読書雑記/2023.0911~0917
9月2週目
ただ今3週目ですがちっとも涼しくなりません読書の秋は遠い
アナログの読書ノートから購入した書籍を記載
記憶から消え去る前に読んだ本たちをてきとうに振り返り
※(電書)=電子書籍
※(古)=古本
※(同)=同人誌
※(私)=私家版
※太字=読み終わり
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【購入本】
《9/13》
・舞妓さんちのまかないさん 24(電書)/小山愛子
・自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う(電書)/昼熊
・自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う 2(電書)/昼熊
《9/14》
・虚無レシピ/リュウジ
・本の雑誌 10月号
・ある刑事の冒険談(同)/ウォーターズ
・二重の影(同)/森下雨村
《9/17》
・最後の三角形 ジェフリー・フォード短篇傑作選/ジェフリー・フォード
・言葉人形 ジェフリー・フォード短篇傑作選/ジェフリー・フォード
・ダブリナーズ/ジェイムズ・ジョイス
・雫町ジュークボックス/杉村修
・幻想とクトゥルフの雫/杉村修
・クトゥルフと夢の国/杉村修
・貼りまわれ!こいぬ 4巻/うかうか
・貼りまわれ!こいぬ 新装版 1巻/うかうか
・コナン・ドイル ショートセレクション 名探偵ホームズ 踊る人形/アーサー・コナン・ドイル+千葉茂樹訳+ヨシタケシンスケ絵
・虚ろなる十月の夜に/ロジャー・ゼラズニイ
【借りた本】
・オルタネート/加藤シゲアキ
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●『オルタネート』
気になっていたけど青春小説ということで手が出ずぐずぐずしてたら同居人の同僚さんが借してくれたありがとう
高校生のみ登録可能なマッチングSNSアプリ『オルタネート』を主軸に展開する青春群像劇
と書くと高校生の恋愛物と思われがちだけど(自分もそう思ってた)その要素も含めてまだ未完成な彼らの葛藤と希望の日々が描かれる
まず高校生たちなのに主人公の言葉が荒くなくて読みやすかった
(これは結構重要で汚い言葉ばかりだと疲れてしまって読めないので
前半ちょっとタルくてあまり進まなかったのだが中盤を過ぎた頃には夢中になって結局明け方まで読んでしまった
アイドル作家ということに偏見は無いつもりだったけどやはりどこか色眼鏡で見ていた自分が情けない
終盤のワンポーション(料理バトルTV番組)&文化祭のバント演奏&恋愛未満の行く末が並行して書かれる盛り上がりが良い
3人の物語はそれぞれ別に進むのにこの収束具合そして交わるようで交わらない終わり方も良い
順調に とはいかなくても各々の道を歩き出す最後はそこを通ってきた者にも切なさと懐かしさを感じさせてくれた(書いてて恥ずかしい///
個人的には序盤の生物学教師の猫の話が好き
既刊チェベローズ~がミステリ仕立てらしいのでまた読んでみたい
●『舞妓さんちのまかないさん』24巻
前巻に引き続き市のおかあさんことあずささんと百子さん姐さんのお話
わかり合えて良かったなぁほんまに・・・(涙
いやまぁ百子さん姐さんがめっちゃワガママではあるんだけど屋形のおかあさんには全く向いてないのと芸に関しては天才なのでもったいないってのもあるので周りもよくわかってるからこそあずささんはそれを守りたくておかあさんを継いだんだよねわかってやってよ百子さん(大人なんだから
すみれとキヨちゃんのことに関しては聡いのになぁみんな自分のことだと感情が先になって見えなくなるんだろうな
次巻は健太が奮闘する?のかな楽しみ
●『自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮をさまよう』1~2巻
ラノベなのはこのタイトルからお判りでしょうが
一風変わったこの転生モノ
現在アニメが放映中(今週が最終回
最初は「自販機?いやいやふざけんなよいい加減転生モノのネタも尽きてきたんじゃねwww」とか笑ってたんだけどね
とりあえず同居人の後ろで一緒にアニメ観てみたら
いやぁめっちゃ男前やんハッコン!(自販機に転生した主人公が最初に出会った怪力ヒロイン・ラッミスちゃんに付けてもらった名前)惚れたわ!ってなって原作読みたくなって新装版出たタイミングで電書セール来たGJ
まぁでも異世界物ラノベなので過度な期待はし・・・なかったのにアニメそのままの男前でした!いいぞ!
