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チェコのクリスマスの過ごし方★Part3ディナー編

2度にわたってチェコのクリスマスの習慣について書いてきましたが、今回で最後です。

今回はクリスマスディナーについてです。



チェコでは、クリスマスディナーは必ず12月24日のイブに家族で集まって食べます。

24日は仕事も学校もあるらしいのですが、ディナーの時間にはみんな集まるそうです。

そして、25日と26日は祝日。

ゆっくりクリスマスイブを楽しむことができますね。


ところで、チェコの人たちはクリスマスディナーに何を食べると思いますか?

チキン?

七面鳥?

いえいえ。

初めて聞いた時はびっくりしました。

なんと。

これ!

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鯉!

えっ?

鯉?

そんなもん食べるの?

わたしの反応はそんなんでした。

だって、鯉って臭いって聞くし。

美味しくなさそう。

いや、食べたことないけど。


ってことで、夫が来日して初めてのクリスマスの時。

あれは、12年前かな。

食用の鯉を売ってるところを探して取り寄せました。

大分県の日田市にありました。

意外にも身近なところで養殖されていることを知りました。

チェコでは、その鯉をフライにして、ポテトサラダと一緒に食べるのが、クリスマスの習慣らしいです。

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フライにすると臭みは気になりませんでした。

でも、細い骨が多くて食べにくかったです。

チェコでは普段魚を滅多に食べず、クリスマスの時だけ骨付きの魚を食べるもんだから、毎年、クリスマスに骨を喉に詰まらせて病院を訪れる人が増えるのだそうです。

日本の餅みたい。


鯉をフライにした後、余った骨がもったいないからと、スープにしてみたら。。。

なんとまあ!その臭いこと!

泥水食べているようでした。

もったいないので、にんにくやらしょうがやらネギやら匂いの強いものをぶち込んで、臭みを消してみました。

が、美味しくはなかったです。

海の新鮮な魚を食べている我々からすると、耐えがたい臭みでした。


チェコでは、22日ごろから、鯉売りの出店が通りのあちこちに出現するらしいです。

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いや~。

この寒いのに、ごくろうさまだよ。

だいたい1kg500円程度だそうで、1匹およそ3kgあるらしいので、1500円くらいですね。

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意外と安いんですね。

夫のお父さんは鯉が好きではないらしいので、そういう人のために、クリスマスディナーにシュニッツェルも用意する家庭もあるそうです。

シュニッツェルは豚カツみたいなものね。

でもこれをポテトサラダと一緒に食べるんだよ。

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う~ん。

ご飯と豚カツソース欲しい。


今調べたのですが、シュニッツェルは豚肉だったり鶏肉だったりするのですが、ウィーンで食べるウィンナーシュニッツェルは仔牛肉を使っているのだそうです。

ウィンナーシュニッツェル美味しいよね。

でっかいけどね。

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なんか、ウィーンに行きたくなってきた。

はやくコロナ終わんないかな。


ということで、異国のクリスマス文化を味わえてもらえたでしょうか。

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