#3 悲しみの診断→左足首/脛骨・腓骨骨折
■2020/1/22(水)
・20:35 救急隊とモルック説明合戦
救急車の車内では救急隊員に
『いつ』『どこで』
『なんで怪我したか』『倒れた時の状況』
『頭を打っていないか』
などが丁寧に聞かれる。
😱私「あの公園で、モルック、というスポーツをやっていて」
🚑救急隊「…モルック⁉︎」
😱私「フィンランドのぉ〜スポーツで…」
🚑救急隊「フィンランド⁉︎ ??」
😱私「そのスポーツを取材してたんですけど」
🚑「取材…?」
😱(そりゃそうだ、全部意味わかんないよね…)
※救急隊員に、モルックの説明をしているところ
🚑「で、それはそんなに危険なスポーツなんですか?」
😱「…子どもからお年寄りまで幅広く楽しめる、とても簡単なゲーム感覚のスポーツです(たぶん)」
🚑「……。」
微妙な間。
私も10分しかやってない情報量で、ひたすらモルックの情報を捻り出すも、
真髄は何もわからない…。
😭「フィンランドのぉ〜モルックをゔぉゔぉゔぉ〜。」
搬送先に到着するまで、左足首の痛みに震えながら
モルックの説明合戦をひたすら続ける…
運び込まれた病院はかなり小さく、第一段階で見てもらう部屋が
『診療室の隣の空き空間』な雑多な雰囲気だった。
控室代わりかと思ったら(ここで診るんかーい!)だった。
※ちなみに、やたらとこの緊急事態にこのような写真が残されているのは
職業病なのかスタッフたちが『後から何かに使うかもしれない』という憶測で
記録していたからだ。
・21:00 救急病院到着→診断は…**
**
👨⚕️医師(救急隊員からの引き継ぎ書を見ながら)
「どうしてやっちゃったの〜?」
😭(はい、ここでまたモルックの説明キター!)
「公園でモルックという、フィンランドのスポーツをやっていた所…」
👨⚕️「も、ルック?」
😭「はい、モルックっていうスポーツです。ボウリングのような姿勢で木の棒を投げたんですが、そのときグギってなって…」
モルックがお年寄りから子どもにまで、いかに簡単で危険のないスポーツかを説明する。そんな危険のない、朗らかなスポーツでこの大惨事を独り相撲で行なっている私。
ここで追い討ちをかけて、脱臼であって欲しい願いは叶わなかった。
👨⚕️「…まずは、レントゲン撮りましょうかね」
レントゲン室に運ばれる。
少しでも左足首を動かすと、体内でグギ、グギッと
左足首の数カ所が不安定に動いているのがわかるくらいとても気持ち悪い。
このまま、足首がコロッと何処かに行っちゃうんじゃないか。
その位の不安定さなのだ。
😭「ぅえあああああ!コワイ痛いィイイイ!」💦
痛みで足の角度が変えられない。女性は痛みに強い、なんて言われるけど
私は全く真逆、怖がり、痛がり。そして声もでかい。
😭「ッヒ! 無理、先生、その角度、無理〜ィ〜ィ」💦
レントゲンは角度を変えて撮影したかった様子だが
あまりに私が騒ぐのでCTを撮ることとなった。
痛みが強く、座薬で痛み止めを入れる。
看護師さんが服を脱がせてくれる。
(この服を朝、選んで着るとき、まさか夜に看護師さんにこの状況で脱がせてもらうことになるとは… 時よ、戻りたまえ…)
😭「えっえっぐ… 」
👨⚕️「骨折だね〜 入院だね〜」
😭「骨折ううう…入院んん…ヤバイ感じのおお、骨折ですかあ?えっぐ…😭 」
👨⚕️「超ヤバイって訳ほどじゃないけど、まあまあヤバイ骨折だね〜…」
😭(まあまあヤバイって、どの位ィィィィィィ)
骨折だ、しかもどうやら、パキッと一本いった、という話じゃないらしい。
悲しみと痛みで、ここまでで記憶はフェードアウト。
その『まあまあヤバイ』診断は… <左足首/脛骨骨折・腓骨骨折>しかも三箇所…
さあ、ここから入院生活のスタートだ…。
そしてこの時にはまだ、『カーテン奥の懲りない面々』とのトンデモナイ出会いが
待ち受けているとは知る由もなかったのである。
To Be Continued➡️
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