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アダルトチルドレン 癒しと回復のためのセルフスタディキットをやってみて ①自分を癒すために必要なこと
こんにちわ!ばやしです!
私の生きづらさの中に
愛着や機能不全家族というものは切り離すことができません。
自分の課題認識と克服のため、
西尾和美さんの「アダルトチルドレン 癒しと回復のためのセルフスタディキット」を購入し、ワークを実際に取り組んでみました。
分厚い書籍になるので何回かに分けて、更新していきたいと思います。
自分を癒すために必要なこと
アダルトチルドレンを癒すために必要なこととして
1.周囲の安全性の確保
2.自分の抱えている問題の認識
3.トラウマの表現
4.トラウマの再現
5.トラウマのやり直し
6.アファメーション
7.自分の考え、思考、行動、感情を健全なものにする
8.健全な人間関係を作る
9.スピリチュアルに触れる
といったものがあります。
癒しに向けて自己理解を深め、ワークを取り組んでいきます。
安全の確保
現在の身体、環境、人間関係の安全性が取れているか確認し、その問題を解決する必要があります。危険な状態であれば、そちらの解決を優先することが必要です。
例えば現在進行中でDVを受けている、生活費がなく生活に困窮しているなど。
本書を見るとチェック項目が15項目あるのですが、
私の場合は、過去の囚われがあり精神面でしんどいと感じています。
ワーク
下記のことについてを、自分の考えを整理します。
・過去に安全だと感じた場所は?
大阪の愛着カウンセリングを受けた時 共感してくれるから
攻撃しない人と一緒にいる時 認められた時
・安全と感じた時、どんなことを感じたか?
充実した気持ち
ありのままでいいという気持ち
否定されない
何を発言しても良い
認められている時
・自分の思い描く、安全な環境はどのようなものか?
自分を認めてもらえること
否定されないこと
・安全性の確保のするため今日から始めれることは?
ポジティブなことを考える
アファメーションをする
・安全性に問題がある項目とは?解決策は?
人が怖い 、人が信用できない
→自己肯定感を高める
過剰に気を遣ってしまう
→自己肯定感を高める
ギャンブルをしてしまう
→依存をしてしまう癖を治す
自己スキルを上げる
自分の抱えている問題の認識
自分がアダルトチルドレンかについて、認識する必要があります。
アダルトチルドレンとは、家族の中で、身体的、性的、精神的なダメージを受けて育ち、大人になった今でも心に傷を抱えている人たちのことをいいます。
背景として、不幸にも機能不全家族で育ち、ここで身につけた思考、感情、行動、人間関係にまだに悪影響を与えてしまっているため、そこから回復、成長しようとしている人たちの、自己意識の高さを示す言葉と言えます。
自分の状態、問題を明確することで癒しを始める事ができます。
本書のチェックリストを用いて、アダルトチルドレンのチェックと共依存のチェックをしました。
アダルトチルドレンのチェックは40項目中10項目以上あるとアダルトチルドレンである可能性が高いと考えられる中、
私はなんと33項目もありかなりのアダルトチルドレンであることがわかりました。
共依存のチェックは、16項目中13項目該当しました。
改めて根深い問題だと再認識しました・・・。
ワーク 自分に期待をかける
アダルトチルドレンのチェックリストで現在の状態を把握しました。
該当したアダルトチルドレン33項目、共依存13項目について将来自分がどういう変化をしていきたいか、考えました。
・物事を最後までやり遂げられない
継続し続けるよう努力する。
(やり遂げられないとACの因果関係は、なぜだろう?)
・自分に自信がない、自分はダメだと思う
ありのままの自分を受け入れられるようになる。
・自分を過酷な批判をする
自分を認めてあげる、許す。
・生きていることに価値がない
母親のしつけ・養育で洗脳された考えや人の概念にとらわれず、自分の本当にやりたいことを見つける、人を気にしすぎることを止める。世間体を考えない。
・人生を楽しむのが下手
人を気にしすぎる、自分を出してはならないと考えている癖を止める。
・他人と親密な人間関係が持てない
人はどうせ裏切るという考えを止める。
・白黒思考、バランスが取れない
完璧主義を捨てる、しょうがない、妥協を知る。
・反射的に反応する、または無反応
不意に肩を叩かれするとたり過剰にびっくりしたり、集中すると人の話が入ってこなかったりする。克服方法はわからない。
・必要なくても嘘をつき誤魔化す、しょうもない嘘をつく
めんどくさいことを避けたいという気持ちから、いい風、完璧と思われたいので嘘をついてしまう。ありのまま素直になる。
・必要以上に忠実
過剰になってしまうので、ほどほどに付き合う。
・相手に依存してしまう。自分の判断が自信がなく周りに同意を求めてしまう
自分を信じれるようになる。
周りに合わせて優先してしまうため、自分自身の考え方を大事にする。
NOと言えるようになる。
相手を理解した上で、自分の意見を伝えられるようになる。
・何が正常で、何が異常かわからない
自分自身に判断基準がないので、正しい人間関係を構築するために基準を作る。
・他人からの褒め言葉を受け入れにくい