しかし自販機だから何でも出せてチートじゃね?とか思ったら大間違い
・話せる言葉は自販機の定型文のみ(字幕を流せば日本語なので通じない
ex:「いらっしゃいませ」「あたりがでたらもういっぽん」「ざんねん」等
・異世界でも買い物をしてもらって貯めたコインをポイント変換
・そのポイントで機能追加や仕入れを行う
・商品は生前買ったことがあるものに限る(ので強力な武器などは出せない
・500kgくらいあるので当然自分では移動できない
・なんとペットボトルやプラスチック容器ゴミは消せるエコ仕様
等々かなりの縛りがある中で異世界人たちとコンタクトを取る方法を考えるのがめちゃめちゃおもしろい
まぁラッミスちゃんとヒュールミ(ラッミスの幼馴染で研究者)が察し良過ぎてハッコンの言わんとしてることをほとんど通訳してくれるから成り立ってる感じもしないでもないが笑(実際他の住民たちにはなかなかわかってもらえず苦労する場面も
移動時の運搬は怪力少女ラッミスちゃんなんだけどこの自販機を背負って戦闘すると力の制御になってちょうど良いというご都合設定なので2人はもう一心同体さ(キラーン★
って感じで超楽しみながら文庫2冊2時間くらいであっという間に読み終わった(電書なのでさらに早い
やっぱりアニメより細部や心理描写が書き込まれてるし地の文も基本ハッコンのモノローグで進むし言葉も文章も丁寧で読みやすかった
原作小説読んで良かったな
アニメは9月末で終わるけど原作は12月に新装版3巻が出るみたいなので今から楽しみ
※アニメのハッコンの声は福山くんなのだが自販機音声が素晴らしくてウチでは前述の定型文セリフで話すのが流行ってます笑
●『虚無レシピ』
リョウジお兄さんの虚無顔だいすき
もちろんいつものキリッとにこやかイケメンもすきだけど泥酔しながら(とてもあぶないのでよいこのみんなはマネしちゃダメ!)くたくたになって料理してるのめっちゃすき
虚無レシピはめちゃくちゃ疲れてて(疲れてなくても)やる気が失せてるときにどれだけ手を抜いて楽に美味しいものが食べられるかって視点で作られてるのもすき
ジェフリー・フォードずっと買おうと思ってたんだけど言葉人形が店頭に置いてなかったので新刊の~三角形と一緒にポチッた
フォードの日本語訳はあまり数がないので確保しておきたい
大事にゆっくり読もう
ダブリナーズむかーーーし図書館で読んだ記憶あるけど内容覚えてないので買った(ジョイスは難解でな・・・
杉村氏の幻想3作はクトゥルフ絡みで前に知ったのだけど岩手の小出版でこちらにはなかなか入荷しないのでポチ
クトゥルフといってもそれっぽい単語と雰囲気でグログロした怪物話ではなくほんのり風味の幻想小説
~踊る人形はヨシタケシンスケ氏装画・挿絵の児童書(あの暗号もヨシタケ氏が描いたそうな
2人がかわいいおっちゃんでかわいい(重複
来月には瀕死の探偵も出るので楽しみ
虚ろなる~実はコレ3冊目で2年に1度くらいの頻度で買ってる(どんだけ
森瀬先生訳なのでとうぜんクトゥルフ物ですが犬の視点から見た日記風になってておもしろいの
ホームズやドラキュラ伯爵・フランケンシュタイン博士・切り裂きジャック・魔女とオンパレードで展開するこの【儀式】ちょっと聖杯戦争みたいでワクワクするね!いや犬も参加者だからjojoのイギーちゃんかな?
ですがもうさすがに買うの止めとこか自分
こいぬちゃんは義務なので(今巻もシール貼りまくってます
新装版1巻は旧版も持ってるけど買うの
しかしなぜ新装版が出たのかもわからず
判型もデザインもそんなに変わらないと思うんだけど(色が変わった
ちょっと忙しかったのでサクッと読めるラノベやマンガに逃げててあまりミステリ系読めてない
秋の夜長に読書を楽しみたいけど眠るのにもひと苦労のこの暑さじゃねぇ
読書週間ももうすぐだし早く時間を忘れて読み耽るのに最適な季節になってほしい
しかし画像を横に並べたいな やり方あるのかな(なさそう