チェコの作曲家ドヴォルザークの交響曲「新世界より」をレクチャーコンサートで聴く
レクチャーコンサートに家族で行きました。
レクチャーコンサートなんて初めてだったので楽しみでした。
ドヴォルザークと言えばチェコ出身の作曲家。
チェコ人の父と日本人の母の間に生まれた我が息子の国籍でもあります。
ドヴォルザークの代表曲である交響曲第9番「新世界より」を息子に知って欲しかったので、連れて行きました。
予習をさせようと思って、短期で通っている水泳教室の道中にCDを聞かせました。
カラヤン指揮、ベルリン・フィルの1977年の演奏。
息子の第一印象は「映画の音楽みたーい!」
たしかに、トランペットやホルンがかっこいいもんなぁ。
車やエアコンの音で弱い音や細部までは聞き取りづらかったので、金管楽器の華やかな音が聴きやすかったのでしょう。
覚えやすいメロディなので、息子の鼻歌が「新世界より」になってたのは笑っちゃいました。
でもホントにかっこよくて、特に第4楽章に入るところなんて、ゾクゾクして鳥肌たっちゃう。
さて、行われたレクチャーコンサートは、舞台の後ろにスクリーンがありました。
入場の際、配布されたチラシの中に、今日の資料が入っていました。
ドヴォルザークのスラブ舞曲でコンサートの幕が上がりました。
この曲、胸が締めつけられるほど美しい。
その後、資料と同じ内容をスクリーンに映しながら、指揮者の森口真司さんがマイクを持って、演奏を交えながら解説をしてくれました。
これが非常に分かりやすくて、楽しくて、大変良かったです。
このような楽器のポイントなど、見どころを解説し、曲を知らない人や子どもにも理解しやすかったと思います。
こういう企画がもっと増えるといいなと思いました。
息子も「作曲の参考になった」と言ってました。
幼児の頃から、ときどき、作曲してるんです。
休憩の後、その「新世界より」を通常通り演奏されました。
演奏は素晴らしかったのですが、予習のCDが良すぎたかもしれません。
こちらを映像を見ずに、音声だけで聴いてみてください。
第2楽章は、お店の閉店時や帰宅の音楽に使われることが多いのですが、ベルリン・フィルの演奏を聴いていると、夜明け、朝、のイメージがしたのです。
実際、ドヴォルザークがアメリカ滞在中にどんな風景を思い浮かべて作曲したのかは分かりませんが、コンサートの演奏のイメージとわたしのイメージは違いました。
だけど、素晴らしい演奏会でした。
アンコールは、ドヴォルザークの「ユーモレスク」という、オールドヴォルザークプログラムで、最高でした。
ドヴォルザーク、いい!!
これ聴くと、めっちゃ上がる。
そして、メロディーがずっと頭に残って離れない。
ついつい鼻歌、歌っちゃう。
わたしが歌うと、息子もつられて歌う(笑)
ところで、トップの写真は、チェコのチェスキークロムロフを訪れた時に撮ったモノなのですが、美しすぎます。
こういう美しい風景を見て育った子どもたちは、きっと感性豊かになるんだろうなぁ。