤園 お〜いお茶新俳句大賞」に作品を応募することが、僕にとっての恒例行事となっている。冬の楽しみの一つと言ってもいいかもしれない。
最初に応募をしたのは2021年の2月。今から3年半ほど前のことだ。
当時の僕はテレビ番組の影響もあり、「俳句」に興味を持っていた。
他の人が生み出す17音のリズムを味わうのは非常に面白かったが、それを観るといつも「自分でも俳句を作ってみたい」という気持ちにさせられた。
そんな折、たまたま見つけたのが「伊藤園の俳句大賞」だった。
応募要件をみると、なるほど専用のフォームからネットで応募ができるとある。それに、季語や定型に拘らず自由に作ってよいらしい。
俳句に何となく抱いていた「敷居の高さ」を払拭するメッセージに、迷わず応募を決心した。
2021年の、今くらいの時期である。
早速、俳句のアイデアをまとめるためのGoogleドキュメントを用意。暇を見つけては、ここに俳句の案をまとめていった。
応募の締切の頃には、30程の作品が縦に並んでいた。その中から選りすぐりの6つを選び、フォームに打ち込み、送信を押した。
それ以来4度「送信」ボタンをクリックしているわけだが、ボタンを押す前の「入力ミスがないか、何度も何度も確認をする時間」は、必ずと言っていいほどに激しく緊張する。緊張感を振りほどくようにボタンを押した時に現れる安堵と高揚もセットで、このコンテストの醍醐味といっていいかもしれない。
そんなわけで、何度か作品を応募してきたものの、まだ賞に選出されたことは無い。
このまま日の目を見ることなく、僕の中に永遠に留まるかもしれない俳句達が、少しばかり気の毒になったので、いくつかにスポットライトを当てることにした。
特に解釈はつけず、解釈は読者に委ねることにしようと思う。
ただ、ちょっぴりカッコつけて、各俳句にイメージ画像をつけてみた。
上座をはじめて知る二十二の夜
初めての東京タワーはzoom越し
炎昼の墓石を濡らす水清し
今回は3つ取り上げたが、またの機会に他の俳句も紹介したい。
これを機に、みなさんもコンテストに応募してみてはいかがだろうか。
ちなみに、僕は今回も応募をする予定です。
まだ作品の募集は始まっていないですが、今からせこせこと作品を作っていこうと思います。
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