他者の評価を本心で受け入れられない、満足心が足りない、相手がお世辞じゃないかと疑ってしまう。素直に受け入れる気持ちを思う。
・他人の助けを求めるのが下手
相談の仕方を学ぶ、人間関係・コミュニケーションを再度学び、相談できるようになる。
・他人と違い居場所がなく、孤独に感じる
人を避けてしまう癖があるため居場所がないと感じる。自分自身を愛し、安心安全を確保する努力をする。
・自分でコントロールできない状態が起こるとパニックを起こす
会議、朝礼、権威性、女性、歳上など緊張してしまう。過去の出来事を整理して、考え方を上書き保存し、思い込みによるトラウマを再発しないよう安全な場であると理解し、緊張しないようになる。
・他人に認められたいという気持ち
人から評価されたいと思う気持ちが強い、ありのままの自分でいいと理解し、他人を気にしないようになる。
・生真面目で他人の言うとおりにする
自分の主体性を持つ、他人を気にしないようにする。
・衝動的に行動する
一旦落ち着いて冷静に判断する。
・常に恐れる
見えない不安がある、安心安全でいるようにし恐怖を消す。
・他人の目が気になる。被害妄想を持ちやすい
人の軸に囚われやすい。人を気にしないで自分主体で生きれるようになる。
・完璧でないと許せない
100 0 思考を止める。グレーを許容できるようになる。
・顔や体に表情がない
感情表現が苦手であり、もっと人間的に表現できるようになる。
・変化に対して恐怖が大きい
適応性が低く、柔軟性弱い、苦手を苦手として受け入れる。
・抑うつに陥りやすい
ポジティブに考えられるようになる。
・感情に鈍化し、体から出るメッセージに気がつかない
自分を最優先に考え、もっと自分を大事にする。
敏感になる。
・権威者に過剰に萎縮する
過去のトラウマ記憶を塗り替える。萎縮しないようになる。
・記憶力が鈍ったり、嫌な記憶に悩まされる
物事をポジティブに考えられるようになる。
・コミュニケーションの技術に乏しい
自分を好きになり、人を信用できるようになり、人を好きになる。
・自分は一体誰なのか、人生の意味がわからず、自己を確立していない
自分を好きになる。不安をなくす、生きる目的を見つける。
同じ苦しみを背負ってしまった人を助けたい。親から虐待を受けて、同じ苦しみを背負わないように抑止力になりたい。
・対人恐怖があり、引きこもりがち
自分に自信がないため、自信を持つ。武器を持つ。
・共依存的な行動をとりやすい
他人と自分をしっかり分けて考える。
共依存のチェック
・自己犠牲をして相手を助けたり、世話をしようとする
急な仕事でも、自分都合より認められたいと思い優先してしまう。自分を認めてくれる人に対して過剰に費やしてしまう。自分都合をもっと大切に考える。
・相手の行動 感情 考え方 状態 結果を変えようとする
上下の思考、立場の弱い相手を支配、マウント、コントロールしようとする癖があるため、相手を尊重するようになる。
・依存心が強い。自分一人でやっていける自信がない、見捨てられ不安がある
会社員でなければならない、個人で生きるのは無理だという親からのマインドコントロールがあるため、脱却したい。同僚、知人の中でもどうせ裏切られるという気持ちが強いので、不安をなくしたい。
・特定の相手で頭がいっぱいになる
高圧的なタイプにマウントを取られると、そう言う思考になりやすいため、ならないように回避する方法を得る。
・自分は大したことない、嫌なことは見てみぬふり、表面上何もないように振る舞う
周りに心配かけないように繕う。自己肯定感が低いため価値はないと思う。嫌なことは避けようとしたり、流して解決しようとしない。
・相手との境界線がしっかりしない、相手が落ち込んでいると落ち込みやすく、他人の問題にのめり込んだりする
どこからどこまでが相手が悪いか、自分が悪いのか、判断ができない。相手の問題に深く介入してしまうこともある。他者の課題として割り切る。
・罪の意識にとらわれやすく、相手の問題を自分のせいだと思い込んでしまう
まさにそのとおりで、少しでも関与すると自分のせいだと自責の念が強くなってしまう。他者の課題として割り切る。
・過去の人間関係から間違いを学ぶことができず、繰り返す
行動パターンが回避的で、繰り返してしまう。自己肯定感を上げて、行動を変えていきたい。
・自分の周りに害があるのに、波風を立てぬように、問題を明らかにしない
その場が収まれば、そのまま問題を上げずに現状維持で考えてしまう。人に迷惑をかけたくないと言う考えがあり、周りのことよりも、自分の素直な気持ちを大事にしたい。
・こうあるべきだという社会の通念、こうなるはずだという気持ちに囚われやすい
ルール・決め事を遵守すべきだと考える。答えを決めてしまいがちである。100 0 思考を柔軟に考えられるようになる。
・ノーが言えず、なんでも引き受けてしまい、うらみがつもる
相手に評価されたいと思いがちで、ノーはノーとはっきり言えようになる。
・責任感が強すぎてなんでもがむしゃらにしようとする
一人でなんとかやりきろうと努力して、パンクしてしまうので、SOSを言えるようになる。
まとめ
アダルトチルドレンについて、まず自分自身が自覚がなければ問題に向き合うことができず、癒しが始まりません。
ここで問題を認識して、自分が将来どう変化をしていきたいか、自分の中でしっかりと決意表明をすることが重要になります。
引き続き、次回ワークを続けていきます。