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乳幼児期に公共マナーをしつけていると後が楽になる

昨日の記事でもちょこっと書きましたが、銀座の大人のためのティーサロンで、7歳の息子は静かにしていました。

大人の癒し空間である羽田の有料空港ラウンジでも、大人顔負けにくつろいでいます。

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公共マナーが身につけられていて、親としてはとっても助かっています。

乳幼児期に厳しめにしつけておいてよかったと心から思いました。

乳幼児期にしつけをがんばっておけば、後から楽になるんですね。

年齢が上がれば自然と大人の振る舞いができるようになるのかもしれませんが、わたしはそれまで待ちたくありませんでした。

なぜなら、夫の母国のチェコや他のヨーロッパ諸国に行く際、空港、公共交通機関、レストラン、ホテルを利用する時に、幼くてもマナーを守って欲しかったからです。

3歳、4歳の時にヨーロッパに連れて行きましたが、海外ホテルのレストランでも、大人と同じようにきちんと食事をしてくれました。

振り返ってみると、1~2歳の時からのしつけが重要だったんだなと、今になって気づきました。

息子の姿から「自然とできるようになった」「もともとの性格」と思われがちなのですが、わたしは親のしつけだと思うのです。

特に、食事に関するマナーは何度も何度も言い聞かせていました。


どんなことをやってきたのか、思い出しながら箇条書きにしてみたいと思います。

1~2歳の時からやっていたことです。

〇 お箸や食べ物で遊び始めたり、まだ食べ物が残っているのに食事の席から離れたら、問答無用で、食事のトレイを取り上げる。泣こうが喚こうが、トレイは戻さない。

〇 口にものを入れている時にしゃべらない。(大人でもできていない方が多いと思う。飲み込んでからしゃべれよと思う。)

〇 レストランなどで、泣いたり喚いたりしたら、即、強制退去。難しい場合は、片方が外に連れて出る。レストランに戻るかどうかは子ども次第。

〇 レストランでは、子どもの分の注文は別にしない。親と常にシェアして、食べられる分だけ食べる。(7歳の今でもシェア)

〇 子ども用メニュー(お子様ランチなど)は頼まない。子ども1人で食べたい物がある時は大人と同じメニューから。

〇 食後のデザートやフルーツは基本なし。それを期待して通常の食事をおろそかにして欲しくないから。

〇 おやつタイムも基本なし。おやつ=甘い物という概念を植え付けたくなかったから。

〇 家で、外国人の夫も子どもも家族みんな同じ物を食べる。子ども用のおかずを別に作らない。文句を言ったら、納豆ご飯かお茶漬け。

〇 家での食事では、残さなくても良いように少なめにご飯やお味噌汁をよそう。

〇 家では、大皿に料理を盛り、取り分けて欲しいおかずの有無、必要な量を、常に子どもに確認して、食べられる分だけ取り分ける。

〇 いらないと言ったのに無理に食べさせたり、あとで食べさせたり、満腹なのに残さずに頑張って食べさせたりしない。

〇 必ず家族揃ってみんなで食べる。それが難しければ朝だけでも一緒に食べる。

〇 遊園地やお祭り、デパートの催事場などの、テイクアウトのフードやスイーツ(ソフトクリームやポップコーンなど)は、基本立ち食い禁止。必ずどこかに座って食べる。


そして、最後に、これらが最も重要なのではないかと思っています。

〇 食事中にテレビを見ない。
〇 食事中にスマホを子どもに見せない。
〇 食事中に親もスマホを見ない、触らない。

うちにはもともとテレビを置いていないから、食事中にテレビを見せることはありません。

わたしが小さい頃はテレビを見ながら、家族全員横を向きながら食べていた記憶はありますが、何を食べていたか、どんな味だったか、全然記憶がありません。

いわゆる、おふくろの味の記憶がないのです。

食事中に視覚と聴覚ばっかり使って、意識が食事に集中できず味覚が鈍っていたのではないかと思います。

そんな思いを子どもにさせたくなくて、妊娠中にテレビを撤去しました。

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