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#脚本家
#9 病院のベッドでリモート仕事をする環境作りと、入院ベッド周りの収納
ここまで連ねてきた数々のエピソードだが、『どう日常の自分を維持するか』
(特に精神的に)はかなり大きな課題と入院当初から感じた。
私は普段、ラジオのパーソナリティ、ナレーター、脚本家、演劇講師など
ちょっと特殊な職業を兼任している。
骨折で入院してるんだから、ゆっくりしなよ。と思われるかもしれないが病室の懲りない面々との関わりで、そもそも『ゆっくり』など出来る時間もなく、睡眠不足で眠剤をもらっても
#7 令和。坂本九さんに助けられた話し
【バイオハザードの世界】かと思わんばかりの、恐ろしくも衝撃的なあの夜のことを書こうと思う。
骨折し、手術した左足首はベッドに横たわり中も常に足を上げていないと、象のようにむくむ。
ジンジンと痛く、包帯の隙間から見える足の指は泥のような茶色。人間の色とは思えないゾンビ色になっていた。
パタパタと、見廻り看護師さんの足音が響く廊下。
消灯すぎ、23時になると、呻くようなような声が響き出した
#6病室のモーニングライブは突然に
■2020年2/3(月)入院11日目、深夜3時。
静まる病室の静寂を許さない人物がいた。眠らない街🍷銀座の女93歳ザギンだ。
(※カーテン奥の懲りない面々メンバー紹/ 参照)
🍷…トントントントン…トントントン…‼️**
ドンドンッッ どんどんッドッッドンッ**‼️
😨(え、え、何なに?えっ?えっっ?)
寝ぼけつつ音を辿るとザギン、机をどうも何か硬いもので叩いてるよう
#5 理学療法士の励ましは『あしたのジョー』
👨理学療法士「おはようございますううう❗️今日もねぇええ❗️
あーるーくっ練習しましょうねえええ‼️」
毎朝、理学療法士さんが来て歩行器で『立つ』『歩く』などの動作練習をする。
カーテン奥の懲りない面々は、私以外全員耳が遠いため、話す方も爆音量で話しかける。必然的に私にもカーテン越しにその会話が聞こえるのだ。
※実際にはカーテン奥で起こった事件のため見ていないが、きっとこのケチャップが壮絶なこ
#4 骨折・カーテン奥の懲りない面々/メンバー紹介!
そんなわけで入院生活が幕を切った訳だが、運ばれ手術したこの病院の患者は高齢者が多く、その為、認知症の患者さんも多い。私が日々奮闘してるのは、大部屋で一緒になった【カーテン奥の懲りない面々】だ。
術後、大部屋に移動したがほとんどが認知症の方で
初日に開口一番、看護師さんが
「あー…西村さん、このお部屋来ちゃったかー…」
この病院の中で1番のラスボスたちが集まる最強軍団の部屋らしい。
え…
#2 骨折=“かっこ悪い大人代表”の烙印
■2020/1/22(水)
・20:00
(どうか骨折でありませんように…脱臼でありますように…)
😭神よ…!我の祈りを聞き届けたまえ…骨折は回避させてくだせえ……!
苦痛に歪みつつ、全エネルギーをかけて天に祈った。
(脱臼でありさえすれば、まだなんとかなる…)
けれど、左足首は力が入らない。「え?どうしたの?」地面慌てて横たわるも、周囲にはただ、ちょっとよろけた、くらいにしか見
#1 たぶん世界一安全なスポーツで骨折をした
■2020年1/22(水)
「なんかな〜…」年末から年始にかけて昨今の『働き方改革』の波は、私のようなフリーランスには時間を持て余す地味な日々で、こんなため息のような独り言を12月末から繰り返していた。
iPhoneのメモ機能にちょっとした『やりたい事、目標』を書き連ね、起床と共に目を通す。そうすることで、モチベーションを維持し、次の仕事に向けたイメトレをする。この日の朝もそこに目を通したことで